2017年9月19日 新宿ピットイン テーブルトップギターズ
才能あふれるギタリスト加藤一平氏が参加しているテーブルトップギターズは以前から興味を持っていた。
よく江古田でライブをやっているようだったが、なかなか行けずに残念に思っていたのだった。
2017/09/20に昼間のピットインでのライブがあると知り、行ってみた。
いつものピットインのステージでの演奏ではなく、 客席の真ん中にテーブルを置いてギターを寝かせ、四人でテーブルに置いたままのギターを鳴らすスタイルだった。ギターを抱えて弾く通常の演奏スタイルを放棄してテーブルにギターを置いた時点で演奏技術は効力を失う。重要なのはエフェクターの習熟度、いや肉体との親密度。そしてなにより音響的なデザインセンスとアンサンブルのセンスだけ
ノイズによるアンサンブルは、あるときは硬度の高いフリージャズにきこえるが、あるときはテクノにも、ミュージックコンクレートにも、そしてある時は単にノイズの集積にもきこえるのだが、ギターとエフェクターが生み出す轟音の中に、非常に大きな、波のようなセクシャルさ、官能が感じられる瞬間があった。また聞きに行きたいと思う。