浜松でライブを聴きに行った。このメンバーではあり得ない小スペースでの開催。こういうあり得ないコンサートへ行けるとは……とても有難うございます。と同時に、たとえば新宿PIT INNの20thのようにあり得ない出演メンバーのライブに“空席がある”ということが起きるのか……もったいない。(流行語のつもりとかないです)
しかし今回はさすがに、可動椅子を駆使して、予定よりも増席の状況。逆に言うと、最前列が押し出されて、もともと「教壇」程度の高低差もないフラットなステージに、客席が隣接するかたちになった。
その最前列はポンタさんのどまえ。
左手にあおぎみるTOKUさん。
その奥にウッドベース(持ち替えあり)佐藤ハチ恭彦さん、
左手にG・荻原亮さんのお二人は、ポンタさんの新しいトリオ。
と、以上がこれが「きんちょー」のライブ鑑賞、事前情報。
シンプルで洗練されたPA。ドラムの背後には2本のコンデンサーマイク、バスドラに差した1本。全体がバランスよくきこえる状態で、演奏開始。しかしここまで近いと、コツ、っと打つか打たないかまでその呼吸も、ジャズマン同士のテレパシーもきっかけも気持ちも、とにかくやりとりされている通信すべて、何もかもが傍受できてしまう。
こうなるときいて楽しめる親バカ母は脳天気もさることながら、もはや分解能の低さを露呈しているだけ。何が起こっているかのほぼ全情報があるわけなので、すごさの感受も分解能次第。
と、ここでヒビキにハプニングだ。このあまりに緊張に緊張に緊張に堪えていたヒビキ、最後の防衛策として……ばたん。眠っちゃったのだ。
「さっきからどうするかな、と思ってたんだけど、ねちゃいました」
とTOKUさん。
「こらーッ! おきろこぞう」
とポンタさん。
「でもさ、眠っちゃうっていうのはさ、俺たちの音がいいってことだよな」
ねちゃって申し訳ないのですが、それは、全くおっしゃるとおりです。手を伸ばせば届くというより、手で届くという距離感にいて、まったくのけぞりたいということがないのはいったいどういう音構造になっているのか、待ちの後のドラムソロで、ポンタさんが雷のように叩いていても、こちらの耳が閉じようという気になることは全くなし。フリューゲルホルンだって、近くで聴いたらふつう少しはうるさいと思うだろう、って思いませんか?
さて前半は、他のジャンルの有名な曲を料理する趣向で「I can't tell you why」「奥様は魔女のテーマ」など、幅広い客層にも応える選曲だった(ヒビキは3曲目で気絶)。休憩時間に蘇って、後半はヒビキ、たっぷり聴けたようだ。(でも後半は、ジャズの即興的な部分を追求するやや難しい内容だったのだよ)
このようなライブ鑑賞に際し、オトナとしては「すごかった」と言って流すのだろうが、とにかく無尽蔵のリソースそのまま、もってけドロボー状態。よく小澤征爾氏が青少年のためのイベントを企画されるが、何をやるかで頂点を極めると、それが誰にどれだけ伝えられるかに力点が移るのかも。なんでももってけ状態という共通点で、つい思い出してしまった。
どうするんだよ、この無尽蔵な中身。その場に居た人がみんな食べちゃいました。みんな幸せになりましたとさ、と同時に、それが老い先長くコドモだったりすると、人生に何らかの影響を与えずにはおかないのである。
そこでライブの後、勇気を出して、ポンタさんに逢いに。ポンタさん、写真も一緒にとってくれたよ! ヒビキ、すごい緊張のおももち!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c8/a0ae0f3fa45f090ac2761707ea6bba79.jpg)
じゃーん、これがチケットだ。(プラレールも一緒に映ってるけど)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/32/6d0572fa895e0a14e29d809c59d176ac.jpg)
※その後サーチをかけてみたら、このライブについてブログにあげている方が結構いらっしゃたので、トラバかけさせていただきました。Thank you for visiting usです。
しかし今回はさすがに、可動椅子を駆使して、予定よりも増席の状況。逆に言うと、最前列が押し出されて、もともと「教壇」程度の高低差もないフラットなステージに、客席が隣接するかたちになった。
