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郭巨山会所
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写真は、2階の蔵と主屋の接合部分。
郭巨山会所は祇園祭の山である郭巨山(かっきょやま)の本部であり、明治40年から使われています。
耐震工事および手狭になったため、2022年に表の主屋と奥の蔵を接続する工事を行っています。
アクセス
四条西洞院の交差点の南側を東(烏丸通方面)に進みます。
約50m先右手の角に主屋があります。
今の会所は奥の間で、もともとは四条通側に中の間と表の間がありました。
しかし明治時代、四条通に市電が走る時の道の拡幅工事で削られました。
2023年11月の京都モダン建築祭で内部が公開されました。
表の主屋から入ります。
板の間できれいな広間になっています。
奥行半分ぐらいで鴨居のようなもので天井が仕切られます。
ここまでが元の主屋で、ここから奥は中庭をつぶして板敷にした部分です。
古木の風合いの柱がありますが、触ると鉄筋です。
さらにこの奥は土間になり、蔵があります。
板敷部分から階段で2階へ。
2階は主屋も蔵も元の屋根を残したまま、その間の上を新しい屋根でつないでいます。
また耐震性の観点から蔵とつなぎの間には隙間があり、密着していません。
1階の蔵の庇が2階の床下の隙間からみえて、接してしないのが分かります。
また主屋の2階は格天井で、鶴の釘隠しなぢ装飾が細かいです。
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