写真の媒体がフィルムからSDカード等の電子媒体に変わってから久しい。自分のデジカメ機器も携帯スマホは除いて2世代目を使用中である。ここ10年間ほどの写真はすべて電子データで保存してあるが、それより以前のフィルムは印画紙での保存しかなく、PCやスマートホンやタブレットで写真を閲覧したくてもできなかった。
一部の重要写真はアルバムからはずして多機能プリンターに付いているフラットベッドスキャナーで電子化して保管していたが、やはり大量に残されている過去60年間の写真で重要写真はスキャナーで取り込みたいと思っていた。しかし、高画質で取り込むものは昔からプロ用で10万円近くもする高価格なので買うなら低価格のものでL判サイズで十分見られるもので我慢したいと思っていた。
しかし、通常の低価格のフィルムスキャナーは画質がイマイチという友人の情報で永らく購入を控えていたが、自分の人生も70歳を目前にしていつまでも待っていてもあまり意味がないと考え、低価格スキャナー購入を決めた。サンワサプライの\4,980のもので、これなら画質に失望しても後悔しなくてすむ価格だと思った。
実際に使ってみてどうだったか?というと、PCの専用アプリで表示される画像の表示速度の遅さや色相が青く暗いのが残念だが出力される画像データの画質は価格に見合ったものでまあまあ満足といえる。むろん、高級一眼レフカメラで撮影された35mmフィルムの映像をきれいに取り込むのは、この価格では無理であるのは当然だ。
何しろ500万画素のCMOSセンサーを持つ安価なカメラを使って白色LEDで照らされたフィルム透過映像を撮影する機器と考えたらよいだろう。3個の白色LEDとレンズ構成が良いのか周辺光量の低下は全く感じない。ネガを反転するプログラムを持つがSD媒体への保存機能もなくUSBで直接リアルタイムにPCの専用ソフトで表示させHDDに取り込むものである。機能が簡単なためかえって故障もしにくいだろう?と推測する。
古いネガフィルムを10本ほどスキャンしてみた画質だが、画像エンジンがコントラストや彩度を強めに編集する癖がありそうだ。しかし、とんでもない色になることはなく、むしろきれいに派手にしているのでは思えるときもある。また色相が画像の強い色に引きずられてずれているような画像もあるが、これは当時撮影したカメラレンズやフィルムの癖なのかもしれない。いずれにしても、好みの色調にするには添付ソフトやAdobePhotoshop等のソフトで画像編集すると良い。
JPEG形式では3600dpiスキャン(5,184×3,456ピクセル)で最高画質指定だと約15MB、高画質だと約3.5MBで最高画質とほとんど見分けがつかない。TIF形式で出力すると圧縮なしなので約50MB以上とビッグデータになるが撮影が500万画素程度のCMOSセンサーではあまり意味がないと思うが・・・通常の設定は3600dpiスキャン(5,184×3,456ピクセル)、JPEGで高画質~標準画質出力でも十分に感じた。
今後いろいろなフィルムをスキャンしてゆくうちに、このスキャナーの癖がもっとわかってくるだろうと思われる。その時はこの記事に追加投稿する予定だ。
●↓パッケージ全体(説明書とCD-ROMは除く)


●↓スキャナー本体

●↓スライドフィルム(ポジフィルム・マウント)用ホルダー

●↓35mmフィルム(ネガフィルム)用ホルダー



●↓本体にフィルムホルダーを差し込んだところ

実際に作業するときは専用ソフトの画面に表示される位置を手動で位置決めをしてから1枚1枚取り込むので時間はかかるが確実な範囲指定には良い。ただし読み込み画像は周辺が店で印画紙に焼いてもらうときと同じほどカットされる。
●↓PC側の取り込みソフト(Arksoft Media Impression2)
スキャンの前に形式や画質を指定する。あとは連続してキャプチャするのみ。キャプチャ後の画像も色調や回転、赤目補正などを修正できる。

フィルムを手動で位置決めしてOKならキャプチャボタンを押すと所定のパスにJPEG映像ができる。


●↓取り込んだ写真の一部(約35年前のキャノネットとフジカラーフィルムで撮影されたもの) 色は廉価版機器のわりにはよく頑張っていて良好といえる。あとで色補正ができるし縦横の回転も補正できるのでコストパフォーマンスはよい。

