晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

判明 粉のさしみ 7/20

2007-07-23 | 日記・エッセイ・コラム

2007.7.20(金) 曇り

 2006年12月6日のブログで案内した、「粉のさしみ」についてトラックバックがあり、何か判明した。検索しても解らなかったものがここに来て判明するとはインターネットとは素晴らしい。「粉のさしみ」とはきしめんの商品名であった。きしめんの口当たりから察するに意を得た表現ではある。

 さて7月5日以降も土地探しに奔走しているわけだが、いろんな人にいろんな物件を紹介してもらい、いろんなところへ下見に行った次第である。条件も値段も様々で驚くばかりである。
 7月8日(日) 三和町上川合稲葉の物件を見に行く。恐ろしく山奥の古い家屋で、ちょっと住むには勇気が要る。土地はたっぷりあり、畑や田んぼや山林もふんだんに使えそうだ。買うと800万円、借りると年間1万円とか。隠遁生活にはもってこいの物件だ。帰りに向学のため三和ダッシュ村を訪れる。広い農地に山羊なんかがいて、のんびりとして魅力的だ。谷向かいにある分譲地に行く。数軒の住宅が夏草の中で息づいている。ログハウスもあり、田舎暮らしを満喫できそうだが、地形的なものか閉塞感があり好きになれない。070708_135828_m
 




 7月9日(月)曇り 綾部の不動産会社と建築やさんを訪れる。上林の物件について見積をしてもらうために立ち寄り、2,3日中にもらうこととする。
上林から舞鶴に抜ける菅坂峠が開通したと聞いたので帰りに通ってみる。総ての道が完成しているわけではないが、トンネルは立派で、綾部から東舞へ行くには、国道27号線を
行くより早いかも知れない。西舞鶴への道は狭いが、光の湯の温泉に行くために下ってゆく。

 7月16日(月・祝)雨 先日田舎に住むためには隣人が一番大切という話をしたが、土地を取得する前に是非とも会ってみなくてはと思い訪問する。ご主人がお留守で奥さんとお話しするが、いろいろと新しい情報も教えてくれて親切なお家であった。もう一方の隣は既に町にでておられ、空き家となっている。さてこの地域、上林の睦合町の一区域は戸数約60軒で小学生が2人とか、予想以上の少子高齢社会である。農家にとっての問題はイノシシ、猿、鹿の害である。上林にかかわらず、日本各地の地方の問題であるが相手が獣だけに一生戦いに明け暮れるのかも知れない。それがいやだと言えば日本中に住む田舎は無いだろう。

 7月17日(火)曇り 土地の見積もりが出ている。予想していた通りだが予算からは随分離れている。土地が広すぎるのだ。200坪は欲しいと思うのだが、500坪となるとかなり値がかさんでくる。逆にこれだけの土地があればなんでもできて楽しいかも知れない。なかなか気に入った土地も無く、決めようかと思うが踏ん切りが着かない。この際少しでもまけてくれるようお頼みする。その上で決定しよう。家については詳しい見積もりを出してもらうよう依頼して、綾部温泉に入って帰る。

 7月19日(木)曇り 予算の都合上、予定していた民宿は開業できない。将来開業出来ることを目標に、とりあえず喫茶店でも食堂でも開業すべく、食品衛生責任者の免許をとりに亀岡に行く。6時間の講習を受けるのだが、食品の安全や衛生について考えさせられる一日となった。帰りには久々の日吉温泉に寄ってみる。地元のお年寄りに喜ばれているようで顔見知りの数人が田んぼの話や村の話に花を咲かせている。難点は温泉部分の露天風呂が狭いことだ。入浴には生協の会員証や他のカードで割引があり、調べていくとお得感あり。

 7月20日(金)曇り インターネットの環境について、関西電力の方に相談する。地方ではインターネットの環境も厳しい。上林地区にはNTTの光は入っておらず、フレッツは解約することとなる。昨年かにeoネットが入り、お世話になることとなる。光電話や光テレビも利用できるが、問題は費用である。ネットと電話は今までより安くなりそうだが、テレビはそうはいかない。ただ地上波デジタルとなった際にチューナーを買わなくていいのがお得なかと思う。
 新潟の地震のニュースで持ちきりだ。都市部ではライフラインが切れ、生活が大変なようだが、田舎では通常の生活が可能なようだ。水は湧き水があるし、ガスはプロパン、食料は自給できるというものだ。3年前の中越地震に続いて今回被害に遭われた方々は大変なご苦労と察する。人が災害、特に地震の災害に遭うのは確率的には希なことと思うが、今後もどこかで起こりうることは確かなことである。出来うる限りの対策を練っておくことは肝要ではないか。そういえば、阪神淡路の震災後、どこの家庭にもあった震災グッズは今ではすっかり影をひそめた。「天災は忘られたる頃来る」寺田寅彦の言葉が思い起こされる。

 

コメント (1)
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