昨日ブルーノートトーキョーで
エリザベス・テーラー追悼のコンサートを催した
菊地成孔さんのブログより。
総てのメッセージは音楽に託してありますので、改めて申し述べる事はありません。
とにかく我々は、いつもの通りの楽曲を、いつもの通りに演奏する事を心 がけました。
そのことが伝われば。と思います。
我々は王侯の身ではない。誇り高き市民なのです。
生活を可能な限り豊かに、変わりなく繰り返して行く、
こうした状況下での市民としての最大の努めは、そこにあります。
いつか来るこの日の為に、日々の暮らしが、精神的に、美的に、宗教的に、
科学的に、もうとっく に備えてある。
あらゆる事が、実は最初から備えになっている。
このことの豊かさが総ての市民に問われています。
どんなに窮しても、どこまでシリアスになっ てもエレガンスである事、
ユーモラスである事、キュートである事、セクシーである事、
勇敢である事、混迷の現代に於いて、響きと音色とリズムと歌詞以外 に、
ワタシに信ずる物があるのならば、そうした事だけです。
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