名曲

友人のクラリネット奏者のリサイタルを聴いた。

メサジェは中高生の演奏はよく聴くが、プロフェッショナルの演奏を聴くのは殆ど初めてで、とても新鮮だったし、やはり名曲だなと感じた。

そもそもクラリネットは大好きな楽器で、長い音の保ち方は、密度、厚み、重さ等、色々な要素を感じることができ、まるで書道のように筆圧の加減や曲線の美しさを感じることもできる。
それらの要素をサックスにも活かすことができればと常々意識するところだ。

クラリネットとピアノのコアなレパートリーが並び、渾身の演奏を聴き、また真摯に取り組んでいる立ち姿を見て、聴きに来て本当によかったと感じた演奏会だった。

外に

平日の月曜日なのに休日だった。

夕方に散歩に出かけて、久しぶりに気軽に登れる祇園山へ。
そうは言っても、道はぬかるみ、クモの巣やヘビに驚き、それなりの試練があった。



見晴台から海を見ながら、しばしぼんやりと過ごす。



今日は月が大きく見えると聞き、夜になって月を見に外に出た。

1号館

夏休みが終わって、洗足では1号館が閉鎖された。





アルフレッド・リード氏や秋山和慶先生等のお部屋もあった、このキャンパスの中枢の建物がその役目を終えたということは、この大学が新たな方向に舵を切ったのだと、むべなるかなの感がある。
特に卒業生にとっては色々思うところがあるのではないだろうか。

夜になると、まるで廃校になった学校のようでもある。

フラジオ「ソ」の右手

アルトサックスの高い「ソ」は難易度の高いフラジオ音域として知られているが、昨今ではアマチュアや中高生でも吹ける人がいて驚いている。

以下の、よく知られた指使いがあり、私も頻繁に使用する。



押さえるキーは同じでも、実は右手の使う指や押さえ方には、奏者によって違いがある。
おそらく最も多数派の押さえ方は、2つのキーを人差し指で、その下のキーを中指で押さえる方法。
手の小さい女性や中高生などに適した形と言えるだろう。



もう一つは下のキーを薬指で押さえる方法。
通常音域からのすばやく、なめらかな連結が可能だが、やや難しいかもしれない。



最後は私の方法。
2つのキーを中指で、下のキーを薬指で押さえている。
手の小さな人にとっては難しいかもしれないが、通常音域からの連結、そして「ソ」より高い音への連結もすばやく、なめらかに押さえられる。

聞き間違い

度々フランスやベルギーを訪れて、そこでフランス語でやり取りする機会がある。

未だにネイティヴには話せないが、それでも異国の人達と意思疎通ができるのは大きな喜びだ。

日本語でもそうだが、日常会話では話者の言葉を一字一句すべて聞いているわけではなく、話題の流れから重要な語句を聞き取って判断するが、その際に重要な語句を聞き間違えて恥ずかしい思いをしたことが少なくない。

例えば、フランス語の「今何時？」と「きみは何歳なの？」は、文章にすると全然違うのだが、なぜか「時間」と「歳」を聞き間違えて、集合時間が迫っているのに自分の年齢を答えてしまったり、昔の思い出話の最中、相手に腕時計を指し示してしまったことがある。

また言い間違いもしばしばで、「プロヴァンスの風景」を、うっかり「チーズの風景」と言ってしまったこともあり、周囲の人たちに大笑いされてしまった。

いつもの席から

近くを散歩すると、彼岸花が目に付くようになった。



夜は演奏会を聴きに代々木上原へ伺い、いつもの席を陣取る。


クレストンのソナタを聴いて、たいへん懐かしいと思いながら聴いた演奏会だった。

賑わいのあとに

この連休中、地元ではたくさんの人で賑わっており、昼間はほとんど家の中にいたが、それでも朝晩には外に出て気分転換していた。

朝は時間を気にせず悠々と散歩へ。


海へ。
こちらはシルバーではなくゴールドだった。


連休最終日の夜は、いつも行くハンバーガー屋さんへ。
皆、観光帰りなのか、駅に向かって歩いていく人ばかりで、降りてくる人はほとんどいない。


お店も連休中は大忙しだったようで、夜になってようやく落ち着き、気づけば客は私一人だった。


いつも変な時間に来る私の顔を、お店の人も覚えてくれたようで、今日は一杯余計にいただいてしまい、恐縮してしまった。

TFキーのこと

レッスンの際、替え指を教えることがしばしばある。

頻繁に選択を迫られるのが「ラ#（シ♭）」、次いで「ファ#（ソ♭）」だろう。

例えばラクール13番の以下の旋律では、私は「ファ#」の替え指としてTFキーを用いている。






ところが、上級者やプロ奏者の中には、敢えてこのキーを使わず、すばやいクロスフィンガリングで対応する人もいる。

TFキーを使った指使いは、このキーが楽器本体の裏側にトーンホールがある為か、通常の指使いよりも音抜けがやや悪く、また音程も高めになることが多い。
クロスフィンガリングを避け、指使いだけのなめらかさを求めてこのTFキーを使用しても、実際にはフレーズがデコボコしてしまうことがあり、この指使いに適した息づかいやアンブシュアが必要になる。

