京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
仁和寺5 予約拝観 遼廓亭・飛濤亭(きぬかけの路散策15)
写真は、遼廓亭の外観(写真は、2020年のプライべートツアーにて)。
5名以上で事前に予約をすると重文のお茶室、遼廓亭(りょうかくてい)と飛濤亭(ひとうてい)が拝観できます。
1人あたり本坊の通常拝観料500円と特別拝観料1000円の計1500円が必要です。
本坊の窓口で拝観料を納めると、玄関で案内の方が待っておられます。
また2015年春の非公開文化財特別公開でも公開がありました。
まずは書院、宸殿などを案内付きで拝観します。
そして霊明殿へ向かう渡り廊下から下に降ります。
まずは見えている遼廓亭です。
尾形光琳の屋敷から移築したものです。
手前には2畳半台目の我前庵があります。
如庵の写しです。
躙口の左に床の間があり、三角形板の間を経て茶道口に続きます。三角形板の間があることでより広く感じさせるようです。
また手前の掛け込み天井(斜めの天井)には突上窓もあります。
茶道口の奥は4畳半の水屋の間を経て、さらに4畳半の広間につながります。
この遼廓亭の周囲は苔のきれいな露地庭園で、表側には一筋の小川が流れます。
外腰掛けがないのは、移築時に省略されたのかもしれないとのことでした。
次は霊明殿の裏の長い露地庭園を歩き、飛濤亭に向かいます。
この路地は木立の中の飛び石を進みますが、苔が非常にきれいです。
そして小高い飛濤亭に到着です。
ここからは宸殿が眼下に見下ろせます。
飛濤亭は4畳半のお茶室で、光格天皇遺愛の席でしたので貴人口しかありません。
お茶室が棟の角にあるので、化粧屋根も屋根の角をそのまま利用しているため、2面あるのが特徴的です。
床の間も奥に掘り込んだ洞床です。
奥には水屋と勝手があります。
周囲を1周して庭園の最奥、本坊の北端伝いの飛び石を歩いて元に戻ります。
つまり塀の向こうは御室桜です。
2015年春の非公開文化財特別公開では、中門前からの団体での案内制。
御室桜から奥に進み、本坊北側の塀の門から露地庭園に入りました。
そして飛濤亭→遼廓亭と1周するルートでした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 2013 3/3の拝... | 星座別の性格... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |