屯田物語

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屋久島旅行記二日目 楠川歩道

2005年07月09日 | 屋久島
くぐり杉から左は原生林歩道、われわれは右の楠川歩道を歩く、
ここから約1キロメートルで「さつきつり橋」にでる。
太鼓岩のぼりの疲れは残っているが、あとは下りだけの安堵もあって
足取りは軽い。。
楠川歩道は江戸時代に花崗岩によって作られたとあったが、・・・
原生林歩道にあるような杉の大木は数少ないが、「もののけ姫の森」と同じ
鬱蒼とした原生林がつづく。



屋久鹿だ!
原生林歩道でも見かけたが、
蝦夷鹿と違って人間にたいする警戒心はない。
屋久鹿の生態を間近に観察できるのも、「屋久島は自然そのもの」、その賜物のあろうと思う。
心ない観光客からエサをもらった屋久猿は悪さをするようになった。

知床半島は世界遺産に登録されようとしているが、いまだに生ゴミを捨てていく愚かな観光客も
いる。
その生ゴミの味を知った羆が人間を襲うのかもしれないのだ。



エサを食べるのに夢中になっている。
驚かせないように、そっとシャッターを押す。。カチャッ・・・



白谷川の流れる音が聞こえてきた。
「さつきつり橋」はあと少し、妻の荷物は息子が背負っている。
「負うた子に教えられて浅瀬をわたる」
つい、こんな諺を思い出したのである。
汗をかいた身体に谷川から吹き寄せる風がひんやりとして心地よい。

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6 コメント

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物怖じしない鹿 (ぶちょうほう)
2005-07-09 21:27:55
春様 こんばんわ

先日ネットで屋久島関係の植生を見ていましたが、相当量の絶滅危惧種は鹿に食われているようで、植物の個体数の減少にヤクシカがどのくらい関与しているか精査が必要だとの記述を読みました。

すでに絶滅してしまった植物もあるそうですね。

それに鹿が関与したかどうかそこまでは読み忘れました。

ただ、それが自然の摂理ならばそれも仕方のないことでしょうが、人間の手厚い保護によって異常繁殖している鹿が(シカた無しに)見境なく食べまくった結果だとすると複雑な問題を孕みますね。



屋久島は苔むした島というイメージがますます固まってきました。

これだけを見ても雨の多い島と直感出来ますが、そこへ行って、こんなに雨のない少ない中で行動できたのですから、これは奇跡的なことなのでしょうね。
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有害鳥獣なんですね・・ ()
2005-07-09 22:57:05
ぶちょうほうさん、こんにちは!

屋久鹿の急増について、鹿児島県では屋久島をヤクシカの捕獲禁止区域に

しているそうです。

しかし、上屋久、屋久両町は有害鳥獣として年間200~250頭前後を

駆除しているともありました。

知床の蝦夷鹿もそうですが、バランスを保って繁殖すればいいのですが。

屋久猿も見かけましたが、写真を撮るチャンスを逸してました。

雨が多い屋久島で、運良く晴れ間にぶつかってよかったと感謝しています。





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「正義のみかた」 (大阪のヒラク)
2005-07-09 23:06:27
ぶるのは楽ですが、しばしば自分の立っている基盤を根底から(可能な限りの力を尽くして)見直さないと、トンデモナイことになりそうですね。

例えば「自然保護」と云っても、

 1:「自然」とは何か?

 2:「保護」とは(人間の)思い上がりで   はないか?「放置」の方が正しいので   は?

などなど...

私自身、2年ほど前に「交野野鳥の会」に入会し、また別に最近「交野環境ネットワーク」の事務局の末席にすわっています。

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具体的な対策・・ ()
2005-07-09 23:34:02
ヒラクさん、こんにちは!

屋久鹿の保護をする、増える、絶滅危惧種の発生などなど。

そういう具体的な問題について、心配しているだけですよ。



>自分の立っている基盤を根底から・・・



申し訳ないけど、ここでは、そんな大げさなことを考えているわけ

ではありません。



野鳥の会に入っているのですか。

楽しそうですね。







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気の遠くなるような (まりあ)
2005-07-10 06:09:23
時間を目の当たりにできる森ですね。北海道はまだまだ若い若いハツラツ大地に思えます。

一大決心で行かなければ見られないところのようで、貴重な紀行ブログを見せていただきましたヨ。

ありがとうサマ・・・。
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旅の魅力を感じる・・ ()
2005-07-10 09:34:47
まりあさん、こんにちは!

縄文杉が7200年前、まさに古代が息づいている島ですね。

でも、古代杉の山の麓は白砂の浜を持つ海、その自然の豊かさが屋久島の魅力。

北国の大地のなかに生きていて、南国の島を体験できたことは旅の魅力を

一層大きく感じられて良かったかなあ。。



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