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大原記念病院 児玉山荘2 主屋 鶺鴒亭 閑泚庵

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写真は、書院 鶺鴒亭の内部。

児玉山荘
玄関から入るとまずは3畳の玄関間があります。
玄関間を右に進むと、大広間があります。
6畳間が3つ並び、奥には元土間で囲炉裏のある座敷、4畳半が並んでいます。
この大広間から玉響の庭が正面に見えます。

囲炉裏のある座敷をさらに奥に進むと中庭があり、左手側が元工房の離れ座敷、右手側が湯殿になっています。

離れ座敷は手前が8畳間、奥が4畳間。
8畳間の方は中央が網代の格天井、外周は葦の天井。
その境目は細い杉で仕切ってあり、手前の角にだけ瘤があります。
また中庭に面した窓の桟の意匠が細かいです。
奥の4畳間は網代の傘天井のようになっており、床の間の部分は2段で階段上の収納になっています。

湯殿は手間に3畳の休憩所があり、窓が角に半円を2つ繋げた意匠です。
奥が化粧室で右手が浴室。
浴室は右手に高野槇の浴槽、左手に手水石があり、ここからお湯がこぼれて浴槽周囲を満たし、船に乗っているような演出をするそうです。
天井は傘天井のようになっており、中央は天窓で月見が出来るそうです。

元々池の中に建っていたので、高床になっているそうです。
玄関を入って階段を登りますが、踏面が木と竹が交互になっています。
廊下の左手に前後に2間あり、手前が4畳、奥が4畳半。
間の欄間が、水車の車の一部を扇形にして嵌め込んでいます。

閑泚庵(かんせいあん)
正面に貴人口、左手に躙り口があります。
内部は6畳間で化粧屋根、網代天井と葦の真行草形式で、裏に控えの2畳があります。
今は全く使われていないそうです。

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