①12月1日9時の天気図 気象庁HPより引用
②12月1日9時の本州付近上空200hpa(およそ11980m付近)の気圧高度と風向風速分布図(12月1日9時気象庁発表AUPA20図を加工したもの) 日本気象予報士会HPより引用
今日から師走。激動の2009年もあと1ヶ月となりました。
が、天気図上は、引用図①より、どこが師走だよ!と言いたくなるような気圧配置ですね。冬の象徴である、西高東低の気圧配置ではなく、冬将軍は何処行ったの?と言う感じです。
引用図①より、地表付近は、等圧線が混んでいる箇所は少なく、本州付近では、比較的穏やかな天気(南海上は別として)と思われますが、本州付近の上空に目を向けると、上空5500m付近より上側では、西から西南西風で50ノット以上、300hpa付近(およそ上空9000m)~200hpa(およそ上空11980m)付近では、特に風速が帯状に強まり、おおむね140ノット以上、一部では200ノット(風速に換算すると、およそ110m以上)となっています。
これは、ジェット気流と呼ばれるもので、通常、冬季には、本州の南海上に南下するもの。本州上空にジェット気流が走っていることは、およそ冬には似つかわしくない。と言えます。
本州上空にジェット気流が走っていると
◆高気圧や低気圧の移動が早いが、関東以西の本州南岸沿いの地域から見ると、高気圧が北に偏りやすい。本州の南海上に前線が停滞しやすい。
と言った傾向があります。
私自身、冬は冬らしい寒々しいほうが好きなのですが、そんな陽気は、はたして、いつになることやら。
さて、私は、今日、東京のカエデとイチョウの標本木を見てきました。
◇カエデ(気象庁敷地内)
◇イチョウ(気象庁すぐそばの内堀通り沿いの公園内、和気清麻呂像のある近く)
東京では カエデの紅葉日が11月26日 イチョウの黄葉日が11月30日(ちょっと変則的ですね)となりましたが、丁度、現在が一番の見頃といった感じですね。