「ブタがいた教室」

2009年05月26日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

「ブタがいた教室」今年初めに上映していて気になっていた映画だった。
観逃していた作品が、DVDになっていたので借りて観た。
実話で、ずいぶん前にテレビのドキメントで放映されていた。
関西の小学校の先生が、「命の授業として」最後には食べると生徒に言って、学校で豚を実際に飼い始める。

卒業が近くなった時、約束通りに「食肉センター」に渡す時に、クラスは「殺す派」と「殺さない派」に真っ二つ分かれ、クラス全員で大議論になる。
テレビでは、その生徒達が成長して当時を振り返るインタービューを中心のドキメントドラマになって、あの授業が自分達に何を教えたか?というような内容だったと思う。

映画でも、実話通り、先生役の妻夫木聡は、生徒達の議論には入らず生徒達に徹底的に考えさせる。
映画の子役26人には、結末のストーリーは渡されていなかったらしい。
その分、議論は本物で子供達の生の表情に圧倒される(うまく13対13になっていた)。

前半のほのぼのとした豚の飼育シーンから、卒業日までに結論を出さなければいけない緊迫したストーリー展開は、観る者を思わず引き込んでしまう出来栄えだった。
第21回東京国際映画祭「観客賞」「審査委員賞」受賞した。
監督の前田哲は、「マルサの女2」「バタ足金魚」(演出助手) 、「王手」「月はどっちに出ている」「トイレの花子さん」(助監督)。
原作は、ミネルヴァ書房刊黒田恭史著「豚のPちゃんと32人の小学生」。


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