hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

陽気さ

2012-10-31 23:51:57 | 日常
「ピアノと3本のサックスによる演奏会」はたくさんの方々にお越しいただき、無事に幕を閉じることができた。

これまでピアノのふみえさんはじめ、大石くんや貝沼くんとは度々共演させていただいているが、いつも本当に気分良く本番をすることができる。

それは演奏技術だけではなく、練習に際してもお互いの気遣いや、それぞれに持ち合わせている「陽気さ」が、場を和ませてくれて、仕事が終わった後の長い練習で、体力的にきつい場面でも、その和やかな雰囲気があるからこそ乗り切れるし、本番の最中のあっという間に流れてしまう時間の感覚や、終わった後の気分の良さにつながっているのだと思う。

写真は尚美の学生からいただいたお菓子。
食べるのがもったいない。

演奏会の前の日は

2012-10-30 22:38:25 | 日常
朝、家を出る前にソプラノのマウスピースのパッチの貼り替え。



私はパッチは貼らない派だったのだが、夏休み明けからアルトのマウスピースを変えたのと同時にパッチを貼るようになった。
ソプラノの場合はパッチの節約と響きを止めすぎないように、小さく切って貼っている。

午後はバリオホールに行き、尚美Sバンドとの合わせ。
11/11(日)に毎年恒例の全日本高校吹奏楽大会に尚美のSバンドが招待演奏することなっており、私もゲストとして一緒に演奏することになっている。


その後はアクタスに伺い、明日の演奏会の合わせ。
全曲をざっと練習して早めに終了。

練習の合間の休憩ではふみえさんからプリンの差し入れをいただいた。


プリンをいただきながら、当日の衣装のことを話していると、いつもの通りお喋りも白熱してしまい、なぜかみんな立ち上がって熱心に食べていた。

尚美授業2012年度(第18回)

2012-10-29 23:45:47 | 尚美
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授業メモ

4限
本、総1~2 アンサンブル技法
四重奏
・Robert Clerisse: Introduction et Scherzo
・Maurice Ravel: Le tombeau de Couperin I
・Pierre Lantier: Andante et Scherzetto

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
・視聴CD:浜松楽器博物館所有オリジナルサックス
・Exercices d'Intonation (Jean-Marie Londeix) p2
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尚美もいよいよ風邪が流行りだして、レッスンしても授業しても学生たちがぐったりしていた。
いよいよそんなシーズンに入ってきてしまったので、衛生管理や体調管理には気をつけなければならないだろう。

演奏会がいよいよ明後日となったが、練習時間が全然足りていないので、明日は演奏会の練習に専念するため、レッスンをお休みさせていただいたが、しかし急遽、尚美Sバンドとの合わせが入ったので、明日もバリオホールに行くことになった。
そちらの準備もしっかり進めていきたい。

仕込み

2012-10-28 21:56:08 | 日常
写真はドリーの合わせの際の大石くんの足元。

ドリーは誰がどのパートを演奏するかを話し合いながら練習を進めている。
大石くんは色々なパートを行ったり来たりで大忙し。
私も読み替えが多く思いのほか苦戦している。

居心地良く

2012-10-27 23:32:58 | 日常
木曜日、藝大のレッスンの後、引き続きお部屋をお借りして我々の演奏会の合わせをさせていただいた。

笑いが絶えず、楽しく、しかしじっくりと練習している。
この日は時間の許す限り続け、休憩をはさみながら6時間も練習していた。
曲目も良いし、メンバーの技術ももちろん素晴らしい。
また、この楽しい雰囲気がとても居心地良く、いつまでも続けていたい。

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「ピアノと3本のサックスによる演奏会」
2012年10月31日(水)19:00~
会場
けやきホール(代々木上原・古賀政男音楽博物館内)
出演
原博巳 : Saxophone
大石将紀 : Saxophone
貝沼拓実 : Saxophone
伊藤富美恵 : Piano

プログラム
サン = サーンス / デンマークとロシアの民謡によるカプリス
ドビュッシー / プルミエ・ラプソディー(原)
フォーレ / 組曲「ドリー」
ドビュッシー / ラプソディー(貝沼)
フォーレ / ピアノ四重奏曲 第一番

料金(全席自由)
一般 2,000円
高校生以下 500円

チケット、お問い合わせ
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洗足高校授業2012年度(第17回)

