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2012 6/17の拝観3(徳迎山 正法寺)

写真は、開山堂
ここから大移動です。
「妙心寺」から丸太町通を西へ進み、「太秦映画村」の前の道に左折します。
道なりに南下し「広隆寺」の横を通過。
さらに南下し、梅津段町で四条通を横切り(右折した先に「梅宮大社」)、桂川を渡ります。
桂上野で左折し、桂川街道を南下します。
途中で「桂離宮」の前を通過し、上久世で171号線に合流します。
この辺りの道は結構拝観でも使えるので、車で行かれる方はチェックしておいてもいいでしょう。
171号線をさらに南下し、国道五条本で左折、さらに京守で府道13号線に右折します。
御幸橋を渡って石清水八幡宮を通過したさらに南にある「徳迎山 正法寺」に到着です。
6月はこの週末が特別拝観日でしたので、すべてはココのためにこの週末の予定になりました。
詳細は昨日と一昨日の本編の通りです。
マイナーですが、非常に見ごたえがあります。
9月、10月、11月にも特別拝観がありますので、「八幡散策」を是非御一考ください。
アンケートを実施中です。
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松花堂庭園1 通常拝観(八幡散策13)

写真は、松花堂(右)と泉坊書院(左) 2016年秋の非公開文化財特別公開時は撮影可
松花堂弁当はご存じでしょう。
あの中が十字に仕切られたお弁当です。
あれは元々石清水八幡宮の社僧であった松花堂昭乗が、農家の種入れをヒントに絵具箱など雑貨として使っていたそうです。
それを昭和初期に吉兆の創始者である湯木貞一がお弁当箱として使ったのが始まりだそうです。
ここは前日までに予約しておくと付設の京都吉兆「松花堂店」で松花堂弁当4000円や松花堂弁当会席7800円を頂くことも出来ます。
門を入って右手に美術館(入館料400円)が、正面に庭園の受付があります。
庭園の入園料は400円で、月曜日は閉園です。
最初は“外園”からです。
右手は竹林、左手は苔、松、もみじに小川の池泉式庭園になっており、散策路にそって歩きます。
結構広いです。
このあたりも竹林と苔がきれいです。
竹隠は金明孟宗竹の竹林を借景に取り込んだ現代風の茶室。
梅隠は千宗旦好みの茶室を再現しています。
松隠は松花堂昭乗が住んでいた滝本坊の書院に小堀遠州と相談して建てたと伝わる茶室閑雲軒を再現したものです。
いずれも通常は閉まっており、外観だけの見学です。
お茶室の周辺を抜けると、一面が芝生になり右手に美術館別館が建っています。
この前には紅枝垂れ桜が春には咲きます。
芝生の左手をさらに進んだ奥に“内園”があります。
内園は撮影禁止です。
内園を入ると右手に泉坊書院の唐破風の玄関(京都府登録文化財)があります。
玄関の屋根上の唐破風瓦に”福禄寿”の文字が掘ってあります。
これらは“寛永の三筆”が筆を執ったもので、「福」は近衛信尹、「禄」は本阿弥光悦、「寿」は松花堂昭乗の筆と伝えられています。
さらに露地庭園を進むと右手にお茶室であり持仏堂でもある松花堂(京都府指定文化財)があります。
2畳の茶室で、付書院は仏檀にもなります。
天井画は土佐光武筆です。
さらに奥に進んだ庭園の左手に泉坊書院(京都府登録文化財)があります。
右が8畳の次の間、左が9畳と2畳半の上段の間がある座敷です。
次の間の腰高障子の月次絵も土佐光武の筆です。
書院の庭園の大きな松、苔、秋は紅葉のコントラストが非常にきれいです。
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