2011.12.11(日)曇
初雪も降ってじゃがいもの葉っぱも萎れてきました。すでに試し堀もしてあるので本格的に収穫することと致しました。今回の品種はニシユタカという秋専用の品種のようです。煮くずれしにくいタイプと書いてありましたがそのとおりでおでんに炊き込んでも原形を保っています。
この時期のじゃがいも栽培は初めてなので色々試してみました。
実験一、この時期のじゃがいもは切って植えつけてはいけないとありましたが、本当かどうかやってみました。土中の温度が高く、腐ってしまうそうです。小さい種芋は丸のまま植えて、100%の発芽率、大きな種芋3個を二つに切って植えたところ、出てきたのは2本のみで、やはり丸のまま植えつけるのがよろしいようです。ちなみに出なかったところの土中には何の痕跡もありませんでした。
実験二、芽かきをすると大きな芋がとれるか?
種芋植えつけ後何本も芽が出てきます、これは芽かきをして2,3本にすると大きな芋になるとありました。これはなるほどと思い、すべて芽を3本にして育てました。茎が10cm伸びる毎に土寄せをし、施肥をしていましたらすこぶる大きな芋が収穫できました。最大のものは478gもあり、逆に料理にはつらいものがあります。これがはたして芽かきの効果か否か解らないところですが、次回は芽かきをしないものとするものを分けてやってみたいと思います。
収穫したものは、土を付けたまま冷暗所で保管します。
実験三、芽かきをした芽を植えつけると芋は出来るか。
この実験はだれもやってないと思うのですが、わたしも結果について予想は出来ませんでした。例えば大根や白菜の間引き菜を植えつけると同じように育ちます、ところがじゃがいもの芽は種芋から出ているわけで、芽かきした芽は種芋から放されることになり条件はかなり違います。
結果は大変気になるところであり、わくわくして掘ったのですが、植えつけた3本とも無事に芋を付けていました。大きさはさほどでもなく、数も株に一個だけでした。畑に余裕があれば、芽かきした芽も植えつけておくと収穫出来、何となく得した気分になること請け合いです。
芽かきした芽からできた芋。
実験四、夏に収穫したキタアカリ、しかも芽出しをしないものが秋に育つか?
キタアカリは芽が出にくい品種だそうです。しかも9月8日とかなり遅くに植えつけました。諦めた頃に芽が出てきて、4個中3個が育ちました。まだ葉が青々としているので収穫はしていませんが、もし順当に育っていたら来年は収穫してしばらくして植えつけ、二度収穫しようと思っています。二度芋というぐらいですからね。
11.26の写真、左がニシユタカ、右がキタアカリです。
葉の形状も茎の太さも違っています。
【作業日誌 12/11】
じゃがいも収穫
ゆず大根作製
今日のじょん:夕べモモ姉さんが来たので今朝は嗅ぎ回って大変だ。写真は先日の初雪の様子を撮ったものだが、まあこういう感じで嗅いだり、マーキングしたりで忙しいこと。