憩いの森

安らぎと憩いを求めて!

90歳になる母の生涯映像作品を制作中だが・・・

2012-05-28 22:38:00 | 写真・ビデオ
ビデオ研究を趣味として始めて4年の月日が過ぎた。現在はSONY製のビデオカメラやビデオ編集ソフトを利用し使い回しには慣れてきたが、肝心の作品を企画する能力は残念ながらど素人のままである。

高齢の母の生涯映像をBlu-Ray作品として作ろうという構想を考えたのはもう2年ほど前だったと思う。作品を母にも見せて戦前から苦労して4人の子供を育てきた生涯をねぎらう意味や、そこからダイジェスト版を作っていずれ来る母の葬儀にも映像を流してみたいという構想もあった。

今までシナリオを考える時間は十分にあったはずだが自分としては超大作?をどのように作るか、なかなか重い腰が上がらなかったのが本音だ。まあ、プロの人なら構想を含めて素材が揃っていたら3日で作ってしまう程度のものだが!

今日までようやく生涯を16ほどのカテゴリーを考えてフォルダーを分けし、そこに母の多数のアルバム等から捜し出してスキャンした古い写真等を集めてシナリオを同時に考えてゆくことにしたら、作業が進み始めた。目指す写真の存在や探索に非常に時間がかかった。

やはり素材の数が無数になると心の収拾がつかなくなって考えただけでくたびれて、続きはまた来月にしようと延ばしてしまい2年過ぎてしまった!

何やるにしても仕事と同じに考えて制作スケジュールを作り目標納期を決めればいいのだろうがそこは趣味なのでつい甘くなる。

ようやく開始タイトルや中間のカテゴリ別タイトルを作って以下、130枚ほどの静止画を5秒間隔で並べたら15分ほどの中間作品としてできた。これでようやく全体の作業工程の4分の1ほどがとりあえずできた印象だ。

まだここから3年ほどの間に撮影した母の複数のビデオ映像を選別して短く挿入してゆき、作品全体を見直して修正し、最後はBGMを置いてゆく。再生時間はできれば30分程度に収めたい。

やはりシナリオが一応できて静止画を並べてゆくと作品のとっかかり部分が見えてきて精神的に「さあ、いよいよこれからだ!」という気分になるのである。この部分に到達するまでが怠け者か凡人のために長いのである!

この感覚はもしかしたら小説家が新しい構想作品を書き上げてゆくときの情況に似ているのでは思ってしまう。本当のところはわからないが・・・

●↓制作中のビデオ編集画面、まだ静止画だけだ。
(SONY Vegas Movie Studio Platinum HD 10)