屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

点と線

2007年11月26日 | 映画
「点と線」松本清張原作のTVドラマ・・
東京駅13番線から15番線ホームを見渡せるのは、わずか4分間だけ、
そこにつくられた目撃者が・・
ビートたけしの定年間際の刑事ははまり役であった。

昭和30年代、民間航空はまだ一般的でなく、
容疑者がアリバイ工作に航空機を利用するという発想はなかったのである。
上野~札幌間は列車で青森へ、そして青函連絡船、更に函館からまた列車に乗り換える、
それは、丸一日の長い旅であった。

わたしは、昭和34年から41年の間、旭川~上野を15回往復しているが、
そのつど、連絡船をおりてから座席を確保するために荷物を抱えて長いホーム走ったものである。

刑事(ビートたけし)が腕時計を五千円で質入するシーンがあった。
これは当時の刑事(失礼かも)にしては高級時計をしていたようである。
当時、コッペパンが10円・・
学生時代、千円あれば一週間は食べられた時代である。

夕暮れの手稲・・わずかに雪が薄く残っている。
コメント (16)    この記事についてブログを書く
« カミホロカメットク | トップ | 宴席疑惑のアリバイ »
最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同じところに注目! (bikki)
2007-11-26 21:44:59
こんばんは

きょうお昼を一緒に食べた同僚と
「点と線」の重要なポイントである
東京駅ホームの4分間のシーンについての話題で盛り上がりました。

松本清張作品の現代のミステリーにはほとんど見られない
血の通った人物描写と情景描写を
優れたスタッフで映像に表現した今回の作品は
久々にテレビで良いものを見た気がします。

それにつけても「青函連絡船」のあった時代風景、
心にズッシリくるものがありますね。
返信する
陽から陰へ ()
2007-11-27 01:58:45
bikkiさん、こんにちは!
松本清張の推理小説は特に初期の作品が面白いですね。
「眼の壁」「黄色い風土」「砂の器」がありました。

TV版の「点と線」は脚本もしっかりしていたけど、出演者がまたすごい顔ぶれです。
特に柳葉敏郎は演技賞ものでした。
「踊る大捜査線」のエリート官僚役(柳葉)はひたすら苦虫を噛み潰した役柄でしたが、
「点と線」の彼は陽から陰への切り替えが巧みでした。

急行十和田、青函連絡船摩周丸、急行まりも、
どれも乗ってことがあって懐かしい!
摩周丸は青森港に係留(記念館)されていますが、
ここで撮影があったそうです。

返信する
青函連絡船 (ばーば)
2007-11-27 03:54:04
青函連絡船のシーンでは、春さんが何度も乗って往復されたので、懐かしく思っていらっしゃるだろうと想像しながら観ていました。 久し振りに力作でしたね。  2夜目を観終わって、さすが松本清張の原作だと思いました。 ひとつは安田夫人、もうひとつは捜査の最後の詰めの失敗。あの結末は有耶無耶になってしまったので、権力に対して結局太刀打ち出来ないのかという無力感を当時は強く持ちましたが、ローキード汚職で元総理が逮捕された時、やっと日本はここまで来たのかと、感慨深いものがありました。個人的には角栄さんは未だに憎めない人なのですが。 
テレビドラマの「点と線」は石炭列車の走る音、汽笛の音、海岸の波の音なども効果的で、郷愁を感じるドラマでもありました。
返信する
月額2,000円の (大阪のヒラク)
2007-11-27 08:46:47
奨学金を基礎に7,000円で一月過ごす仙台での生活が1960(昭和35)年から4年間続きました。「安保」から始まって、殆ど教室に顔を出さない日々でした。奨学金を切られたら困るとイジケタ構えで、何とかゴマカスようにして卒業しました。大胆、おおらかな判断をした友人は留年してちゃんと勉強し、第一志望の天文には振られたのですが、数学の道に進みました。
青函連絡船でグリーンアスパラガスに出会っって、こんな旨いものがあったのかと感激したのは、卒業の後だったと思います。
返信する
点と線 (かのこ)
2007-11-27 11:22:48
春さん今日は。
ビートたけしのTVコーマシャルしていて
観たいと思いましたが 見過ごしました。(残念)
以前TVで観ましたが
近年図書館の本ももう一度読みました。
松本清張の推理小説作はどれも面白いですね。
大好きな作家です。

そい言えばそちらが舞台だったですね。
当時の時代が偲ばれる作品ですね。

刑事物や推理小説を読むと携帯や科学の発達で
解け易くなっている反面
実際の事件でも解決しないものが多いのも
驚きです。

暮れなずむ一瞬の切り取り写真お見事ですね。
遠くで光る電線が印象的です。
返信する
30回乗船 ()
2007-11-27 11:32:36
ばーばさん、こんにちは!
小説の面白さとは違って、映像のリアルな緊張感は見ごたえありました。
音の効果も抜群で映像ならではのことですね。
安田夫人はとても魅力的な女性でした。(笑)

昔、青函連絡船で何回往復したか数えたことがあって、
往復15回ということは30回乗船しているということになりますが、
当時は三等でしたか、勿論、船底?みたいところです。

ロッキード事件は昭和51年でしたか、
あれから30年もたってしまいましたね。
返信する
技術の進歩と犯罪と映画 (大阪のヒラク)
2007-11-27 11:41:56
について、ウヘーコリャイカンと思ったのは、数年前にブラッドピットの出た「オーシャンズトウエレブ(エレブン?)」を見たときでした。1960年代初めにその素っ頓狂さに感激した「オーシャンと11人の男たち」(サミー デイビス ジュニア出演)をどうリメイクするのかと愉しみだったのに.. 旧作ではカジノの金庫室に訓練された肉体の極限の力を振るって挑む...そのバカバカシイリアリティーが見せ場でした。新作では金庫室が技術の粋を尽くした鉄壁の守りで固められていて、肉体ではどうしようもない...
返信する
郷愁 ()
2007-11-27 11:42:12
ヒラクさん、こんにちは!
昭和30年代の生活はとても貧しかったけど、
その代わり、思い出もたくさんあります。
「点と線」「夕日の三丁目」など、同じ時代のドラマに郷愁を感じる歳になりました。
返信する
社会派 ()
2007-11-27 11:58:03
かのこさん、こんにちは!
松本清張の昭和史発掘は二二六事件までの日本陸軍の暗部を描いたもので、
大いなる興味をもって読んでました。
しかし、GHQが関与したといわれる、「日本の黒い霧」は思想的な偏見があって・・
でも、社会派推理小説こそ松本清張の面目躍如ではないでしょうか。

何年も清張の本は読んでいないので、
まず、「点と線」を読み直してみようかと思っています。
返信する
こんばんは (パール)
2007-11-27 18:39:10
夕暮れの手稲の写真ステキですね。
手稲にお住みなんですか?ニセコ手稲スキー場ってありますよね。 20年以上前にスキーにいきました。
阪神の元ピッチャーの小林っていましたっけ?背の高いやせた人違ったかな。千歳空港で見かけました。
寒いというより痛くて粉雪でころぶと起き上がれなかったのを覚えてます。
点と線2夜連続で家事やりながら見てましたが、録画してあるのでゆっくり見たいと思ってます。
たけしの刑事役よかったですね、そして青函連絡船
の音思い出しました。 東野圭吾の赤い指を読んでます。 清張の本もあるので読み直してみようかな。
返信する

コメントを投稿