晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

鉄滓発見 9/28

2011-09-30 | 歴史・民俗

2011.9.28(水)快晴

 上林川で鉄滓らしき岩塊を発見し既に5個に達しているのだが、念道橋の上下、右岸左岸の地域に分けた場合、左岸下の地域のみ発見されていなかった。その地域を集中して探していたのは、あちこちで発見することによって念道橋周辺の一定の場所で出来たものでないことが証明できると考えたからである。
 最後の地域で発見できたのは9月26日朝のことである。実は夏の間は草が茂り、石探しは中断していたのだが、草の勢いもやや鈍ってきたので再開した矢先のことである。念道橋下100m左岸堤防下田んぼ側の溝附近である。堤防工事に使われたものではなく、28水で耕地の中に流入した土石を取り除いて溜めてあるところである。Img_3832_2
 
右が鉄滓と思われる破片、左は近くで発見した磁性のある新種の石。


 従来のものと同様気泡状の穴が数カ所開いた灰褐色の4cmぐらいの破片である。裏面はこれも従来のものと同様コンクリートの表面のようになっており、細かい砂を含んでいるようでザラザラしている。磁性があり、磁石に反応する。
 次にこれ等が本当に鉄滓なのか真剣に調査しようと思っている。たたらを研究している研究者もあるのだが、とりあえず鉄滓の発見されている近隣のたたら遺跡を訪れてみようと思っている。Img_3833
 
過去に集めた鉄滓らしき石など。


 そしてこれが本当に鉄滓と確認できたら、次は出所探しだ。過去の大水で流れてきたとして、この狭い地域でこれだけのものが発見できるのだから全体では相当の量が流れ出ていると思われる。その出所にはもっと多くの鉄滓が残っているだろうし、そこに至る流域にも破片は見つかるだろう。なんか気が遠くなるような話だが、地名や伝承のように形のないものを探るより、現実の物体があるのだからつかみ所があるし、イエスノーがはっきり出る探究というのは楽しいものがある。

今日のじょん:今日はかみさんが留守でおとーが一日店番をしている。どっちみち一日中寝ているのだが、なんとなく淋しそうだ。Img_3586

こんな感じで淋しそーに寝ておるのだ。

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