その最前列はポンタさんのどまえ。
左手にあおぎみるTOKUさん。
その奥にウッドベース(持ち替えあり)佐藤ハチ恭彦さん、
左手にG・荻原亮さんのお二人は、ポンタさんの新しいトリオ。
と、以上がこれが「きんちょー」のライブ鑑賞、事前情報。
シンプルで洗練されたPA。ドラムの背後には2本のコンデンサーマイク、バスドラに差した1本。全体がバランスよくきこえる状態で、演奏開始。しかしここまで近いと、コツ、っと打つか打たないかまでその呼吸も、ジャズマン同士のテレパシーもきっかけも気持ちも、とにかくやりとりされている通信すべて、何もかもが傍受できてしまう。
こうなるときいて楽しめる親バカ母は脳天気もさることながら、もはや分解能の低さを露呈しているだけ。何が起こっているかのほぼ全情報があるわけなので、すごさの感受も分解能次第。
と、ここでヒビキにハプニングだ。このあまりに緊張に緊張に緊張に堪えていたヒビキ、最後の防衛策として……ばたん。眠っちゃったのだ。
「さっきからどうするかな、と思ってたんだけど、ねちゃいました」
とTOKUさん。
「こらーッ! おきろこぞう」
とポンタさん。
「でもさ、眠っちゃうっていうのはさ、俺たちの音がいいってことだよな」
ねちゃって申し訳ないのですが、それは、全くおっしゃるとおりです。手を伸ばせば届くというより、手で届くという距離感にいて、まったくのけぞりたいということがないのはいったいどういう音構造になっているのか、待ちの後のドラムソロで、ポンタさんが雷のように叩いていても、こちらの耳が閉じようという気になることは全くなし。フリューゲルホルンだって、近くで聴いたらふつう少しはうるさいと思うだろう、って思いませんか?
さて前半は、他のジャンルの有名な曲を料理する趣向で「I can't tell you why」「奥様は魔女のテーマ」など、幅広い客層にも応える選曲だった(ヒビキは3曲目で気絶)。休憩時間に蘇って、後半はヒビキ、たっぷり聴けたようだ。(でも後半は、ジャズの即興的な部分を追求するやや難しい内容だったのだよ)
このようなライブ鑑賞に際し、オトナとしては「すごかった」と言って流すのだろうが、とにかく無尽蔵のリソースそのまま、もってけドロボー状態。よく小澤征爾氏が青少年のためのイベントを企画されるが、何をやるかで頂点を極めると、それが誰にどれだけ伝えられるかに力点が移るのかも。なんでももってけ状態という共通点で、つい思い出してしまった。
どうするんだよ、この無尽蔵な中身。その場に居た人がみんな食べちゃいました。みんな幸せになりましたとさ、と同時に、それが老い先長くコドモだったりすると、人生に何らかの影響を与えずにはおかないのである。
そこでライブの後、勇気を出して、ポンタさんに逢いに。ポンタさん、写真も一緒にとってくれたよ! ヒビキ、すごい緊張のおももち!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c8/a0ae0f3fa45f090ac2761707ea6bba79.jpg)
じゃーん、これがチケットだ。(プラレールも一緒に映ってるけど)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/32/6d0572fa895e0a14e29d809c59d176ac.jpg)
※その後サーチをかけてみたら、このライブについてブログにあげている方が結構いらっしゃたので、トラバかけさせていただきました。Thank you for visiting usです。
それにしても、すごいいい写真!!家宝ですね、こりゃ。そして、ヒビキくんの将来が楽しみ~~!!小さいうちから、本物の生の音楽に触れて・・ココロや感性の栄養たっぷりだろうなぁ・・羨ましい!
僕もよっぽど子供を連れて行こうかと思いましたが、保育園児ではさすがに無理でした。
ポンタさん、飯田ではだいぶ荒れてましたが(笑)。
私は後ろの方で『すごーい!大物ね』なんて話しておりました
とってもかわいいヒビキ君。ポンタさんとのツーショット。良かったですね。
また、これはツアーなんですよね。
われわれは浜松でしたが、各ステージを聴かれたみなさんと後からまたこうして話していると、コーフンが舞い戻ります(笑)。
またきっとどこかでお会いできるかと。その機会を楽しみにしております。ではでは。