hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

練習日5

2007-01-21 21:46:49 | sax関係
今日もお休みをいただき、自宅で練習していた。

昨年夏ごろからリードを3半から3に変えたのだが、また3半に戻そうかと迷っているところ。
3半では軟らかめを、3では硬めを好んで使うので、リードの硬さだけならどちらもほぼ同じだと思うのだが、音が違う。
3半では音の立ち上がりが重く音色が柔らかいのに対し、3は立ち上がりは軽く、音色はシャープだ。

おそらく4になると、立ち上がりがより重くなり、重厚な音になってくるのだと思う。

先日ふれたとおり、リードの硬さが変わっても、基本的にはアパチュアは一定なので、リードの硬さが変わっても下唇が痛くなることはない。
少しの期間、マウスピース同様にいろいろ試して使ってみたいと思う。

補講日

2007-01-20 23:05:25 | 日常
今日も洗足で補講を行なった。
試験前ということもあり、それぞれに徐々に仕上がりつつある。
いつも真剣なんだろうが、学生は思いのほか忙しく、この時期は徐々に授業がなくなってくるため、練習だけに専念できるのだろう。

こちらもレッスンしているうちに、稀に自分自身の忘れかけていた引出しを思い出すことがある。
それは奏法の一つであったり、練習の仕方であったり、考え方であったり。

いつも決まってこの時期だ。
それはなぜだろうか。
あまり深く考えないようにしている。

大学は徐々に慌しさがなくなり、独特の平穏な雰囲気になってきた。

下唇の巻き込み

2007-01-19 22:01:42 | sax関係
今日は洗足で高校の授業と副科の補講。
高校生は28日に定期演奏会を控え、そのパート練習を行なった。
バッハのカンタータやフラッシング・ウィンズなど、古今の名曲を吹奏楽で演奏するそうだ。


昨日の続きになるが、練習していて気がついたことがもう一つある。
それは、下唇の巻き込む加減で、実は私は極端に巻き込みが浅い。

おそらく学生の頃、あぶら取り紙を5回折って使用していたためで、少し厚手だった分、巻き込みを浅くして対応していたのだと思う。
今では、あぶら取り紙を4回折って使用していて、標準的な巻き込みにしようと試みていたのだが、唇が痛くなったり、音が不安定になったりしていたのだ。

あぶら取り紙は4回折りの方が、息の入り具合、倍音の加減などがちょうど良く、これを変えずに、巻き込む加減で対応しようとしていたのだが、結局巻き込む加減も今までどおりにするのが一番良かった。

結果的にやや音が鋭くなったような感じになったが、コントロールしやすく、何より下唇の痛みが無くなった。

今では息のスピードだけでリードを振動させている感じ。

奏法は試行錯誤しながら、少しずつ変えているが、根本的な部分は変わらない。
逆に言えば、外的な変化に対し、根本的な部分を変えないために、表面的な部分を少しずつ変えているのかもしれない。

練習日5

2007-01-18 21:53:36 | sax関係
安井寛絵さんのブログを追加しました。
安井さんは藝大卒業後渡仏し、忙しく留学生活を送っています。

HIROE.SAX@france:


今日は自宅で練習日。
今日練習していて気がついたことがいくつかあった。

私は生まれつき受け口で、楽器を吹くにも角度を考えたりと、それなりに苦労が多かった。
また、いつのまにか顎が更に横にずれていて、写真を写す際、右側からと左側からで写した写真では、顔の形がかなり違って見える。

この顎が横にずれてしまったのは、おそらく後天的なもので、サックスを始めたことによってずれたような気がするのだ。
あくまで憶測だが、それは前歯の長さが揃っていないためで、前歯をマウスピースに置く際、前歯をあてる位置が、自分から見て少し右側にずれているのだ。
ちなみに私は左側の前歯が2ミリ短く、それをカバーするため少し右側にずらし、両方の前歯で支えている。

