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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2013 5/24の拝観報告(石村亭)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/2a/7270461669f9afd1aded44b97b9bd0e9.jpg)
写真は、表門
この日は午前中仕事をして、12:00~16:00まで休みを取って参加したのが、京都嵯峨芸術大学の生涯学習講座「谷崎潤一郎と京都」です。
この講座にて13:00から石村亭(せきそんてい)を参観しました。
石村亭はかの文豪、谷崎潤一郎が62歳から7年間この地に住んでいました。
場所は下鴨神社の東隣りです(下の地図参照)。
まあ個人的には以前からこの邸宅の数寄屋建築と庭園が気になっていました。
基本的には谷崎の住んでいた当時のまま保存されています。
詳細は今後の本編で述べるので当日の流れと感想だけ。
13:00に石村亭の前に集合。
参加者は全部で9名。
こじんまりしていて、これぐらいの方がいいです。
最初に母屋内へ。
ここでイントロダクションの講義。
内部を一通りみて、茶室と庭園の観賞。
その後に別棟の書斎へ。
最後は庭園の自由散策です。
ここは庭園の池が一段低くなっていて、この池の上に母屋と茶室が迫り出す感じ・・・そう廣誠院のような感じです。
ただ母屋と茶室は、廣誠院のように連続していません。
誰が作庭したのかは不明なのですが、植治系であるのは作庭法からも滲み出ています。
個人的にはわざわざ入会してまで参観した甲斐がありました。
そうでもしないとムリなところですからね。
さて終了後です。
帰ろうかと思っていると、あるご婦人がこちらへ向かって来られます。
最近はこういうシチュエーションに慣れてきました。
やはりでした。
名刺を出されて「いつもみています。keiです」と。
いつもコメントを頂いているkeiさまでした。
そもそも参加者が全部で9名、うち男性が2名。
もうお1人方は明らかに僕よりずっと年上ですから、僕を特定するのは非常に容易だったでしょう(笑)。
そして2人で少しお話していると、また別の方が「もしかしてブログされていますか?」と。
「”amadeusの京都のおすすめ”というのをしています」というと、
「私はそのブログを見て、この講座に参加したんです!Amadeusさんなんですか!」と驚かれていました。
まだコメントをされたことはないそうです。
最近はちょっとコアなところに行くと、もう逃れられないようです(笑)。
参観もですが、こういう新たな出会いも楽しいですね。
アンケートを実施しています。
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コメント ( 19 ) | Trackback ( )
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amadeus様にやっとご挨拶ができました。
精力的に動いているamadeus様の邪魔をしてはいけないと思い、帰り際に声をかけさせていただきました。
谷崎の「夢の浮橋」を読み、予習をして行きましたが、想像よりもコンパクトにまとまった、変化に富む、贅沢な空間でした。
amadeus様のブログの求心力は素晴らしいです。
このブログに出会い、京都再発見の日々です。
今後ともよろしくお願いいたします。
平安神宮のカキツバタとスイレンの偵察に行きました。
どちらも見頃ですが、カキツバタは今月末までかな?
先日はお疲れさまでした。
アマデウス会もいろいろな分野に詳しい方々が集まり、もはや「梁山泊」のようになってきました(笑)。
今後もまたいろいろと教えてください。
さて僕は今日も家族でお出かけです。
長男がアウトドアクラブでいない隙に、次男と3人で梅キタにてお買いものです(笑)。
つまり今日は”妻の日”です。
昨日と今日で”貯金!?”を作り、今後の拝観日のために投資しています(笑)。
これは数字的にもそのハズです。
IPが毎日1000~1200である一方、コメントされている実数は30~40名程度だと思われます。
ということは、コメントしているのは読者のうちの3%前後だという計算になります。
つまり残りの97%は”ROMのみ読者”さんということです。
むしろコメントしておられる方のほうが”圧倒的少数派”です(笑)。
それにしても、97%ですか。驚きです。
5月22日に不審庵を訪ねた折、私はamadeusさまの本編をプリントして、クリアファイルに入れて拝観しました。
5人一組で案内していただき、拝観を終えて帰るとき、同じ組の人にあいさつしたら、「私もブログを読んでいます。ブログで不審庵拝観のことを知りました。色々と知らないところを教えられ、訪ねています」と言われました。
私が、持っていたブログのコピーを見て、気づかれていたようです。
ちなみに、この方は「97%の人」です。
・意外といいのに知られていないところ
や
・有名だが非公開と諦められているところを参観(拝観)する方法
を探すパイオニアなのかもしれませんね(笑)。
もうひとりの男性の方も当然アマデウス会の方だと思い込んでいました。
