hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

夜の打合せ

2017-02-28 03:35:55 | 日常
今日は朝から都内でお仕事、夕方に終わって帰宅しようと思ったところで、思いがけずトランペット佐藤友紀さんから連絡いただき、夜から川崎で打合せ。




4/29(土)に鎌倉で一緒に演奏会をするが、お互い近くに住んでいながら、なかなか会うことができず、今日になってようやく打合せすることができた。


良き

2017-02-27 04:32:56 | 日常
今日は富山県高岡市の学校の初レッスン。


ふとしたきっかけでご紹介いただいたが、この学校に伺うのは実は2度目で、それは8年前、ラ・フォル・ジュルネ金沢での共演だった。

本番前日の夕方に学校に伺いリハーサルして翌朝本番、終演後のお昼には特急電車に乗り込んで帰宅という強行軍だったが、先生や生徒さんたちの気遣いで、とても楽しく過ごしたことが良き思い出となっている。
共演した曲目を思い出せないでいたが、バーンズのアリオーソとプレストだったとのこと。


自宅から遠く、レッスンするのも骨の折れる仕事ではあるが、ご紹介いただいた方や招いてくださった先生の期待に応えるため、そして生徒さんにとって良き活動と体験ができれば、それが私の喜びとなり良き経験にもなる。

スコアを見て

2017-02-26 05:29:14 | sax関係
午前中は横浜の中学校のレッスン。

定期演奏会に向けての準備と、新体制になって基礎練習を熱心に行っていた。


午後は洗足へ。



ラーションのスコアを見ながら譜読みしたが、譜ミスの多さに驚く。


第一楽章、カデンツ後でトリルマークが落ちている。
(ちなみに被献呈者のラッシャーはこの部分をトリルではなくフラッターで演奏しているのだが。)



第二楽章序盤、音ミス



終盤、臨時記号が落ちている



第三楽章、第一ヴァイオリンの間奏が始まるまでは良いが、



ページをまたいだ際、その第一ヴァイオリンの旋律が上のサクソフォンのパートに移動してしまっている。




百歩譲ってパート譜が間違えているのならともかく、出版の際に校正の目を最も光らせるスコアがこの状態では、作曲者が気の毒な上に出版社の信頼に影響するのではないだろうか。

今回はソロパートしか確認していないが、他のパートにもまだミスがあるかもしれない。

左に

2017-02-25 04:08:01 | 日常
昨年から今年にかけて、モンティのチャルダッシュを度々演奏してきた。


使用する楽譜は私が20代の頃に書いた楽譜で、当時、気心知れたピアニストと演奏していたこともあり、横着してピアノ譜にサクソフォンのパートを全て書き込みきれておらず、そしてパート譜も存在しない。




当時からたくさん演奏し、CD録音もして、反響も大きかった。
出版の誘いもあったのだが、如何せん自分自身にしかわからない楽譜なので、出版どころか他者に見せるのもはばかるものだ。


昨年秋から先月にかけて、久しぶりにこの楽譜で、色々なピアニストと演奏してきたが、先のピアニストが残した書き込みに、後々のピアニストが不可思議に思うものがあった。



おそらくこれは譜めくりの都合で、このページを左におくるのだろうと私はピンときて、そんな折にいつもそのピアニストのことを思い出してしまう。

高層階から

2017-02-24 04:32:51 | 東京音大
東京音大、今年度最後のレッスン日だった。


学食では今日の特製麺が長崎ちゃんぽんだったが、私が来たときには売り切れてしまい、カツカレーになった。



実技試験などが残ってはいるが、この高層階でレッスンするのは、おそらく今年度最後になるだろう。




椅子

2017-02-23 04:54:02 | 日常
今日も尚美実技試験。

早くに到着したので、試験会場の教室で少し練習。
譜面台が真っ赤で、なんだか落ち着かなかった。



今日から教室に新しい椅子に交換されたようで、これまで左側にしまわれていたテーブルが右側になっていて、この椅子で楽器を吹く時にはぶつけてしまうと危惧していた。




試験は、どの学校でも感じることではあるが、皆たった一年間で見違えるほど上手になり羨ましくなってくる。


お昼過ぎに試験は終わり、その後はマウスピースの選定、夜は洗足にて、サクサージュ演奏会を聴いた。
今年も聴くことができて良かった。

卒業試験、ハイグレード試験

2017-02-22 04:22:33 | 尚美
尚美は今日から実技試験が始まり、初日は卒業試験とハイグレード試験がバリオホールで行われた。

3グレードになると持ち時間が増えて15分に、そして2グレードになると30分となり、それは他の音大なら大学院生と、パリ音楽院なら第一課程の試験と同じボリュームになる。

一曲一曲なら余裕を持って演奏できる曲でも、30分のプログラムを組んで、同時進行に準備し披露することは容易ではなく、今日の学生たちはその苦労を乗り越えて立派に演奏していた。

尚美授業2016年度(第30回)(最終回)

2017-02-21 04:11:08 | 尚美
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授業メモ

