9月12日(木)。快晴!
しごと場で,夏にお世話になったアサガオ製グリーンカーテンの撤去作業をしました。アサガオを密植すると,意外に涼しさを感じることができることがわかりました。ポイントはあくまで過密過ぎるほどに植え,程ほどの高さになったときに芽を摘むということに限ります。そうすれば脇芽が盛んに出て,カーテンになっていきます。
さて,撤去しているときに,プランターを移動させました。そのときのこと,プランターのあった場所でのこと。細長い溝ができていて,真っ白なからだをしたケラがいたのです。びっくりしました。こんなのを見たのは初めて! すぐに,脱皮したのだなと直感しました。
脱皮後はしっかりした翅を持っていることから,成虫とわかります。ケラは不完全変態をする昆虫なので,翅の変化は頼りになる判定材料です。
光を浴びてケラは大慌て。
見ると,そこに脱ぎ終わったばかりの殻のようなものがありました。確かに殻のようなかたちをしています。わたしは大慌てでケラを写しました。
それが終わると,メガネを持って来てさらによく観察しました。殻はやはりケラのものでした。もうそこにはアリが嗅ぎつけてやって来ていました。大したものです。
ケラは,この出来事にすっかり驚いて,土に潜ろうとしました。わたしは,なすがままにしておきました。今回,土の中で,他の昆虫同様に頭部・胸部が裂けて脱皮が行われることがよくわかりました。
この辺には,ケラがやはり生きています。プランターの底面を天井代わりにして,穴をつくって棲んでいるのですから。このことがわかり,すっかりうれしくなりました。