石馬亭というより、やはり「潺湲亭」という名にふさわしいせせらぎと獅子脅しが響く名庭でした。石もまた素晴らしいものが多数あり、まさに市中山居です。
愉快な日新電気の梶間さんに、またお会いしたいですね。
その時も十枚以上は出したと思うのですが、いつものごとく外れてしまって・・(^^;
なかなか数撃ちゃ・・ってわけにはいかないものですね(^^
地の利と情報と時間の使い方と・・うまく使いこなしていらっしゃるamadeus様、凄いなぁ・・を超越してらっしゃるように思えます、私には。
そして、後に続く人はいないでしょう。
空前にして、絶後ですね。
①ここは是非行きたいのに、非公開だからあきらめていたのに行けるんだ
②こんな素晴らしいところがあったんだ
付け加えれば、特別公開の貴重な情報ですね。
僕は以前から行きたいと思っていたので非常にアツかったのですが、
・知名度がイマイチ!?だった
・平日を押してまでの物件ではなった
ということだったようです。
この辺りは碧雲荘との比較で明確ですね(笑)。
>日新電気
細かいですが、日新電”機”ですね(笑)。
そのお話ですが、以前に調べたところ60倍!?程度だったと聞いた気がします。
「レアなところの拝観するという目的」を達するには2つの手段のバランスが大事ですね。
1つは、ゴリ押しの力技(例えば、既存の方法でしつこく挑戦する)
もう1つは、頭脳的戦略(例えば、全く違う拝観方法を探し出す)
二律背反しているようですが、その両方をうまく使うことだと思います。
これもね・・・受験の数学と一緒です(笑)。
基本に忠実、誰でも思いつくが、遠回りで計算量がハンパない解法
と、
ヒラメキ頼みの天才的、最短距離の解法。
後者はスマートで労力も少ないですが、思いつかなければ0点。
最初から前者にしておけば良かったとなります。
そこのバランスというか、見切りが大事な気がします・・・伝わりにくいか・・・(笑)。
記述式の場合致命的ですから、ふだんから漢字をきちんと識別してないといけませんよね。そういう細部にこだわるamadeus様のポリシー、好きですよ。
不思議だったのは流れの方から茶室へと続く所に小さな門があり、私は頭をぶつけてしまい、藤原先生に「壊さないでください」と注意を受けましたが、次の方もぶつけました。
谷崎家の皆さんもぶつけていたんだろうかと思わずにいられませんでした。
・ヒマ(平日でも休みを取って行く)
・金(必要なコスト)
を惜しまずに、
「ド素人がどこまで拝観可能か」
というバカげた命題に真剣にチャレンジしています(笑)!
入って早々『自分の家にいる感じでどうぞ』って言って下さったり、貴重な豪華本を見せてくれたり、南禅寺界隈庭園のような拝観者への厳しさ(必要なんですけどね)がなく、緩やかな感じでびっくりしました。そのおかげで、こちらもゆったり落ち着いて拝観できたのでありがたかったです。
谷崎クイズを出してきたり(笑)、修理の愚痴を教えてくれたりとても楽しい方でしたよね!?
私は、谷崎潤一郎は細雪すら読んだことがなかったのですが、細かい説明などでかなり興味を持たさせて頂きました。
茶室への門は、確かに低かったですが、茶室系の門って基本的に低くできてますし、谷崎潤一郎自体(あの時代の日本人は160cmあったら充分なぐらいですからね)背も低かったと思いますよ。
ゆったりした心持で門はくぐるものなのですね。
確かに、一行が見えなくなっていて私はあせっていました。
石村亭というか潺湲亭、ずいぶん前に松子夫人の『倚松庵の夢』を読んで以来憧れておりまして、こちらのブログで見学の機会があることを知った時は本当に本当に嬉しかったです。お目にかかってお礼を申し上げられたのは望外の喜びでした。本当にありがとうございました。
私は寺社の拝観や建物・庭園の見学も好きなのですが、一番の趣味は絵画鑑賞で美術館・博物館へ行くのが精一杯、行きたいところへもなかなか行けない始末です。それでこちらのブログを拝見して行った気分に(笑)。またいろいろな場所の魅力を教えていただけたら幸いに存じます。文章下手ゆえROMがちになると思いますが、いつも楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。長々と失礼いたしました。
先日はお疲れ様でした。
僕は数寄屋建築や庭園好きが高じての参加でした。
十分に楽しめる内容でした。
>一番の趣味は絵画鑑賞で
いわゆるB派ですね(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/13b930d5b004054fc587442823d4b1e5
以後も感想などだけでも結構ですので、コメントを頂ければうれしいです。
今後ともよろしくお願い致します。
結果、数寄屋建築(縁側の欄干が素敵)・庭園(石・水使いの妙)とも、とても素晴らしく堪能しました。初期投資に少し値がはりますが価値はありました。(登録3年間は有効で大覚寺・細見美術館無料ですしね)
あっ、茶室は桐蔭席写しということですが、先般拝見した本物と比較すると、間取り・室礼とも水屋を含めて極めて似ていました。ただ、中柱の歪みが少しきついのと、肝心の床柱が猿面写しになっていない?点は気になりましたが。
ここを見てしまうと、北隣の川端康成が古都を執筆した下鴨泉川邸を見て見たくなります。香港の方は公開しないですよねえ。