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相国寺10 特別拝観9 慈雲院

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写真は、庫裏の前庭。

慈雲院は相国寺の塔頭で、江戸時代の住持梅荘顕常が伊藤若冲と懇意であったため、動植綵絵(国宝:現在は三の丸美術館蔵)が寄進されたそうです。

アクセス
地下鉄今出川駅の1番出口から地上に出て、右に進みます。
約460m先、烏丸中学を越えた交差点を右折します。
さらに約75m進んだ左手の側道の突き当りに慈雲院があります。

慈雲院は室町時代に瑞渓周鳳により、慈雲庵として創建されました。
江戸時代に梅荘顕常が住持になります。 
明治初期に現地の富春軒に移され、二条家の屋敷を移築し慈雲院となりました。

通常は非公開ですが、2024年の京の冬の旅で内部が公開されました。
表門を入ると前庭があり、左手に庫裏、右手に方丈への玄関があります。
玄関で受付をしますが、左手の虎の杉戸絵は岸連山の筆で旧二条家のものです。
奥の廊下を右に進むと、方丈の左手に出てきます。
拝観ルートは方丈を反時計回りに1周します。
左手に方丈の3間、右手が前庭です。
方丈の中央が室中で、内陣には花頭窓が3つあります。
中央には本尊の釈迦如来像、右手には開山の瑞渓周鳳像、左手には聖観音菩薩像がお祀りされていました。
前庭は白砂の枯山水庭園です。

方丈の縁の1番奥に表は梅、裏は鶴の杉戸絵があり、これも岸連山の筆で旧二条家のものです。
方丈の最奥の間には寺宝である別所如閑筆の釈迦三尊の掛け軸が、
その左手、方丈の裏の間には伝明兆の涅槃図、梅荘顕常頂相、阿波公方の末裔の足利義俊筆の松鶴図、床の間には久世通根筆の松鶴図が展示されていました。
方丈の裏にきて、裏庭は苔庭です。
方丈の裏を回ってくると書院への廊下があり、その廊下の虎の杉戸絵も岸連山の筆で旧二条家のものです。

右手の書院には入れず、左手へと方丈を1周して拝観終了です。

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