屯田物語

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黒岳

2009年01月04日 | 日常


黒岳・・
層雲峡からロープウェイで昇ってゆくと、そこは七合目、
ここから 黒岳の山頂 を目指すことになる。

小学六年生の黒岳登山遠足、
その頃はロープウェイなどなくて、それは層雲峡温泉の一合目から登りはじまる。
しかし、そんな初登山の記憶は下山のことだけ、
激しい雨で登山道はぬかるんで岩肌はとても滑りやすい。
延々とつづく九十九折の山道をなんどか転んだりしながら必死になって下ってゆく。
付き添いの先生は、曲がりくねった道の角角で待ち構えて、
生徒が勢いあまって転落しないようにガードする。
「さあ、こわがらないで、先生がしっかりと受け止めるから・・」
そんなことがとても懐かしく思い出される。

幸い、誰ひとり怪我なく下山したが、
山登りってこんなに辛いものだとは思わなかった。

あれから、何度も黒岳~旭岳を縦走したが、
このときの泥道の黒岳こそ、わたしにとって忘れられない五十五年前の山登りであった。