ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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セラミック、つまり陶器製のカセットテープがあったんです

2009年04月14日 17時41分17秒 | Photo&エッセイ
部屋の片付けの大敵は、本、写真、CD、ビデオ、そしてカセットだ。(ギター類はさておく、カメラは処分した。)

カセットの部は、比較的分別は簡単で、CDなどになっているものは不要なのだが、エアチェック類やバンドの練習テープ、そして自分でエディットしたものなどは、なかなか処分しがたい。というかカセットの場合は処分とはそのまま捨てることに他ならないのだが。

ずいぶん捨てましたよ。でも、高校時代によく聴いたバンドのラストワルツのカセットや、ジミヘンのワイト島のライブのカセットなどは、カセットならではの音質、あのローファイでミリッターが聴いているところが堪らない! ッて感じでなかなか捨てがたいのである。

昨日乃木坂のソニーの事務所にいったんだが、打ち合わせスペースにカセットテープが一面オブジェのように貼られている壁があって、かっこよかったな。ソニーのカセットあり、マクセルのカセットあり、TDKあり。いろんな時代のいろんな色のカセットがモダンアートのように張られている。ああ、これって、少年メリケンサックで使われた場所だなってのが、映画を見た人ならすぐに分かるはずだ。


さて、捨てがたいテープの話だが、カセットテープの末期、MDがそろそろ出てくる頃にあったのが、このPhotoにある、セラミック製のカセットテープである。陶器製なのよね。カセットのシャーシっていうか、カセットそのものが。だから重いです。持つとひんやり、ずっしり。

中のテープもいいものだったはずだ。

MDっていうのは所詮データだな、安いMOだな、って感じがするけど、カセットってのは素敵なことにオープンリールのコンパクトなものであって、データじゃないので、一つ一つ音が違うし、コンプっていうかリミッターの掛かり方も違う、いやー、俺はカセットのあの感じが好きだったな。ヨレヨレになった部分は、カセットを分解してテープをとりだし、ダメな部分をカットしてテープで繋ぐっていう、オープンリールばりの編集をしたこともあったっけ。深夜放送を機器ながら、受験勉強やっているっていう口実で、ただ夜更かししていただけの日々であった、高校時代である。

ちなみにこのカセットには、ジョージ・ハリスンの一回だけあった、ソロの東京ドームコンサートのCDを、友だちに録音してもらったものだと思う。このコンサートは、クラプトンのバンドにジョージがのっかってやったもので、本当に素晴らしかった想い出である。

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