晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

石ころ物語 9/29

2011-09-30 | 歴史・民俗

2011.9.29(木)曇

 昨日紹介した鉄滓もそうだが、河原や山の石はその土地の特徴や過去の歴史を語るしろものである。当初は磁性の有無だけを頼りに岩石を拾っていたが、今では行った先々で特徴的な石や変わった石を拾うようにしている。問題はその後の整理分類と保管である。大抵の場合ビニール袋なんかに入れたまま放ってあるので、一体何時どこで取ってきた石か解らなくなる。今も五種類の岩石の塊が並べてあるのだが写真に撮って、日付や収集場所など記入して保管しなければ何が何だか解らなくなる。現実に今未分類のうち一種類はどこのものだったか解らなくなった。Img_3838

丸山の尾根で拾った石


 柔らかくて赤い条痕の残る紅土らしき石2個と黒くて鉄分を含んでいそうな石、あとは丸い川原石である。よくよく考えれば5月3日に村上さんと出かけた、丸山から大唐内に下りる尾根で採取したものだ。丸山の尾根周辺で丸い川原石が出るのでと拾ってきたのを思いだした。
 あとの四つは以下のとおりである。いずれにしても早く分類記録保管しておかなければ。
1. 9月9日日吉町海老谷玉岩地蔵の下、右岸で採取したもの。赤色チャートと黒い成分が混じった岩、全体が真っ黒な岩、鉄分っぽい岩の破片なんだが、いずれも磁性はない。玉岩鉱山のズリかと思ったが、それはもう少し下流のようである。Img_3830

左から1,2,3。


2.9月9日日吉町生畑、日吉山の家前の河原で収集。チャートは極少ない。スポンジ状の灰褐色の石が多い。いずれも磁性はない。

3.9月20日 大江町内宮下の林道で採取、工事で削った岩だが一個は磁性が強く、流石に鉱山地帯を思わせる。

4.7月24日 鳥垣渓谷やすみと附近で拾った米石といわれる庭石の破片。もちろん庭石の採取は禁止されているが、これくらいの小石ならいいだろう。緑の小石は桜井さんが持ってきてくれたもので、鳥垣渓谷にはよくある石だ。米石の方だが、乾燥すると表面にピンクの模様が浮き出てくる。雨の日や濡らしたりするとごげ茶色になって解らなくなる。擦っても落ちないのでカビなどではないようだが、ひょっとするとある種の鉱物が付着しているのかも知れない。Img_3831

 


 とまあこんな風に分類したり保管したりするのも大変なんだが、問題はその石がどういう岩石、あるいは鉱石なのか解らないことである。図鑑と照らし合わせても似たようなのがいくつもあって判断できない。インターネットで映像を見てもよく解らない。条痕や薬品反応、比重や顕微鏡など科学的に判断できる方法を探し出したり、標本を集めたり、専門家の人を探し出したりしなければいけないなあとは思っているのだが、なかなか手が回らない。とりあえず拾ってきて分類保管するのが関の山である。

【作業日誌 9/29】
第三木小屋床板づくり

今日のじょん:最近ぽんぽこぽんの集中力が欠けている。ボールを見つけてもすぐに取ろうとしないのだ。よーく観察するとどうも朝露の付いた草が嫌なようである。もう一回草刈りしてやるか。Img_3729 Img_3730 写真はボール拾いよらへんなあと思いきや、蟹にちょっかい出しているところである。 

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