hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

洗足高校授業2012年度(第20回)

2012-11-30 23:49:44 | 洗足
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授業メモ
・視聴CD: Karel Husa: Concerto(saxo: Sigurd Rascher)
・音階練習(アーティキュレーション付き)
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洗足高校の授業も今日を入れてあと3回。
この時間はいつもゆったりとした時間が流れている。


本当は3名いるのだが、今日は一人欠席だった。

午後のレッスン室からの風景。
もう紅葉も終わろうとしている。


レッスンの空き時間にドルチェ楽器の倉田さんにお越しいただき、先日の演奏会のDVDをいただいた。
貴重な記録で、本当にありがたい。


昨年あたりからレッスンのお仕事がずいぶん増えて、忙しくさせていただいているが、これからはもっと演奏する機会を増やしていきたい。

さらに間違えて

2012-11-29 23:37:28 | 藝大
今日はまず朝一で野中貿易山田町倉庫へ。

ヤマハミュージック東北、郡山店様からの依頼で、セルマーのジュビリー2の選定を行った。


首尾よく無事に選定を終えて、その後は藝大へ。
昨日、尚美のエチュード試験を聴いて、私もエチュードを練習したくなり、今日の空き時間に少し練習しようと、自室からボザのエチュードを持ってきたつもりが、よく見てみるとマシスのエチュードを間違えて持ってきてしまった。

しかしここは藝大なので、阪口蔵書の棚からボザを探し出し、無事に空き時間に練習することができた。


阪口蔵書の棚をあさりながら、一昨日の「イベールの音問題」のことを思い出し、古い楽譜はどのようになっているのだろうと気になって、イベールも探しみたら出てきた。


演奏記録のメモが重々しい。




いくつかの音やアーティキュレーションのミスプリントは青鉛筆で直されていた。
おそらく阪口先生の書き込みかと思われる。

いざ、練習番号14の6小節目を確認してみた。


「阪口先生! さらに間違えてますよ!」
と心の中でツッコミを入れてしまった。

お昼はキャッスル食堂のスペシャル定食。


今日は平野先生のレッスンを終えたばかりの中島くんも付き合ってくれた。


彼も来年、4年生になり、音楽のこと、生活のこと、他愛のない話など、先々のことを色々考えながら大学生活を過ごしているようだ。

一文字

2012-11-28 23:54:44 | 尚美
今日は尚美のエチュード試験だった。

私がこの学校で教え始めてから常々感じていたが、今の学生は音階は弱いが初見は強い。

どちらにしても本質的には今も昔も変わらず、これからも上手くなってほしいと願いながら聴かせてもらった。

最近は真砂市場の大学いもが美味しくてよく買っているのだが、今日のは量が多すぎて蓋がしまっていなかった。


そしていつも買っているお水は、2リットル入っているのに105円という安さに驚いてしまう。


一日では飲みきれないが、週に2日来ているので、2日に分けて飲んでいる。
教員控室の冷蔵庫にキープするので蓋に名前を書くのだが、その時にいつも名前が一文字でよかったと思ってしまう。

イベールの音問題

2012-11-27 23:53:51 | sax関係
先日、尚美のディプロマの学生のレッスンで、イベールの室内小協奏曲を聴かせてもらった。

ある部分で、学生が音を間違えていると思い、すかさず確認したのだが、楽譜を見てみると私の認識が違っていて驚いた。


楽譜をお持ちでなければ何もわからない話なのだが、第一楽章、練習番号14の2小節目の最後の音「ソ」にはシャープが付いているが、同じく14の6小節目の「ソ」には何も付いていない。

写真は私のパート譜なのだが、私の楽譜は学生時代に色々書きこんでいた中で、手書きでシャープを付けていて、なぜ付けたのかは覚えていないのだが、今回の出来事までそれに何の疑問も抱かずにいた。

ちなみに2小節目と6小節目は伴奏の形もまったく同じ。(厳密にはオケが旋律でサックスが対旋律。)