2012-10-26 23:42:15 | 洗足
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授業メモ
・三重奏練習
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今日は急な用事が入ってしまったため、高校授業を遅刻することになり、生徒たちには自習していほしいと伝えたところ、木曜日の合奏授業で行っている三重奏の練習をしていてくれていた。

洗足の高校音楽科は今年度で終わってしまうこともあり、今年は催しがたくさんあるそうで、生徒たちも忙しそうに練習していた。

午後は大学のレッスン、また4~5限は久しぶりにファンファーレオルケストの練習に伺った。
バルトークの「中国の不思議な役人」もずいぶん仕上がっていて、こちらも興味深く聴かせてもらった。

渡仏へ

2012-10-25 23:55:52 | 藝大
今日は藝大レッスンだった。

私の弟子の一人、本堂誠くんがこの度、パリ音楽院への入学が決まって、来週渡仏することになり、今日は彼の最後のレッスンだった。

彼とは、一昨年、ディナンのコンクールで知り合い、そして昨年から私が藝大に来て、何の因果か、私の弟子となった。

譜読みが早く、試験やコンクール前でもエチュードをコンスタントにさらってきて、今年2月のサックス専攻生定期演奏会の際には、パリ音楽院受験のため出演することができず、だからと言ってその演奏会とメンバーのために作曲をして、自分自身も受験の準備がある中で、なんとも優しく粋なことをしてくれる。
私がこれまでレッスンしてきた中で一番巧い学生だった。

レッスンすることなど無いのではと思わせるほどの実力を持ってはいるが、しかし演奏家になるためには、まだはまっていないピースが何かしらあり、彼もそれに気付いているからこそフランス留学を決めたのだろうと思う。

ちなみにパリ音楽院に入学した日本人の殆どは、まずは数ヶ月から数年間、フランスの地方音楽院やパリの市立や区立の音楽院で学びながら語学や文化を学び生活に慣れ、その上で受験するのだが、彼のように日本からダイレクトに受験して入学を決めたのは、ドゥラングルクラスでは平野さん、大石くんに次いで3人目となった。
しかし、今は昔と違って年齢制限も下がり、フランス語検定資格も必要になったので、彼の合格は驚異的なものと言えるだろう。

大学院を休学するので、数年後にはまた藝大に戻ってくるそうだが、おそらく私のレッスンを受けるのは今日が最後になるだろう。
もちろん彼との付き合いはこれからも続くが、今度会ったときの、成長した姿を見るのが楽しみだ。

4号館で

2012-10-24 23:45:19 | 尚美
今日は尚美で補講レッスン。

空き時間に練習していたらディプロマの学生が訪ねてきてくれて、なんと手作りのお菓子をいただいた。


突然で驚いたが、ちょうど小腹がへったタイミングだったこともあり、とてもうれしかった。

今日はエレベーターのない4号館の4階でレッスンしたので、学生たちは皆、息を切らせながら部屋に入って来るのが面白かった。

写真は4号館から見る本館。

ピアノ四重奏始動

2012-10-23 23:59:53 | 日常
ピアノの伊藤富美恵さんがパリから帰ってきて、来週の演奏会のための合わせを行った。

サン=サーンスのカプリスでは豪華な響き、フォーレのドリーでは箸休めのような面白い要素が、そしてピアノ四重奏曲では、しっかりした構成と豊かな叙情性を味わいながら練習を行った。

ふみえさんとは度々共演する機会をいただき、その度に少しずつハードルが上がり、こちらも身の引き締まる思いで、楽しく共演させていただいている。

今日はふみえさんからフランスのお土産にワインをいただいた。
普段はお酒はあまり飲まないのだが、しかし決して嫌いというわけではなく、とてもうれしかった。

尚美授業2012年度(第17回)

2012-10-22 23:31:26 | 尚美
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授業メモ

4限
本、総1~2 アンサンブル技法
四重奏
・Domenico Scarlatti: Sonata
・Jean Français: Petit quatuor I
・Patrice Sciortino: Danse Païenne
・Robert Clerisse: Introduction et Scherzo
・Maurice Ravel: Le tombeau de Couperin I
・Pierre Lantier: Andante et Scherzetto

