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金剛能楽堂1 茂山狂言会 前半(御苑周辺散策12)

写真は、金剛能楽堂の全景

京都に本拠を置く能の金剛流の能楽堂です。
場所は烏丸一条下がる、虎屋本店の少し南です。
地下鉄烏丸線、今出川駅の6出口を出て右折し200m程歩いた左手にあります。

玄関を入ると大きなエントランスホールになっています。
ホールの左手には池のある中庭があり、庭の中央奥には舞台があります。
ホールの正面奥に扉があり、その奥に能舞台がすぐにあります。

今回は2013年2月9日の茂山狂言会(大蔵流の茂山千五郎家の会)の模様です。
能舞台の左手には橋掛かり(長い廊下)があり、能舞台の正面から見るのがS席で6000円、橋掛かり側から能舞台を左手より見るのがA席だったようです。
チケットは茂山千五郎家に電話しても買えますし、ローソンチケットでも買えました。

13:30開場、14:00開演です。
最初に太鼓、大鼓。小鼓、笛が登場され、ひとしきり演奏がありました。

そして最初の演目“御田”です。
シテは12代茂山千五郎氏の長男の茂山正邦氏です。
内容は神職と氏子の早乙女たちが田植えの儀式を行うようすを描いたもので、神事の要素が強いようです。
約30分でした。

2つ目は“縄綯(なわない)”です。
シテは茂山千五郎氏。
内容はバクチ好きの主人を持つ下人(シテ)は、主人のバクチの“かた”に騙された恰好で太郎殿に引き渡されます。
しかし怒った下人は太郎殿の命令に一切従わず、得意の縄綯すら“したことがない”と拒否します。
困った太郎殿と主人は相談して、一旦主人に引き戻し、縄綯ができる様子を太郎殿に陰から見せることにします。
家に帰って喜んだ下人は、背後で主人に縄取りをしてもらいながら縄綯をしますが、その際に「太郎殿のお内儀が不細工だ」、「赤子が可愛くなくてイジメた」だの悪口の限りをご機嫌で語ります。
しかし途中で背後の主人と太郎殿が入れ替わっており、さあ大変というオチです。
普通に笑えます。
約40分。

この後に約10分の休憩がありました。




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