なんとなく面白そうだから読んでみたら、
やっぱり面白かったのだった。
筋肉少女帯は、俺がしばらくプロでやっていたバンドのちょっと下の世代で、
プロデューサーも俺たちと同じく佐久間正英さんだったりして、
かなり、近いところにいたんだが、
当時ロックバンドで食う頃が、彼をして「ブータンで王様になるよりありえない滑稽なこと」
と書いてあって、そーだったのか。と思った。
俺たちは軽くスターになれると思っていたので、
ある意味彼の方が大人で現実的だったんだな。
ま、それが今の彼/我の違いになっているわけだが。
サブカルは、サブカルチャーではない、いわゆるひとつの日本の「さぶかる」だという話や、
好きでなくてはできないし、自分が好きな物やジャンルを知らしめたい、という
他利的な気持ちがなければできない、という話も納得だ。
ミュージシャン由来の「さぶかる」な人だと
タモリさんとか、デーモン木暮とか(彼とは同級生)、パラダイス山元さんとか、
ま、本当に音楽だけでなく、それ以上の才能を持っている人であって
(タモリは別、早稲田のダンモで司会が専門だった)
下手する後音楽の才能よりも、もっとすごいのではないか、と思うのだった。
大槻ケンジだって、小説がんがん書いてるし。多才だ。
あと面白かったのは、事務所が潰れる時の話や、
とりあえず、実家にいて「月15万」稼げれば何とかなる話とか。
ま、フリーでコピーライターやってる俺も
ほとんど同じようなモノだけどね。
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