『三線入門』体験記⑨

2008年03月25日 00時05分51秒 | 沖縄現地情報
⇒牧志公設市場裏の店で、初心者用6点セット2万5000円のものをグレードアップして3万円弱で購入した。

店で、ちんだみ(調弦=チューニング)をしてもらったので音合わせは済んでいる。
家に着いて早速、ケースを開け、おそるおそる弾いてみたが、最初は絃(げん)に爪を強く当てられなくて、音がちゃんと出ない。
教本を見て「大きな古時計」や「春が来た」「涙そうそう」を弾いても、テンポに合わせて弾けないので、知っている曲にならない。
   
▲<セットで入っていた「教本」と「CD」>
三線の絃楽譜(工工四=クンクンシー)は、音符というよりは古文状を読んでいるような感じで、どこで区切ったりリズムを取るのかが解らない。

3本ある絃の名前が、自分に近い順番に「太:男絃(ウーヂル)、中:中絃(ナカヂル)、細:女絃(ミーヂル)」と呼ぶ事を知る。
解放絃(絃を押えない)は、手前から「合(アイ)、四(シ)、工(コウ)」。
人差し指を使う「乙(オツ)、上(ジョウ)、五(ゴ)」。
中指を使う「老(ロウ)、中(ナカ)、六(ロク)」。
小指を使う「尺(シャク)、七(シチ)、八(ハチ)」。
これで12音、単純であっけないくらいに、音階が少ない。
「新安里屋ゆんた」は、「中、工、七、合、五、上、乙、四、老」の9音階で、曲が出来ている。
<「安里屋ゆんた」の譜面>
簡単なようでも、弾くと本来の曲にはほど遠い。
面白味が湧いて来なくて、サークルに行って弾く事にした。

▲<左「三線各部の名称」、右「各種の奏法」>
⇒次回へ続く。


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