それではと手元の音源を聴き比べてみたところ、ドゥラングルはシャープを付けており、ラッシャーは楽譜通り、そしてミュールはロザンタール指揮(1950年LP音源)、ユタ大学でのライブ録音(1958年)ではシャープを付けているが、ゴーベール指揮(1937(38?)年SP音源)ではシャープ無しの楽譜通りで演奏していた。

真相はもうわからないだろうから、結局はどちらでも良いと思うのだが、私も来月、北海道の三響楽器さんで演奏させていただくので、今になって迷ってしまった。

尚美授業2012年度(第22回)

2012-11-26 23:44:45 | 尚美
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授業メモ

4限
本、総1~2 アンサンブル技法
四重奏発表会
・Claude Debussy: Suite Bergamasque II
・Maurice Ravel: Le tombeau de Couperin I
・Patrice Sciortino: Danse Païenne

・Robert Clerisse: Introduction et Scherzo
・Pierre Lantier: Andante et Scherzetto
・Jean Françaix: Petit quatuor I
・Pierre Max Dubois: Quatuor I

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
・グレード試験のスケール対策
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今日はクオーター最後の授業で、明日からはグレード試験期間となって一応一区切りするのだが、年間スケジュールの都合なのか、来週月曜日からいつも通りの通常授業が再開されるので、なんだか今日も終わった感じがしなかった。

写真は帰り道の東京ドームシティー。
今日はウルトラマンがいた。

大船渡、宮古、釜石楽器別講習会三日目(最終日)

2012-11-25 23:53:39 | 日常
今日は釜石中学校にて講習をさせていただいた。

一昨日の大船渡、昨日の宮古では1月にも講習会を行っているそうで、受講生たちと打ち解けるのも早かったが、今日はお互い若干緊張気味の中スタートした。

それでも日々の練習はもちろん、目下アンサンブルコンクールに向けて頑張っているそうで、今日の講習も熱心に受講してくれた。

昨夜、思わぬところで出会ったボランティア団体の方と、朝にホテルのロビーで会い、声をかけていただいた。
昨夜差し上げた私のCDを早速聴いてくださったそうで、とても喜んでくださった。
また先程は別のメンバーの方からフェイスブックのリクエストもいただき、今回の旅では実りある体験をしたのと同時に、貴重な出会いもあった。

写真はFacebookにアップロードした。

大船渡、宮古、釜石楽器別講習会二日目

2012-11-24 23:12:08 | 日常
今日は宮古にて講習会を3コマ行った。

朝一の講習は小学生の講習で、新鮮な気分で臨んだ。

テナーサックスの男の子が、先端の欠けたマウスピースを使用していて、高音域になるとキュルキュルとしたノイズがして困っていた。
私がその楽器を吹かせてもらって、太い息で吹けば普通に吹けることを証明してみせると、不思議とその子も吹けるようになって、小学生の柔軟さに改めて驚いた一日だった。

写真はFacebookにアップロードした。

大船渡へ

2012-11-22 23:27:22 | 日常
午前中に実家に寄り、午後は藝大レッスン。

今日は時間があまり取れず、昼食も大浦食堂からタマゴトーストを買ってきて慌ただしくいただいた。


私が別科の学生の頃は、よくチーズカツサンドを買っていたが、なぜか今は売られていないようだ。

3号館1階には改装工事のため非難されたピアノやハープが置かれている。


レッスン後は上野駅から新幹線に乗り込んで岩手県一関へ。


そこからさらにバスに乗り込んで、気仙沼や陸前高田を通って大船渡に到着。


明日から3日間、洗足と岩手県吹奏楽連盟による「宮古、釜石、大船渡地区別楽器講習会」をさせていただくことになっている。

今回のリーダー役の岩本先生。



私は被災地に来るのは初めてで、真っ暗な中で刺すような冷たい風を受けながら、ニュース映像で見た仮設住宅、建物の土台のみとなった原っぱを目の当たりにして、それがとてもショッキングで、当時のことを思い出さずにはいられない。

