
7月26日、 NHKが夜のラジオニュースで伝えていました。
沖縄県石垣島の沖にある国内最大のサンゴ礁で、高い海水温が原因とみられるサンゴの白化現象が確認され、環境省の担当者は「海水温が下がらなければ一気に白化が進む可能性がある」としています。
白化現象が確認されたのは、石垣島と西表島の間に広がる国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」や石垣島西側の名蔵湾などで、環境省石垣自然保護官事務所が今月22日に調査して確認しました。
サンゴの白化は、サンゴに共生し鮮やかな色のもとになっている「褐虫藻」が海水温の高い状態が続くことなどで失われ、サンゴが骨格だけの状態になる現象で、進行するとサンゴが死滅して海の生態系のバランスが崩れ、漁業や観光などにも影響します。
沖縄気象台によると、沖縄周辺では先月、平均の海面水温が29度8分と平年を1度3分上回り、昭和57年に観測を始めて以来、最も高くなったという事です。
台風などで海水がかき混ぜられる事で、海水温は低くなりますが、沖縄では今月上旬の台風1号のあとは台風の接近がなく、沖縄気象台は今後1か月は海水温の高い状態が続くと予想しています。
環境省石垣自然保護官事務所の若松徹上席自然保護官は「ことしは例年に比べて白化の進み具合が明らかに早く、範囲も広い。今週、水温が下がらなければ白化が一気に進む可能性があり、注視する必要がある」と話しています。
※2016年7月26日現在、「台風の発生」は2回です(一つは小笠原圏内)。参考までに過去の7月末現在の発生回数は以下の通り、2015年12回、2014年12回、2013年9回、2912年10回、2011年9回これを見るだけで、相当少ない事が解ります。
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