色々連想できると思いますが、「ベンジャミン・ブリテン」の頭文字です。
今回の山響定期ではブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」から『4つの海の間奏曲』を演奏します。
私の記憶が正しければ、私が初めて弾いたブリテンの曲は、弦楽アンサンブルの「シンプル・シンフォニー」(S.S.)です。
ブリテンはこの曲の中で、それぞれの楽章にも、同じアルファベットが重なるタイトル(例えばsentimental sarabandのように)をつけているのですが、こういう言葉遊びがお好きだったのでしょうか?
しかし明るくてユーモア溢れるといった感じのシンプルシンフォニーと、今回のオペラ曲は大分雰囲気が異なります。ブリテンの曲は、それほどよく知っているとは言えませんが、前衛的なカラーのものも含め、かなり幅広い性質の曲を書いていると言える気がします。
もっとも、留学していたとはいえイギリスを語れるほど深い経験も知識もありませんが、「ユーモア感覚は大事にするけど、決してオープンな気質ではない」ような印象を受ける人が多かった思い出があります。そう考えると、まさにイギリス的な作曲家なのかもしれません。名前もブリテンですしね。。。。お後は宜しいようで。