ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

長岡へのひとり旅:小千谷へ

2018年03月21日 01時00分02秒 | Weblog
目が覚めて真っ先にカーテンを開けた。
「ふぅ~・・・すごいな」
小さく呟いた。

着替えを済ませ朝食を食べに行ったが、食べながら窓の外を見ても不安がつのってくる。
「列車は果たしてどうかな・・・」
予定している時刻に合わせ駅に着いたが、予想通り在来線には遅れが出ているとのことであった。


駅の二階から見た雪国の市街地。
自分の住んでいるところでは考えられない風景だった。

駅員さんに確認したところ、30分から40分ほどの遅れらしい。
思ったほどではなかったので安心しホームへと歩いた。


上越線のホームに向かう途中に暖房の効いた待合室があり、その中で多くの人たちが列車を待っていた。
「遅れがあるんだから何も慌てることはないか。俺もここで待っててもいいんだな」
そうも思ったのだが、何故か雪景色の駅のホームが見たくて仕方がなかった。


雪国の駅のホーム。
やはり絵になる風景だと思った。
ここに住む人たちや仕事で列車を利用する人たちからすれば「とんでもないことを言うな」とお叱りを頂きそうだが、つい寒さを忘れて見入ってしまう風景だった。


この列車は自分が利用する予定のものではないが、これもまた見入ってしまうものだった。

寒い・・・当たり前だが確かに寒い。
待合室に戻ろうとも思ったが、30分程度だったらどうってことはない。
ホームにある椅子はすべて濡れてしまっていたため座ることはやめ、ずっと立ったままで遅れている列車を待った。

やっと案内のアナウンスがあり列車がホームに入ってきた。
たった一泊の長岡だったが充実した歴史探訪のひとり旅をさせてもらった。
小千谷まではそう長い時間乗車することはないのだが、車窓から見た空の色は徐々に変わってきていた。
そして小千谷に着く頃には雪は止み、僅かながら青空が覗いていることに気付いた。


小千谷駅前から見た空。

ここからバスに乗り目的地近くまで行く。
「慈眼寺」に行くのは何年振りのことだろうか。