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
・視聴CD:Léo Delibes(渡部哲哉編): Coppélia (尚美ラージ)
・Exercices d'Intonation (Jean-Marie Londeix)
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4限のアンサンブルの授業は波多江先生がお休みで、2クラス分を私一人で受け持ち、6グループのカルテットを聴かせてもらった。
1チーム約10分前後しか聴けなかったが、どのチームも熱心に取り組んでいた。

学校内では風邪が流行り始めたそうで、私ももらわないように気をつけたい。
写真は一昨日、仙台で買った「ずんだキットカット」と楽器室からお借りしたソプラノ2番。
古いシリーズ2なのだが、思いのほか軽い吹き心地で、扱いやすかった。

自由に歌うこと

2012-10-21 22:48:54 | 尚美
今日は尚美の体験入学演奏会をさせていただいた。

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10/21(日)13:00~ バリオホール
ピアノ:亀澤奈央

クロード・ドビュッシー
・クラリネットとピアノのための小品
・プルミエ・ラプソディ
・小組曲よりII.「行列」、III.「メヌエット」、IV.「バレエ」
・シリンクス
・ラプソディ
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以上、30分程のドビュッシープログラムを演奏した。
ピアノの亀澤先生はドビュッシーの研究者で、この演奏会をするにあたり、ドビュッシーの修士論文を見せていただいたり、とても心強く、初めての共演だったが気持ちよく演奏することができた。

私は久しぶりに暗譜で演奏したが、準備不足でミスが多く、特にソプラノは音程の乱れもあったが、今回の演奏会ではフレーズなるべく自由に歌うことと、それに伴って、なるべく手段や所作を意識せずにヴィブラートを大きくかけられればと思い臨んだ。

また8月からアルトのマウスピースを170に変えて以来、ホールでソロを演奏するのは初めてだったので、その音や感触を確かめる機会でもあった。

演奏会のあとは受講生をレッスンして帰途へ。
今日は車だったのだが、帰る途中、気絶しそうなほどの眠気が襲ってきたので、珍しく首都高の大井PAで休憩した。

仙台で2

2012-10-20 23:57:44 | 日常
昨日に引き続き、仙台の商工会議所に於いて野中貿易の楽器フェアが開催された。



開場前にはあのトラックが。


私は午前中に一コマ、午後に一コマのクリニックをさせていただいた。
たくさんの受講生に集まってくださり、上は大学生や社会人、下は小学3年生と年齢層も幅広かった。


今回の宿は商工会議所近くのビジネスホテルだったが、隣があの阿部かまぼこだったので、テンションが上がった。

仙台で

2012-10-19 23:20:13 | 日常
今日と明日は仙台。

朝の新幹線に乗り込み、午後から野中貿易主催の楽器フェアが仙台市商工会議所で開催され、まずはディーラー会議のなかで、私がセルマーのサックスについて説明と演奏を行った。

夜はレセプションを行い、美味しい料理とお酒を堪能して、交流し、親睦を深め、明日のクリニックに備えた。

盛り合わせとCD

2012-10-18 23:48:13 | 藝大
今日は藝大レッスンの日。

キャッスルの盛り合わせにお会いするのも本当に久しぶりだった。


ウィンズスコアというところから、藝大の学生が演奏するアンサンブルのCDが発売されることになったそうで、私もそのCDをいただいた。

これは、数多のサックスアンサンブル(3重奏~5重奏)で、アンサンブルコンテスト向けの作品を、すべからく5分以内にカットして収録してあるCDで、アンサンブルコンテストを受けようと考える方々にとっては、これまでありそうでなかった画期的なCDと言えるかもしれない。

藝大の原門下の紅一点、こんぶちゃんとCD。

2週間後に

2012-10-17 23:55:58 | sax関係
伊藤富美恵さんとの演奏会が2週間後となった。

富美恵さんは毎年末に帰ってきて、その際にCD録音や一緒に演奏会をさせていただいているが、今年はメンバーのスケジュールの都合で秋に開催することとなった。
富美恵さんもこの時期はちょうどバカンスにとのこと、また甥っ子さんの学校の文化祭にも行きたいとのことで、この時期に演奏会をすることに決まった。

例年はアクタスの6階で演奏会させていただいたが、水曜日は定休日ということで、他の会場を探すことになった。

プログラムを見渡すと、サックスよりもピアノがかなり重要な位置を占めており、それは技術的なことばかりではなく、音楽的にリードする場面が多いので、私としてもとても楽しみにしている。

チケットのお求めやお問い合わせはアクタスまで。