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妙心寺34 予約拝観29 長興院(太秦・花園散策39)


写真は、表門からの境内

長興院(ちょうこういん)は、当初滝川一益が開いた暘谷庵を、娘婿で織田氏庶流を津田秀政が長興院として再興しました。
以前は非公開寺院でしたが、近年は境内も整備され、御朱印や予約拝観もしておられます。

アクセス
JR花園駅で下車し、妙心寺の南総門へ。
南総門には入らず、門前の道を右へ約60m進みます。
すると左手に石畳の道があるので、それを進みます。
右手に妙心寺の駐車場を見ながら約80m進んだ右手に、長興院の表門があります。

2018年の2月から指定された土日の10:00~、14:00~の2回、2,000円で説明付きの予約拝観をしておられます。開催日時はtwitterに掲載しておられます。
10:00からの回に参加しました。
10:00前に開門され、正面の玄関から入ります。
左手の書院の広間に入り、そちらで受付をします。
予約拝観限定朱印もあります。

広間には長机に椅子が20名分ほど用意されており、書院の正面には前庭が、左手には新しい本堂があります。
庭園は雪舟の四季山水図をイメージした、白砂の川に周囲は苔。
苔の部分には紅葉に松や、大きな岩が6つほど配されています。
これはあるお宅で不要になった鞍馬石や伊予青石などの巨石を運びこまれたものです。
最初に書院でご住職が、こちらの由緒やその巨石をクレーンで運び込んだ時のエピソードを楽しくお話してくださいます。

そして書院の裏手に移動し、裏庭を拝見します。
裏庭は横山大観の「生々流転」をモチーフにした、白砂の枯山水庭園です。
こちらには桜や牡丹など四季の花が植えられているそうです。

裏庭から書院の奥にある10畳のお茶室を拝見します。
そして本堂脇の廊下へ。
こちらには麒麟と獏の杉戸絵、津田家に伝わる鎧兜。
さらにはご住職の息子さんの大学の卒業制作である妙心寺 法堂の雲龍図を、10万本の爪楊枝を色付けして刺すことで点描した作品が掛けられていました。

本堂に入ります。
本堂は妙心寺開山堂をイメージして建てられたものですが、その建築の際の耐震性をクリアするための苦労話も面白かったです。
本堂内の内陣中央には本尊の釈迦如来像、手前に四天王像、左手には古い十六羅漢像のうちの2躯がお祀りされていました。
予約拝観では本堂で坐禅がありますが、約2分の説明の後、3分ほどだけでした。

廊下に出て、書院に戻ります。
最後はこちらで生菓子とお薄を頂きました。
終わったのは11:30頃でした。




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