今週末は山響定期。常任指揮者の阪哲朗氏と共に、世界初演の新曲、アルチュニアンのトランペット協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」と色彩豊かな品揃えになっております。
世界初演と聞くと、「難解な現代曲」と敬遠しがちな方もいらっしゃると思いますが、今回の曲はそういうものではありません。耳馴染みのあるメロディも取り入れられ、山響らしい爽やかさを出したいと思わせられる、そんな素敵な曲です。
そしてアルチュニアンは、トランペットの貴公子、セルゲイ・ナカリャコフ氏の登場。お目当ての方も多いのではないでしょうか。朝ドラ「天うらら」のテーマ曲を演奏し、多くのファンを獲得してだいぶ経ちますが、ドラマチックなアルチュニアンの陰と陽を見事に演奏する円熟味を聞かせて下さいます。
メインのチャイコフスキーは、一般にイメージされるものよりは小さい編成かと思います。分厚い音圧で魅せるというよりは、山響の良さを生かした、引き締まった演奏になるのではないでしょうか。もちろん熱は存分に伝えたいと思います。
皆様ぜひご来場を!と言いたいところですが、チケットはすでに完売とのこと。もしかして当日券が出るかもしれませんので、聞いてみたいという方、是非諦めずに情報をチェックしてみて下さいませ!