これから1年がかりで昔のフィルムから選択して電子画像にしてゆきたい。それは息子が引き継いでくれることを願って・・・・・
わが親父の残した万単位の写真アルバムは収納スペースがないので大半を業者に廃棄処分にしてもらった。しかし、フィルムだけは大切に保管してある。
所詮は写真はもちろん、動画は特にたくさん残しても遺族は閲覧チェックする時間がないので廃棄処分になる運命は大である。
これは仕方がないと思う。ファッションモデルだって自分の写真何万枚をすべてもらったとしても後で見る時間なんてないはずだから!
自分と親の写真は自分の世代で終わりになると予想してほどほどに残すつもりである。
サンワサプライの製品ホームページ
一部の重要写真はアルバムからはずして多機能プリンターに付いているフラットベッドスキャナーで電子化して保管していたが、やはり大量に残されている過去60年間の写真で重要写真はスキャナーで取り込みたいと思っていた。しかし、高画質で取り込むものは昔からプロ用で10万円近くもする高価格なので買うなら低価格のものでL判サイズで十分見られるもので我慢したいと思っていた。
しかし、通常の低価格のフィルムスキャナーは画質がイマイチという友人の情報で永らく購入を控えていたが、自分の人生も70歳を目前にしていつまでも待っていてもあまり意味がないと考え、低価格スキャナー購入を決めた。サンワサプライの\4,980のもので、これなら画質に失望しても後悔しなくてすむ価格だと思った。
実際に使ってみてどうだったか?というと、PCの専用アプリで表示される画像の表示速度の遅さや色相が青く暗いのが残念だが出力される画像データの画質は価格に見合ったものでまあまあ満足といえる。むろん、高級一眼レフカメラで撮影された35mmフィルムの映像をきれいに取り込むのは、この価格では無理であるのは当然だ。
何しろ500万画素のCMOSセンサーを持つ安価なカメラを使って白色LEDで照らされたフィルム透過映像を撮影する機器と考えたらよいだろう。3個の白色LEDとレンズ構成が良いのか周辺光量の低下は全く感じない。ネガを反転するプログラムを持つがSD媒体への保存機能もなくUSBで直接リアルタイムにPCの専用ソフトで表示させHDDに取り込むものである。機能が簡単なためかえって故障もしにくいだろう?と推測する。
古いネガフィルムを10本ほどスキャンしてみた画質だが、画像エンジンがコントラストや彩度を強めに編集する癖がありそうだ。しかし、とんでもない色になることはなく、むしろきれいに派手にしているのでは思えるときもある。また色相が画像の強い色に引きずられてずれているような画像もあるが、これは当時撮影したカメラレンズやフィルムの癖なのかもしれない。いずれにしても、好みの色調にするには添付ソフトやAdobePhotoshop等のソフトで画像編集すると良い。
JPEG形式では3600dpiスキャン(5,184×3,456ピクセル)で最高画質指定だと約15MB、高画質だと約3.5MBで最高画質とほとんど見分けがつかない。TIF形式で出力すると圧縮なしなので約50MB以上とビッグデータになるが撮影が500万画素程度のCMOSセンサーではあまり意味がないと思うが・・・通常の設定は3600dpiスキャン(5,184×3,456ピクセル)、JPEGで高画質~標準画質出力でも十分に感じた。
今後いろいろなフィルムをスキャンしてゆくうちに、このスキャナーの癖がもっとわかってくるだろうと思われる。その時はこの記事に追加投稿する予定だ。
●↓パッケージ全体(説明書とCD-ROMは除く)


●↓スキャナー本体

●↓スライドフィルム(ポジフィルム・マウント)用ホルダー

●↓35mmフィルム(ネガフィルム)用ホルダー



●↓本体にフィルムホルダーを差し込んだところ

実際に作業するときは専用ソフトの画面に表示される位置を手動で位置決めをしてから1枚1枚取り込むので時間はかかるが確実な範囲指定には良い。ただし読み込み画像は周辺が店で印画紙に焼いてもらうときと同じほどカットされる。
●↓PC側の取り込みソフト(Arksoft Media Impression2)
スキャンの前に形式や画質を指定する。あとは連続してキャプチャするのみ。キャプチャ後の画像も色調や回転、赤目補正などを修正できる。

フィルムを手動で位置決めしてOKならキャプチャボタンを押すと所定のパスにJPEG映像ができる。


●↓取り込んだ写真の一部(約35年前のキャノネットとフジカラーフィルムで撮影されたもの) 色は廉価版機器のわりにはよく頑張っていて良好といえる。あとで色補正ができるし縦横の回転も補正できるのでコストパフォーマンスはよい。

これから1年がかりで昔のフィルムから選択して電子画像にしてゆきたい。それは息子が引き継いでくれることを願って・・・・・
わが親父の残した万単位の写真アルバムは収納スペースがないので大半を業者に廃棄処分にしてもらった。しかし、フィルムだけは大切に保管してある。
所詮は写真はもちろん、動画は特にたくさん残しても遺族は閲覧チェックする時間がないので廃棄処分になる運命は大である。
これは仕方がないと思う。ファッションモデルだって自分の写真何万枚をすべてもらったとしても後で見る時間なんてないはずだから!
自分と親の写真は自分の世代で終わりになると予想してほどほどに残すつもりである。
サンワサプライの製品ホームページ