ずれたままの位置のまま、下顎は均等に押し上げるようとするために、結果として顎がやや右にずれてしまっているのだ。

前歯の長さが揃っていないということが、顎関節に影響している。

ひととき、前歯の高さを揃えれば、真っ直ぐアンブシュアをつくることができるのではないかと考えたが、すっかりずれてしまった額関節への影響はどうなるかは定かではない。

もう一つは、随分前に少しだけふれているのだが、跳躍にかなり対応できるようになり、音程や音色を安定してコントロールできるようになった。

それは、全てアパチュア(口元)ではなく、舌の位置やシラブル(これも根本的には舌の位置)で行なうというものだ。

高音域では、舌先が上に向きやすいので、それを意識して真っ直ぐか下向きにすることによって、音程が上ずることがなくなるのだ。
この舌の状態を保っていれば、息を弱めてもアパチュアを狭めても音程や音色が変わることはない。

音程はアパチュアで変わるものではなく、息の速度と方向、口腔の変化で変わる。
意識を身体の奥の方へと意識していくと、自然と音そのものが安定するのだ。

その延長で、倍音の分量を調節して音色を変えることができる。
今まで無意識に行なってはいたが、それを意識的に行なうことができた。

帰宅日

2007-01-17 21:06:01 | 日常
今朝、新潟から新幹線に乗り、帰宅した。
昨日は、新潟商業で17時から20時までしっかり合わせを行なった。

よく練習しててくれていて、みんな上手だった。
今回はサックス五重奏も行なうので、とても楽しみ。
アンサンブルで演奏するのは本当に久しぶりだ。

昨日は実験的にモブログ更新を行なってみたが、私は携帯電話で文章を書くのが好きではないので、これからはやはりPC更新が主になると思う。

帰宅後は練習。
長時間練習していると、下唇に歯形がついてきて、徐々に下唇のクッションが潰れてくることになる。
それにより、音色や音程にかなり影響が出て、練習し始めと、終盤の方ではかなり変わっていることがわかった。

そのような変化も考慮しながら、どの程度の状態がベストなのかを探して、本番前のコンディション作りに活かしたいと思う。

新潟へ

2007-01-16 08:50:23 | 日常
2/3(土)に行なわれる下越バンドフェスティバルの練習のため、今日はこれから新潟へ。

このバンドフェスティバルでは、新潟商業高校と共演し、曲目は、
・ベルガマスク組曲より「前奏曲」(C.ドビュッシー)
・バラード(A.リード)
・ラテン・フィエスタ(鈴木英史)
・ファンタジア(C.スミス)
となっている。

曲順などは、これから練習してみてステージの状態など考慮しつつこれから決めていく。
ちなみにベルガマスクはサックス五重奏で演奏し、私が楽譜を書いた。
ご近所の方はぜひお越しください。

今日は少し趣を変えて、練習の様子などを、モブログ更新(携帯電話からの更新)してみたいと思う。


尚美レッスン

2007-01-15 22:47:24 | 尚美
今年初の尚美レッスン。
こちらは2月の実技試験まで通常にレッスンがある。

皆、試験曲が決まり、これから試験に向けられた練習とレッスンを行なっていくことになる。
尚美の楽曲の試験は必ず暗譜で挑まなければならない。
いつからそうなったのかは知らないが、私が学生の頃はそんな決まりは無かった。

確かに暗譜した方が勉強にはなるのだが、この時期の学生にとっては少し荷が重いような気がしないでもない。
より自由になれるように、よく考えて、よく練習してすごして欲しいと思う。

帰宅後は練習。
昨日と一昨日は審査の為、まったく練習できなかったので、丁寧に音程など確かめた。

まだ一年以上先の話なのだが、東京でのリサイタルが決まりつつあり、その選曲など兼ねて、いくつかの曲を引っ張りだして譜読みした。
実はメインの曲は既に決まっていて、その曲を取り巻くものを探しているところなのだ。
十年前からやりたいと思っていた曲だ。

向こう一年は確実にモチベーションを維持できる。楽しみだ。