▲<「うりずん」で必ず注文する「ずるてん」>
2015年3月24日、那覇市栄町の「うりずん」のオーナー土屋實幸さんが、お亡くなりになられた(享年73歳)。
1972年(復帰の年)当時、あまり飲まれなかった「泡盛」専門居酒屋を開店した。
県内の全酒造所を自ら回り、すべての銘柄を揃えた(当初は、酒造所から那覇で飲まれたら、ここに買いに来なくなると言われ、随分苦労したらしい)。
1974年には、泡盛同好会(後の県泡盛同好会)の設立にも関わった。
1997年には、会員を募って100年古酒を育てる団体「泡盛百年古酒元年」を立ち上げた(飲む事が出来るのは、2097年。会員本人は生きていないが、子や孫に引き継ぐユニークなシステムは、スタート時3,000人を集め話題になった)。
1980年頃から沖縄に来た時は、必ず訪れていた。
沖縄移住後は、友人が来た時は、必ず連れて行った。
▲<「ゴーヤーチンンプル」は、「うりずん」で初めて食べた>
3年前、琉球新報社主催の「県北部泡盛酒造所飲み巡りバスツアー」に参加したら、解説ガイドが土屋さんで感動した。ツアー参加者は、各酒造所での試し飲みの他に、持ち込みの泡盛を飲みながらツアーを続け、終了時には足がふらふらになる人も出たりして面白かった。解散後、再度「うりずん」で、飲み直し会があり参加したら、土屋さんと知り合いになれた。
最後に、お会いしたのは、昨年の「瑞穂酒造酒祭り会場」だった。ご挨拶した時は、お元気な様子だったのだが・・・。
ご冥福をお祈り致します(合掌)。