
「時をかける少女」(1983年)の物語は、時間というテーマを通して人間の感情や記憶、そして人との絆を描いています。和子と吾郎の関係が、未来からきた一夫の存在によって影響を受けたことには胸が締め付けられるような切なさを感じました。
特に、記憶が元に戻されたとしても、その「経験」による微妙な感情の変化や心の奥深くに刻まれたものは、完全には消えることがないかもしれません。人間関係の繊細さがここで表現されており、和子が自分自身の中で感じている違和感や希薄さがとてもリアルで痛々しいです。
「私をスキーに連れてって」1987年 原田知世の画像を組み合わせてみました。
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