hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

仕事後の一杯

2010-08-31 23:46:43 | 日常
昨日、尚美のレッスンを終えて帰る前に教員控室に立ち寄ると、偶然波多江さんにお会いし、色々話しているうちに、せっかくの機会なので飲みに行こうということになり、その後すぐ近くの飲み屋に行った。

波多江さんと初めて出会ったのは1994年の第一回のディナンで、当時の私は尚美2年生、波多江さんはセルジーの学生さんだった。
そこでは日本人参加者で集まって美味しい地ビールをたくさん飲み、あっという間に打ち解けて仲良しになった。
実は私はその昔、パリ音楽院受験を考えたことがあり、その時にも相談に乗っていただいたり、書類を揃えてくださったりと大変お世話になり、その逆に波多江さんがオケの仕事の際、燕尾服とタキシードを間違えて持ってきてしまい、偶然会場の近くだった私の自宅に燕尾服を借りに来たこともあるという、持ちつ持たれつの関係となっている。

しかしながら波多江さんと飲むのはそのディナン以来で、そもそも喋り下手な私が差しで飲むというのは本当に珍しい。
私は今年で洗足を7年、尚美を5年務めているが、学生からではなく先生から飲みに誘われたのは実は初めてだったので、とても嬉しかった。

波多江さんは4月からはこの尚美、また7月からは母校の東京音大でご指導することになったそうで、突然教員生活に切り替わってしまったと話していたが、それぞれの学校に対する思いや展望などを熱く語っていて、とても魅力的な人で楽しい飲み会だった。

尚美授業2010年度(第13回)

2010-08-30 16:09:42 | 尚美
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授業メモ
1,2限
本2 ベーシックトレーニング
視聴CD: J.S.Bach: Brandenburg Concerto No.2 (M.Mule)
・ロングトーン:「ラ」を基準として
・二重奏(J.Arcadelt: Ave Maria)

3限
本1~総3 室内楽
・H.Villa-Lobos: Bachianas Brasileiras No.1
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今日から授業開始。
ひとまず9月中旬の期末試験まで数回の授業とレッスンを行う。

この夏休みを利用して帰省した学生もいて、お土産をたくさんいただいてしまった。

山の頂上から

2010-08-29 21:49:54 | 日常
今日は午前中、尚美で体験入学のレッスンを行い、午後はやはり洗足でオープンキャンパスが行われ、受講生のレッスンを行った。

どちらの受講生も熱心に話を聴いてくれて楽しかった。

帰宅後もまだ日が明るかったので、外に出かけてみることことにした。

写真の場所は鎌倉市のとある山の上から写した風景。
この風景を幼少(おそらく30年以上前)の頃に見ていたのだが、どこから見た風景だったか記憶に残っておらず、実はずいぶん前から探し回っていた場所だった。
今日になって思いがけず見つけることができてうれしい気持ちになった。

私の記憶では山の頂上は雑木林の広がった場所だったのだが、今では墓地になっていた。
いや、もしかしたら当時も実は墓地だったのかもしれない。

クラリネットの

2010-08-28 23:26:35 | 日常
今日は日本管打楽器コンクール、クラリネット部門の本選を聴きに洗足の前田ホールに。

課題曲はモーツァルトの協奏曲で、五名の出演者がそれぞれ個性的に演奏していて元気をもらったような気がした。

私もこのコンクールには学生の頃に2度挑戦し、そして2年前には審査員として参加した。
演奏する側としては当然緊張するものだが、しかし審査を行った際には、実はそれ以上の緊張と恐怖を味わった。
やはり自分自身ではなく人の演奏を判断するというのは荷の重い作業ではある。

洗足高校授業2010年度(第14回)

2010-08-27 22:00:55 | 洗足
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授業メモ
視聴CD : ブランデンブルク協奏曲第二番(M.Mule)
ロングトーン
音階: Des dur
ヴィブラート
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久しぶりの授業だったので、一人ひとりにそれぞれ夏休みの出来事を語ってもらい、緩やかに授業を進めた。

午後はてっきり大学のレッスンがあると思っていたら、こちらはまだ夏休みだった。

レッスン室少し練習し、その後は明日本番のえびちゃん他のレッスンを行った。

マウスピースのコーティング

2010-08-26 22:15:27 | sax関係
テナーとバリトンのマウスピースはずいぶん長いこと使用しているが、キャップを付けたまま部屋にそのまま置いていたら、写真のように境界線がはっきりできてしまった。