歩いて

早朝、久しぶりに鶴岡八幡宮へ散歩に出かけた。

流鏑馬の馬場が残されてる。


源氏池にサギが来ていた





早朝の源氏池の前には、大勢の年配者が集って体操をしていた。


これ以上、近づくのをためらう雰囲気だったが、中心にリーダーの様な人が、ラジオ体操よろしく掛け声と指示を出してるように見えた。


散歩から戻り、支度をしてお仕事へ。
今日は藤沢の高校にてレッスンで、週末にアンサンブルの校内予選を控えているとのことで、その曲を聴かせてもらった。

この駅はその昔、平日の朝は臨時改札が設えられていたが、今では影も形も無くなっている。



高校の自販機のラインナップは、今の私には甘すぎる。



レッスン後、歩いて母校跡地へ行ってみることに。
なんだかお墓参りに行くような気分だった。


正門だけ、バス停としてまだ残っている





まだまだ健在のナガシでパンを買った。


三角公園の長いすに腰掛けて、そのパンを食べる。


ナガシは当時の我々にとって、無くてはならないお店だったが、今でも地元の方にとって変わらず欠かせないお店になっているようだ。
クリームパンが思いのほか、本格的に美味しくて驚いた。


学校は無くなってしまったが、畑の堆肥の匂いや、当時と変わらない風景を見つけたりして、駅まで続くこの道を歩きながら、当時の事を色々思い出した。


夜は筋トレ。
懸垂は5回6セット。

持ち手が

朝起きて妙本寺へ散歩


道端のムクゲの花が咲き始めた



実家に行く前の光明寺に寄るのもお決まりになりつつある。





光明寺は猫だけではなく、巨大な鯉や亀もいて驚いた





海岸は朝から大変賑わっていた



午後は洗足にてオープンキャンパスで、今日はテナーでレッスンを受ける受講生もいたので、アルトとテナー2台持って臨んだ。
私のテナーは13年使用しており、楽器はまだまだ使えるが、ケースの持ち手が危うい状態になってきた。



夜は昨日の疲労を押して筋トレへ。
懸垂は5回を3セット。
フラフラギリギリまで追い込んだ。

演奏会へ

秋へと移り変わる季節、色々な演奏会も目白押しだ。

お昼には近所で知り合いが出演する演奏会へ。


その後、藤沢に於いて元生徒の演奏を久しぶり聴いた。


その昔、藤沢駅周辺は見るからに不良の中高生がウロウロしていたが、今はすっかり変わった。



夜は久しぶりの筋トレ。


懸垂は10回4セット。
疲れたが、頭はスッキリした。

レッスン室から

今日は尚美でハイグレード試験が開催されていたが、洗足のいつものレッスンのため、聴きに行くことができなかった。

洗足のレッスン室は広く、きれいで居心地が良いのだが、朝、いつものレッスン室に入ると、飲みかけの缶コーヒー、傘袋、プチプチ袋、カタログや雑誌などが部屋のあちこちに散乱していて愕然としてしまった。


次に使う人のことを考えて欲しいと思った一幕だった。

レッスンの他にはファンファーレオルケスト、夜には前田ホールにてリサイタル講座を聴き、帰宅したら注文していたCDと、また6月の北海道ツアーのブルーレイが届いていて、うれしくなった。

尚美授業2015年度(第15回)

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授業メモ

C限
本2年生　ベーシックトレーニング
・視聴CD：JacobTV: Glab it!(saxo: 大石将紀)
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朝からセントラル楽器にお邪魔して、アルト、テナー、バリトンのマウスピース選定を行った。

昼食はお店併設のカフェにてキッシュプレートをいただいた。


夕方は尚美にてベーシックトレーニングの補講をして、前期最後の授業を終えた。


夜は新宿にてアンサンブルの会の会合をして、久しぶりにワインをたっぷりいただいた。

先週の

午前中、実家に行く前に、再び寄り道して海へ。



そして再び光明寺へ。





午後は洗足でサックスオケ。



先週いたはずのシロクマがいなくなっていた。

物欲の品

今夏、最も物欲に駆られ、探しに探し、迷いに迷って買ったものがある。

私の部屋には少し大きすぎたが、とても美しく、この光を眺めるのが毎夜の楽しみとなった。