5限
本A2年生 ベーシックトレーニング
・視聴CD:Henri Tomasi: Concerto (原博巳、堤俊作(chef)、尚美オーケストラ)
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強風の中、東京ドームや後楽園遊園地の横を通って学校へ。
それでもとても賑わっていた。



昼食に立ち寄るところもいつも同じ。



尚美も今年度の授業、レッスンを終えて、明日から実技試験となる。

最後の授業では、私がディプロマ1年生の時の録音を聴き、故・堤先生の厳しいご指導ながら的確な指揮、そして後輩たちが私のために真剣にさらってくれたことを思い出す。

唇力

2017-02-20 03:54:04 | 日常
今日は洗足オープンカレッジ。


各教授先生方のお部屋が並ぶ廊下に、部屋から出されたデスクを見て、そろそろ年度の移り変わりなのだと、少し寂しい気持ちになった。




終了後は少しだけ自分の練習。
昨日、低音域のキーの開き具合を調節していただき、明らかに感触が変わった。




この数日はA17で基礎練習。
毎日続けていると、とても調子は良いが、1時間ほど吹いていると唇を閉じる力を保てなくなってくる。
今日も良い感触になった直後から音色が緩みだしてきた。
以前からこうだったのか、いよいよ筋肉が衰えてきたのかは今の所わからず、何気なく調べてたらこの様なページを見つけて切実な問題だと感じる。

梅の花を見て

2017-02-19 05:48:46 | 東京音大
今日は東京音大の入試。


早くに到着したので、雑司が谷駅前の大鳥神社へ。



昼食は「シェフの気まぐれ(日替わり定食)」、今日は唐揚の甘酢あんかけだった。




その後は渋谷のアクタスへ。
マウスピース3つとCDを大量に買い、楽器の調整も。

メンデルスゾーンは立って作曲していたというのは有名な話だが、このお方もだった。



まるでイルミネーション

とんがった

2017-02-18 03:33:40 | 日常
今日も洗足へ。

気付けば少しの間本番が無いので、基礎練習と奏法の確認をじっくり行う。




私がヴァンドレンのマウスピースを使ってた頃の演奏を確認したくなり、CD "Recitativo fantasia"を久しぶりに聴いた。

フランクと、彼に師事し、影響を受けたフランキストのダンディ、ピエルネ、他にシュミットに鈴木純明という硬派な選曲。
ダンディではなんとノン・ヴィブラートで臨んでおり、8年前の私はずいぶんとんがっていたようだ。

それはともかく、共演した野原みどりさんは本当に素晴らしいピアニストだ。
そしてテューバの橋本さん、オンド・マルトノの久保さんも同様、貴重な経験をさせていただいた。


物思いにふけながら夕方まで練習。



夜は思いがけず河津桜を見ることができた。

レッスンオンデマンド2016年度

2017-02-17 04:50:59 | 洗足
昨日と今日は洗足へ。

学生が前期と後期に一度ずつ、他の先生のレッスンを受けることができる「レッスンオンデマンド」だった。

双方に決められた日程に都合できるかどうかという問題などがあり、この機会を学生、教員ともにいかすいかさない、引き受ける引き受けないは自由。

今回はたくさんの学生が私のレッスンを希望してくれて、2日間ほとんどレッスン室にこもりっぱなしだった。


昨日15時半頃



今日13時頃



今日16時頃



今日、ここに新しい建物がたつらしいという噂を学生から聞いて驚いた17時頃



学生からCDをいただいた。



レッスン後は夜まで練習



色彩的な施設

選定楽器

2017-02-16 06:32:44 | 日常
同郷の幼なじみが自身の所有する楽器が使えるかどうか、様子を見てほしいと私にあずけに来た。

来週末、母校の吹奏楽定期演奏会にOBとして出演するとのこと。

我々が高校3年生の頃、当時は等々力に構えていたアクタスに伺って選定、購入した楽器。

勝手がわからないながらも神経を研ぎ澄まして、二人で時間をかけて選定し、その選定のお礼に親子丼をおごってもらった。

私の初めての選定楽器でもあり、とても懐かしかった。

あっさりと

2017-02-15 00:00:53 | 日常
昨日に引き続き、火曜日も尚美レッスン。

来週火曜日から実技試験が始まるので、火曜日の学生たちは今日が最後のレッスンだった。

毎年この時期に地元の洋菓子屋さんで季節限定のザッハトルテを買って食べていたが、私も歳のせいなのか気が進まず、あっさりと過ごした。

尚美授業2016年度(第29回)

2017-02-14 01:07:35 | 尚美
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授業メモ

5限
本A2年生 ベーシックトレーニング
・旋律的短音階 h,c
・読み替え4(二重奏 ロングロングアゴー、アニーローリー)
・ハッピーバースデー全調性
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私の誕生日の日の授業ということで、いつもの内容に加えて「ハッピーバースデー」を12調すべての調性で吹いてもらい、楽しい一幕だった。


写真は先日、実家で見つけた幼稚園の先生からいただいた誕生日カード。

5歳になった年ということは年長の頃だろうか。
まきこ先生から頂戴したお言葉は、37年経った今でも胸に突き刺さる。