▲<4月3日の空。入道雲のような形の雲が出始めた>
アドラーの「嫌われる勇気」 岸見一郎+古賀史健著より 270~272P
第5章 「いま、ここ」を真剣に生きる
k.「今、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
アドラー心理学の「エネルゲイア的生き方」は、後ろを見る事も前を見る事も否定する。
我々の人生は、舞台の上で、自分に強烈なスポットライトが当たっている状況。
人生全体に薄らぼんやりとした光を当てているからこそ、過去や未来が見えてしまう。
しかし、「今、ここ」に、強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなる。
過去が見えるような気がしたり、未来が予測出来る気がしてしまうのは、あなたが「今、ここ」を真剣に生きていない証拠です。
人は、過去や未来を見る事で自らに免罪符を与えようとする。
過去にどんな事があったなど、あなたの「今、ここ」には、何の関係もない。未来がどうであるかなど「今、ここ」で考える問題ではない。
フロイト的な原因論に立っていると、人生が因果律に基づく大きな物語として捉えてしまいます。
確かに、人生を物語に見立てる事は面白い。ところが、物語の先には「ぼんやりとしたこれから」が見えてしまい、その物語に沿った人生を送ろうとする。私の人生はこうだから、その通りに生きる以外ない、悪いのは私でなく、過去であり環境なのだと。ここで持ち出される過去は、まさしく免罪符であり、「人生の嘘」に他なりません。
人生は「今、ここ」の話であり、自らの意思で変えて行けるものなのです。
すべての人にとって、これから先の人生は、まったくの白紙であり、進むべきレールが敷かれはなく、そこに物語は無い。
人生は、「今、ここ」にスポットライト当てると言うのは、今、出来る事を真剣かつ丁寧にやって行く事なのです。
※人生は「今、ここ」の話であり、自らの意思で変えて行けるものなのです。人生は、「今、ここ」にスポットライト当てると言うのは、今、出来る事を真剣かつ丁寧にやって行く事なのです。『今ここに生きよ!』です。
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