コーティングが剥げてしまうと見た目が変わるだけではなく響き方も変わってしまうため、使用しないマウスピースはあまり光に当てず、箱にしまって保管するのが良いだろう。

神頼み

2010-08-25 20:44:12 | 日常
コンクール祈願のため、鶴岡八幡宮に参拝しに行ってきた。

私が演奏するわけではないので、できることと言えば神頼みくらいだろう。

このブログのテンプレートにもなっているが、変わり果ててしまった大銀杏の神木も拝んだ。

幼稚園

2010-08-24 22:44:29 | 日常
自転車に乗って出掛けると、なぜか鎌倉に来てしまう。

鎌倉の逗子市寄りの「大町」というところに私が通っていた幼稚園がある。
日蓮宗のお寺の麓にあり、写真に見える八角のお堂が特徴。

ここで過ごした2年間の記憶はもはや断片的なものしかない。
その頃の同級生も残念ながらほとんど覚えていない。

私の家は決して裕福ではなかったのに、なぜ幼稚園に通わせてくれたのだろうかと今になって疑問に思った。

今度実家に帰った時に聞いてみようかと思う。

モンマルトル墓地で

2010-08-23 21:54:22 | フランセ
随分経ってしまったが、先日のフランス滞在の際、アドルフ・サックスのお墓を訪れた。

アドルフ・サックスはパリのモンマルトル墓地に眠っており、バンドーレンのお店のすぐ近くだったので、お店を訪れたついでに荷物を置かせていただきつつ伺った。

モンマルトル墓地はパリ市内でも有数の大きな墓地で、墓地内にも住所があり、入口の案内所でお目当ての人物を探すことができる。
アドルフ・サックスのお墓は入口から遠い区画に位置し、並木道を歩きながら色々な人のお墓を見ながら探した。




写真がそのお墓で、まるでほこらの様なたたずまい。


近付くと、誰かが納めたリードがあった。


ほこらの側面にはディナンのアドルフ・サックス協会から贈られたプレートもあった。
お墓の前でしばし休憩しつつ、私もメッセージカードをつくって納めてきた。

いつものコース

2010-08-22 21:51:26 | 日常
金曜日から今日まで3日間尚美の体験入学を行っていた。

金曜日は四重奏の演奏の後、受講者の個人レッスンを、昨日と今日は同様にレッスンのみを行い、色々な高校生の演奏を聴くことができた。

最終日だった今日は少し早めに帰宅できたので、まるで子供のように帰宅してすぐさま自転車に乗って外に飛び出してしまった。

いつもの逗子から鎌倉へ抜ける片道15km程のコースを走り、久しぶりに身体を動かしたような気がして気持ち良かった。
写真は一休みした夕暮れの妙本時。

V.12テナー

2010-08-21 21:50:59 | sax関係
昨日は久しぶりの四重奏だったが、それ以上に久しぶりにテナーだった。

リードは先日パリのバンドーレンでいただいたV.12を使用したが、Traditionnelle(青箱)と比較して、ソプラノやアルトと同様に厚みが増した感じがして、出てくる音も重厚になったような気がした。

特にテナーでは音の立ち上がりに特徴があり、強めにアタックしても音色がひっくり返ることが無く、柔らかな質感が得られる。
短所は立ち上がりが柔らかい分重く、特に低音域では音そのものに当たりづらくなり、また息の圧力も相当量必要になる。

今回使用したセッティングはマウスピースがT20、リードはV.12の3の硬めだった。
ちなみにパリのバンドーレンでは数枚のリードを写真のレトルト食品のような袋に詰めてくれるようだ。

尚美の先生方と

2010-08-20 21:18:06 | 尚美

今日は尚美体験入学に伺い、四重奏を演奏してきた。

メンバーおよびパートは上から中村均一先生、波多江先生、私、ディプロマ卒業生の磯貝君という豪華なメンバーで、カルメン幻想曲やウエストサイドストーリー等、中村先生選曲の楽しい曲目白押しの楽しい本番だった。

会場も「情報広場」という本館入口ロビーで、響きやロケーションがとても面白かった。

カルテットの人数のバランスや演奏のやり取りは本当に楽しい。
あまりに和やかで楽しい演奏会だったので、本番中にも関わらずデジカメでMC中の中村先生を撮影。



終演後には磯貝君、波多江先生を。


室内楽の演奏会

2010-08-19 20:41:43 | 日常
昨日は尚美で合わせの後、演奏会を聴くために市ヶ谷へ。

アメリカ在住ピアニストの室内楽の演奏会で、この季節に毎年開催されており、室内楽という性格上、流動的な編成にならざるを得ないが、それでもピアノ、弦楽器を中心としたメンバーの、趣向を凝らしたプログラミングと演奏を楽しみに、私もほぼ毎年伺っている。

私と同年代の演奏者が、年を重ねるほどに深みが増してくることを感じつつ、聴いている方としても室内楽の情報源を得ることができ、貴重な機会となっている。

写真は昨日の会場のルーテル市ヶ谷。

久しぶりの

2010-08-18 23:48:40 | 尚美
今日は久しぶりに尚美へ。

明後日の体験入学で四重奏を演奏するため、その合わせを行った。
四重奏をするのは5月のサクスケルツェット以来で、こればかりはやりたいと思っても一人ではどうすることもできないので、本当に貴重な機会だと思う。
そしてテナーを吹くというのも久しぶりで、引っ張り出してきた楽器のタンポの貼り付きを取るのもひと苦労だった。

写真は管楽器の練習棟となっている2号館のロビー。

海で

2010-08-17 20:35:32 | 日常

この数日はお休みをいただいており、練習2時間、フランス語2時間、自転車2時間という生活を続けている。

自転車では逗子から海辺を走り鎌倉まで行き、海の風景を見ながら楽しんでいる。


私がよく行く材木座海岸ではウインドサーフィンをしている人が多く、また海辺を散歩する人も多い。

犬もサーフィンしていて驚いた。