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NISSHA印刷歴史館1 概要 紡績遺構
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写真は、変電所。
NISSHA(ニッシャ)印刷歴史館はNISSHA株式会社の印刷関係の資料館です。
元は京都綿ネル(めんねる)株式会社の本館で、明治39年築の近代建築です。
アクセス
四条大宮からさらに西に進みます。
市バスで四条大宮から2つ目の四条中新道で下車したら、右手に大きな敷地の企業が見えます。
これがNISSHAです。
明治28年に紡績会社の京都綿ネル株式会社がこの地に造られました。
その本社として明治39年に造られた本館が、今の印刷資料館です。
昭和23年にNISSHA(株)が引き継ぎ、昭和55年まで本社として使われましたが、平成20年の保存修理工事完成後からは資料館になっています。
また平成23年には国・登録有形文化財に指定されています。
事前に予約しておくと、資料館やその他の紡績時代の遺構を無料で見学できます。
本来は先に旧本館の印刷歴史館ですが、文字数の都合上その後の紡績遺構について先に案内します。
旧本館を出て右手に向かいます。
左手にかつての赤レンガの紡績工場が見えます。
のこぎり型の屋根になっており、北側が垂直で南に向かって傾斜しています。
今はトタンでふさがっていますが、北側の垂直部分はガラスで採光していたそうです。
なおこの建物も今も使っておられます。
さらに旧工場を越えて左手奥に進むと、旧講堂があります。
側面からみると本館同じくアーチ窓には御影石の要石、迫石があり、屋根の上にはスクロール彫刻が施されています。
旧講堂から工場の裏手を戻ってきます。
その途中に旧変電所があります。
ここだけ大きな3つの窓がゴシックアーチになっています。
また建物の角が破損しにくいように、4角は御影石を算木積みにしたような隅石になっています。
そして屋根の上には鬼瓦があり、中央に「紡」の文字が入っており、紡績時代の遺構を感じられます。
印刷歴史館に戻って終了です。
建物だけコッテリ見ても1時間はかかります。
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