自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クロアゲハ,幼虫から蛹へ(2)

2013-09-04 | クロアゲハ

帯糸を付け終わると,安心したようにからだを休めました。そして間もなく腹脚が着地面から離れ始めました。

時間が経つと,腹脚がはっきり離れ,からだが大きく湾曲してきました。前蛹の姿そのものです。 

一日近く経過して, 脱皮への準備が進んでいることがはっきり見えてきました。褐色を基調にした色合いに変化。表皮に小さな皺がいくつもでき,蛹と皮との間に空気が入っていっていることがわかります。「これは,脱皮間近だー!」と,誰にだってわかるような変貌ぶりです。

こういうときは動画で記録できればサイコーなのですが,わたしの腕ではそこまでは望めません。  

 


ジャコウアゲハ観察記(その265)

2013-09-04 | ジャコウアゲハ

(その264)からつづく

チョウの一夜の宿になった蛹もありました。前日の夕方確認して,翌朝同じ場所で見ました。

『ジャコウアゲハ観察記(その262)』で触れた個体は,からだを固定した葉がなかまに食べられて,地面に落ちていました。

隣りにあるレモンの木に移動して,その葉で前蛹になっている個体がありました。 

食草が少なくなってくると,蛹が付いていても食べ始めます。

生きものが息づく庭はいいものです。変化に富んでいます。『アゲハの庭園』 は一日としてアゲハの姿がなくなることはありません。

                                             (完)