屯田物語

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ぜるぶの丘 厚化粧のような・・

2005年07月30日 | 
    人は去る 厚化粧の丘あわれ

美瑛の丘陵地帯に広がる”ぜるぶの丘”は、ラベンダー、百合、ホピー、ひまわり
など華やかな色に染められていた。
駐車場はひっきりなしに車が出入りし、人は極彩色の丘を眺め、感嘆の声をあげる。


美瑛の丘の魅力はなんだろうと考える。
緩やかなうねりと柔らかな色彩、気持ちは癒され、目にやさしい風景がそこにある。
風にそよぐ麦畠や野草、子供のころ思い描いた絵のような丘、丘、丘、
そういう素直な懐かしい情景であろうと思う。
しかし、”ぜるぶの丘”はあまりに華美、
美しい素顔の女性をごてごてした厚化粧で塗ってしまった。
こういう花園を望むのなら、わざわざ美瑛までやってくる必要はない。

この百合のまわりを、さらに園芸種の極彩色の花が取り囲んでいた。
しかも、公園のなかに遊歩道はなく、観光用バギーが走っている。(もちろん有料)
向こうに見える緑の丘がとても美しい。



”ぜるぶの丘”の端、
ここはひまわりだけ、夕暮れの旭岳が眺められる。
やっと、ほっとした気持ち。



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6 コメント

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夏ですね。 (たまご)
2005-07-30 06:39:49
すっかり夏景色ですね。花は夏ながら風は涼しそうですね。

関東は熱帯夜なので、涼しい風がうらやましいです。
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すべてに同感です。 (ぶちょうほう)
2005-07-30 09:25:43
春様 おはようございます。

「せるぶの丘」ですか、咲いている花に罪はありませんから、このような畸形的な景観を「美」として受け入れてしまう側に原因と問題があるのでしょうね。

このお国は他国に誇るべき自由主義の場で、表現や商いの自由は保障されていますから、他人に迷惑を掛けない範囲内で、好き勝手をやれますね。

美瑛の丘のこの景観を不自然と虚飾の極みと受け取る感性も、その逆にこれを美の極致と受け止める感性も容認されなければならないと思います。

しかし、こうなってしまう、この多様性は残念でもあります。

おそらく、(残念ながら少数意見となることでしょうが)小生は:美瑛の丘は「自然」有ってこそのものだと思いますし、それだけで十分に美しいと思います。

そして、自然とは「なにも足さない状態、何も引かない状態」であり、人為の手付かずの状態そのものだと思っています。

でもそれとは裏腹に、コテコテに飾り立てた、この眺めを大多数が誉めそやし、観光客が寄り集まってしまうのが現実であります。

こんな意見は極少意見で、コマーシャリズムを説得する材料にはなりませんから、いつまでも抹殺されつづけていくのでしょうね。
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花は熱帯夜・・ ()
2005-07-30 11:58:34
たまごさん、こんにちは!

関東の熱帯夜、まだまだ続きますね。

あのじっとりした不快感はいまでも思い出されます。

ぜるぶの丘、この花花花を見ていると熱帯夜のようでもあります。

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異常な飾りつけ・・ ()
2005-07-30 12:16:15
ぶちょうほうさん、こんにちは!

アマチュアカメラマン風(だと思う)の方々が、この畸形的な景観(適切な表現ですね)にカメラを向けておりました。

多少の人工美は必要でしょうが、あまりの異常な飾りつけにあきれたわけですが、彼らにとって、これが美瑛の丘なんでしょうね。

”ぜるぶの丘”を検索して、ほかのブログやホームページをみても批判的な言葉はありませんでした。

やはり、わたしたちの感覚は少数派なんでしょうが、寂しいことですね。

でも、ほとんどの美瑛の丘はあるがまま、こんなに華美に装っていませんよ。









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TBありがとうございます。 (ながなが)
2005-07-30 17:07:50
トラックバックありがとうございます。

おっしゃるとおりぜるぶの丘は、美瑛の景観とは

マッチせず、作られた感じがしましたね。

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評価が☆三つなので・・ ()
2005-07-30 18:42:22
ながながさん、こんにちは!

”ぜるぶの丘”について、評価が☆三つだったのでTBさせて頂きました。

最高に良かったと書いている方に、こういう批判めいた記事をTBすると

怒られますから。。(笑)



大菩薩峠や花の写真、すごくきれいですね。

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