hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

ソプラノのTFキー

2017-03-31 05:24:37 | sax_セルマー
私は「ファ♯(ソ♭)」のTFキーを用いた指使いを、使えるときには積極的に使ってきたが、ことにソプラノのシリーズ(ジュビリー)IIIにおいては、トーンホールが小さく、さらに開きが狭いと、すぐに水がたまって音が出なくなってしまう。

今度調整していただく際、試しに開きを大きくしてみようかと思っている。

6年前

2017-03-30 04:51:19 | 日常
サクシプルの練習で北区の滝野川会館へ。


6年前の3月11日14時46分、私は尚美の学生達とここのホールで定期演奏会のゲネプロをしていた。
当時の学生たちもこの中に数名いる。




偶然だが、当時もプログラムにホルベアが入っていた。


休憩スペースの真ん中に設えられた小あがり。
許可を取れば使えるそうだが、ちょっとためらう。



譜面台を運ぶところをなぜか撮られる。



本番はここではなく和光大学ポプリホール鶴川にて、来週金曜日。

さしのみが

2017-03-29 05:45:39 | 日常
思いがけず洗足のいつものレッスン室で練習。






この見晴らしの良いお部屋で、来月からもレッスンできることになってとてもうれしい。



今年度、3つの学校で6名の卒業生をあずかっていた。

そのうち4名が進学、進級することが決まり、ようやくひと安心した所だが、その中、高校大学と7年間教えた、良くも悪くも私によく似ている、一番気がかりだった学生と今日飲んだ。


さしで飲むつもりだったが、思いがけずお友達を連れて来てくれて、楽しい会になった。


まっしぐら

2017-03-27 06:23:59 | 日常
鶴見で演奏会を聴いた。

この駅に降りたのは20年ぶりくらいだろうか、当時は駅前にも何もなかった記憶があるが、今は商業ビルがたくさん建っていて街並みも綺麗だった。

今日の会場に伺ったのももちろん初めてで、100席の小さなホールにも関わらず、音響はとても良い。


演奏者は音楽を職業としていない方だが、気持ちで演奏する、聴かせる、音楽の世界にまっしぐらに突き進んでいく姿に見習うべきものがあった。

思い入れ

2017-03-26 07:31:19 | 日常
演奏会を聴いた。

久しぶりに硬派な選曲と演奏を聴き、演奏者の思い入れが伝わってきて胸が一杯になった。

エマヌエル・バッハではフルートの楽譜を、デニソフではヴィオラの楽譜をそのまま読み替えていたそうで、特にデニソフではピアノリダクションが存在しないが故に誰も取り上げない作品に、果敢に取り組んで実現させたことに感心したし、その演奏も素晴らしかった。

そんな演奏会の後の打ち上げというもの、また楽しいものだ。

感覚の

2017-03-25 06:03:10 | 日常
昨日午後は上野へ。




演奏会を聴きに藝大へ。
開演前に御手洗いへ行っておこうと思いつつも、この表示に困惑する。







藝大6ホールで開催されたREAM(Research for Electro-Acoustic Music)演奏会を聴いた。





ライブエレクトロニクス、それは人とコンピューターとの協奏とでも言うべきか。
スピーカーからは音素材が流れてくるだけではなく、その場でサンプリングした奏者の音に色々な加工を施してアウトプットされ、それはエコー、リバーブ、音程(移調)、音色など、色々な変調が施され、客席を取り囲むスピーカーから渦巻く様に飛び出してくる。

久しぶりに色々な感覚が研ぎ澄まされた、素晴らしい演奏会だった。

各曲の演奏前後に休憩を挟んで、配線やコンピューターの準備に奔走する演奏者や作曲者の姿を見ながら、もっとこの様な機会が手軽に、色々な場所で体験できるといいのにと感じたのも正直なところだ。

斜に

2017-03-23 05:02:52 | 日常
先日、マスランカのマウンテンロードが聴きたくなり、CD棚を探したが見つからず、そう言えばずいぶん前にロンデックスに日本の土産としてあげてしまったことを思い出した。


新しいものを買おうと思ったがすでに廃盤、ところがiTunesにはあった。




このカルテット、結成したのは1996年だが、そのずっと前からメンバーを入れ替えながら活動を始めており、その同世代メンバーの一人は、実力は十分以上なのに仕事が無く、アルバイトしながら生計を立てて、ずいぶん苦労していたことを知っている。


現在も続いているメンバーでようやく結成し、その数年後、三鷹での演奏会を聴いた時には色々な感情が込み上げてきた。
周囲の熱狂した聴衆を見て、「ずっと前から、このメンバーにとっては変わらず普通に演奏しているだけなのに、みんな今さら気づいたんだな」と、私も若さゆえ斜に構えた目線で眺めていたことを、3/22の今日ふと思い出す。