今日の宿は大船渡プラザホテル。


そこから少し歩いたところにプレハブの飲み屋街があった。





マウスピースパッチ

2012-11-21 22:45:12 | sax関係
夏にマウスピースを変えてからパッチを貼るようになり、その厚みや材質の違いで試行錯誤していたが、最近になってようやく定まってきた。

東神奈川のセントラル楽器オリジナル製品の「C-パッチ」。

厚さ0.3が丁度良い。
また、私は状況に応じて前歯を置く位置が前後に動き、滑らない材質だと歯や歯茎が痛くなってしまうので、ザラザラした材質が程良く滑ってコントロールしやすい。

楽器とともに

2012-11-20 23:55:37 | 尚美
今日は尚美レッスン。

私が学生の頃に使っていた楽器を尚美の学生にしばらく貸していたのだが、今日、それを返してもらって、それと一緒にボジョレーまでいただいてしまった。

楽器は使っていないと鳴りが悪くなってくるで、誰か(音程の癖がつくので、できれば上手な人)に使っていてもらった方が良くて、私としてもとてもありがたかったので、なんだか恐縮してしまった。

その楽器は1993年春に買ったセルマーのシリーズ2で、もう20年近く経ってしまったが、これからも折に触れて使っていきたいと思う。

尚美授業2012年度(第21回)

2012-11-19 23:55:17 | 尚美
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授業メモ

4限
本、総1~2 アンサンブル技法
四重奏
・Claude Debussy: Suite Bergamasque II
・Jean Françaix: Petit quatuor I
・Pierre Max Dubois: Quatuor I
・Patrice Sciortino: Danse Païenne

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
・視聴CD:Ingolf Dahl: Concerto (saxo: Sigurd Rasher)
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来週はいよいよエチュード試験ということで、空き時間になるとみんなスケールを練習し始めて、あまりにも熱心に練習していたので、授業も早上がり。
せっかくの機会なので、みんなたくさん練習して上手くなってほしい。

写真は授業後の一幕。

会の練習

2012-11-18 23:58:26 | 日常
今日はアンサンブルの会の練習にお邪魔した。

今日の練習場所は、都内のとある中学校で、私が練習にお邪魔する際にはこの中学校になることが多く、もちろんお休みの日にお借りするのではあるのだが、ここの生徒さんを見たことは一度も無く、がらんとした校舎に入っていく。



練習前の様子。


音楽室にはおなじみの、作曲家の肖像画。


今回は誰もが知る名曲がプログラミングされ、練習からいつもと違った雰囲気だった。

格差審査

2012-11-17 20:43:43 | 日常
今日はアンサンブルコンテストの審査だった。

早朝に出かけて、まずはアクアラインへ。
海ほたるには初めて来た。





東京湾を渡り、木更津を尻目に向かうは君津へ。
君津市民文化ホールに於いて、安房・上総地区大会の審査。



私は大ホールで高校の部を、そして向こう側に用意されたテーブルは中ホールの中学校の部。
高校の部は36団体なので、15時頃には終了したが、中学校の部は53団体もあった。
いったい何時に終わったのだろうか。

昼食にはお弁当をいただくことが多いのだが、ここではホール内のレストランから出前してくださるそうで、私はカツカレーをいただいた。


休憩の際にいただいたアップルパイ。


高校生たちの一生懸命な演奏を聴いて、また色々なアンサンブルのレパートリーにふれて、とても楽しい一日だった。

洗足高校授業2012年度(第19回)

2012-11-16 23:43:26 | 洗足
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授業メモ
・視聴CD: Ingolf Dahl: Concerto (saxo: Sigurd Rascher)
・倍音練習
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2週間ぶりの洗足高校授業。
この授業も12月までなので、数えると今日を入れてあと4回。
そう思うと色々思い出してくる。

今年の3年生は皆熱心で、手がかからず、いつも気持ちよく授業することができる。
残り3回も楽しく実のある授業ができるように努めていきたい。

写真は今日のレッスン室から。
中庭の紅葉もすっかり見ごろに。