「識名園」探訪 前編

2011年05月05日 00時30分00秒 | 沖縄の生活

▲<ごぞんじ世界遺産の「識名園」です>

恥ずかしながら「識名園」は、世界遺産でありながら、首里や那覇の中心街からも離れていて、初めて沖縄を訪れてから33年間+丸四年間住んでいて一度も入った事がない。

4月29日、「上間と識名地区」を散策したので、「てんtoてん」で、そばを食べた後、車で立ち寄った。

「識名園」は、琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や外国使臣の接待に利用された。
18世紀の終わり頃に造られ、池の周りを歩きながら景色の変わりを楽しむ「廻遊式庭園」です。
現在では、琉球式結婚式や貸切イベントの貸し出しを行っている。(識名園管理事務所:098‐855-5936)


▲<正門から池に通じる石畳。一歩中に入ると、うっそうとした樹木の多さに驚く>


▲<一番最初に観る事が出来る「育徳泉(いくとくせん)」(池の水源にもなっている井泉)。1972年に国の天然記念物に指定された、淡水に育つ「シマスジノリ」の繁殖地でもある>


▲<「御殿」建物総面積525㎡(159坪)>

日本庭園と、異なる「中国風六角堂」や「中国式石のアーチ橋」があり、池の周囲には琉球石灰岩の石垣があり、琉球独特(中国+琉球)の形式を有している。総面積は、約4万2000㎡(約1万2700坪)で、「御殿(ウドゥン)」を始めとする建物の総面積は、643㎡(195坪)。


▲<タイプの異なる中国風「石アーチ橋」が、二つある>

▲<「中の島」から、「御殿」をバックに記念のセルフ撮影>

1941年に、国の名勝に指定されたが、大戦で壊滅的に破壊され、約20年の歳月と8億円の費用を費やして、1976年に再び国の名勝の指定を受けた。2000年に、世界遺産に登録されている。


▲<「ランタナ」(シチヘンゲ)小さな紫陽花が美しい>

▲<日当たりの良い池の淵は、亀が日光浴するには絶好の場所>


▲<計算されて造られているだけに、どこを撮影しても絵になる>

※後編に続く。