タンゴ

2017-03-22 05:53:44 | 日常
サクシプルの練習のため滝野川会館へ。

気付けば本番まで2週間と少し。


最後に演奏するモリネッリは昨秋にも取り上げているので、ほぼ形になっており、私もまだ暗譜が飛んでいなかったが、この作品は音符よりも構成、進行、転調が独特で気が抜けない。

2曲目のタンゴはピアソラを讃えたもので、2コーラスの後にブリッジが入って繰り返す。

それは確かにピアソラのスタイルでもある。

横須賀の演奏会

2017-03-21 04:05:30 | 日常
横須賀で演奏会を聴いた。








会場はダンスホールだったこともあり、天井が低く、音響状態は決して良くはなかったが、それでもリードの選択や奏法もコンパクトにまとめて、曲目やトークも興味を引く内容が素晴らしかったし、そしてこれから社会に出る演奏家を地元から応援する主催者やお客様の心遣いも感じて、とても素敵な会だった。

書き込み

2017-03-20 05:06:45 | 日常
地元の地区の中高の吹奏楽フェスティバルが開催され、そこには幼馴染みの娘さんが出演していたので、ぜひにも聴きに行きたかったが、原稿書きの仕事に追われて残念ながら叶わなかった。

ところが、夜に幼馴染みファミリーから食事会に誘われて、思いがけず地元会と相成った。




今週末に定期演奏会を控えているそうで、その楽譜を見せてもらって、久しぶりに見る荒々しい書き込みに驚いた。



このような書き込みを見て、この作品への思い入れ、大きな集団の中への協調する心持ち、それらを感じたままに取りこぼさず記録していく姿勢を感じて、見れば見る程、私としてはとっても羨ましく思えた。

演奏会の成功を祈念するとともに、私も近しい人たちや地元にもっと尽力していきたいと感じた一幕だった。

幾年

2017-03-19 04:56:40 | 日常
みなとみらいで演奏会を聴いた。


私が初めて洗足高校音楽科の吹奏楽の授業を受け持った際には彼女はそこの生徒だったが、あれから幾年経って、練りに練ったリサイタルを開催した。


ライトな選曲の中に、何か裏付けがあるように感じられ、そしてどれも技術的には大変難しく、そんな中でも余裕を持って堂々と、一つひとつの音をしっかり商品にして届けていたのが素晴らしかった。

尚美アンサンブル 第5回定期演奏会

2017-03-18 04:10:52 | 尚美
学生たちの演奏会で、私の出番は最後の曲とアンコールの指揮。





午前中は練習していたので、荷物として楽器は持っていたが、今日のように楽器を使わない本番はなんだか落ち着かない。

そして、本番が終わったらやはりなぜか声が枯れていた。


写真は有村純親先生独奏、波多江史朗先生指揮によるトマジのバラードのゲネプロ。



ゲネプロから本番まで、学生たちの演奏を全て聴いたが、今年の学生たちはリーダーシップを持った学生が多く、頼もしく見えた。
それに伴って、演奏も素晴らしかった。


アンコール前にいただいた花束。
お花はやっぱりうれしい。




数年前、寄せ集めだがプロの室内オーケストラの指揮を頼まれたことがあった。
本命の指揮者のスケジュールが合わず、それならばと私に白羽の矢が立ったもので、最初はとんでもないと断ったが、先方の困った様子と状況を鑑みて覚悟を決めて引き受けたが、しかし数日後に本命指揮者がスケジュールを都合してくださったようで、結局私の出番は無くなった。


それはそれで双方にとても良かったのだが、これまで憧れてはいるが入り込むことなどできないだろうという世界を意識させられて、少しだけ心をかき回された気がしたが、それでもそれで良かった。

前日リハーサル

2017-03-17 04:11:44 | 尚美
尚美アンサンブル演奏会を明日に控えてリハーサル。





指揮者は憧れのお仕事ではあるが、今の自分にはまだまだ務まる気がしない。


今回のように年に一度、よく知る楽器、よく知る学生たちを指揮するでも、気が張りすぎて終わるとクタクタになる。
2月のサクソフォンフェスティバルでは、一日の内に尚美の指揮とA会員ステージでの演奏、フェスティバルコンサートでの演奏と3つのステージに臨んだが、やはり指揮が一番疲れてしまい、この本番直後、なぜか声が枯れていた。


リハーサル終了後、夕方まで自分の練習をして、終了後はお腹が空いたので、帰る前に学校近くのライブコーヒーキムラさんでサンドイッチをいただく。

「ポークリエットとキャベツ、ごま、金柑のコンポートのサンドイッチ」




昔から週替わりの手作りサンドイッチはとても美味しくて、今日は持ち帰りではなく、久しぶりに店内でいただいて静かで落ち着いた雰囲気の中で、お腹と胸がいっぱいになった。