hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

Alexandre Doisy公開講座

2016-06-30 00:45:06 | 日常
今日は洗足にて、4〜5限サクソフォンオーケストラ授業から。

演奏会が来週となり、練習も集客も切迫した雰囲気になってきた。

先週来校したウラディーミル・アシュケナージ氏も今回のチラシを見て、たいそう肝を抜いたそうだ。



授業のあとは、今日はアレクサンドル・ドワジー氏の公開レッスン、ミニコンサートが開催されたため、いつもならレッスンなのだが、休講してみんなで聴講した。

彼の演奏は度々聴いているが、レッスンは初めて聴講し、的確で、且つ優しく愛情に溢れたレッスンが印象的だった。


終了後は先生方と駅前のお寿司屋さんへ。
前々から食べたかったとのこと。



彼と初めて会ったのは18年前のディナンのコンクールだった。
当時、若干18歳で優勝し(私は3位だった)、その頃から、気さくな面持ちは変わらず、楽しいひと時だった。

買ったもの

2016-06-29 00:09:02 | 日常
最近買ったもの2つ。

どちらも物欲のままに買った訳では決してなく、必要に迫られたもの。


一つはプリンター。


使用していた黒い方は、黒インクが詰まって出なくなってしまい、たったそれだけのために買い替えた。

今度は白。
顔料と染料、2種類の黒インクが入っているものにした。

本当は前のものと同様、背面給紙が欲しかったのだが、今はほぼ廃れてしまったようだ。
同じ場所に新旧入れ替えたら、全然おさまりが悪い。



もう一つはレインコートで、今日、病院の行き来で初めて使用した。



雨の中で乗る2輪車は不思議とテンションが上がるものだ。
もっともテンションが高くないとやってられないという気分にもなるのだが。

尚美授業2016年度(第9回)

2016-06-28 00:02:36 | 尚美
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授業メモ

5限
本、A2年生 ベーシックトレーニング
・視聴CD:Régis Campo: Zapp'art (Grand ensemble de saxophones du CNSMDP)
・Exercices Mécaniques vol3 p6後半-p7前半(Jean-Marie Londeix)
・Exercices d'Intonation p2(Jean-Marie Londeix)
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久しぶりに買えたシナモンロール。



教室の出入り口にとてもきれいなレイアウトで注意書きが貼られていた。



図解でわかりやすく、美しい仕上がりの注意書きを作成するのも、この学校はお手の物だなと感心してしまった。

シンフォニックウィンズ東京 第8回定期演奏会

2016-06-27 01:22:27 | 日常
今日はシンフォニックウィンズ東京の本番だった。

会場はいつもの代々木公園の隣のオリンピックセンターで、渋谷駅からバスに乗るのもすっかり慣れた。



実は都内でバスを乗りこなすのは昔からの憧れだった。
いつかパリのバスも乗りこなせるようになりたい。



いつも降り版のトマジで写真を撮ってしまう。
本当にいい曲だと思う。



打ち上げ。



ヨーロッパスタイル吹奏楽を通じて、これまで鑑賞する曲でしかなかったモーツァルトやマーラーは、当然ながら最初から最後まで学びながら、そして味わいながら、疲労はしたが充実した本番だった。

今回、「夜の女王のアリア」を歌ってくださった高橋維さんは、最高音の「ファ」を朝飯前の様相で歌っていて、至極難しいと思われるこの歌を、終始音楽的に表現していた。
そんな姿を、一番近い席で聴くことができ、とても貴重な機会だった。

メダルと賞状

2016-06-26 00:01:57 | 日常
今日も洗足で補講。




夕方帰宅し、すぐに支度して病院へ向かうが、途中大きく寄り道して日の入り直後の海を見る。



その後は実家へ。
今日も懐かしいものを持ち帰って来た。


学生時代にいただいた賞状とメダル。



年4回行われる実技試験において、成績優秀者に贈られる「専攻優秀賞」、半期毎に出る全ての成績の優秀者に贈られる「総合優秀賞」、その他にグレード認定証や奨学金が授与される勉学奨励賞が出てきた。







今はこの様な賞は無くなってしまった。

当時の私は生意気にも、この賞のためにがんばっている訳ではなく、「外部コンクールに入賞したい」、「プロとして仕事をしていきたい」等とずいぶん焦って飛躍した考えを持って過ごしていて、これらの賞をいただき、もちろん嬉しくはあったが、抱えていた悩みが解消する訳でもなく、そして満たされることもなかった。

しかしながら、手間をかけて、試験の度にこれらの賞状やメダルをあつらっていただいたこと、学校からこれだけ応援していただいていた一つの形なのだと、今になってそんな思いを感じている。

形振り構わず

2016-06-25 01:09:28 | 日常
今日は洗足レッスン。

4限の前のレッスン室から。


リヤカーを引き、台車を押す打楽器の学生にねぎらいの言葉をかけたくなる。
そしてついに重機がなくなった。


今日はファンファーレオルケストの本番だったが、聴くことができないので、ゲネプロを少しだけ聴いた。


前期は結局2回しか授業に出られなかった。


夕方はシンフォニックウインズ東京のリハーサルへ。
リハーサル室の前の降り番の人たちの中で、来週の本番の譜読みをしている、あまりのなりふり構わぬ姿に思わず感心してしまった。



今日のトマジの典礼風ファンファーレ。
本当にカッコいい曲だ。



リハーサル後はやっぱりにラーメンに行ってしまった。

リハーサル後と前

2016-06-24 00:39:44 | 日常
シンフォニックウインズ東京の演奏会が近づき、昨日からリハーサルが始まった。

リハーサル場所は多摩市民館で、駅から向かう道すがら、昭和の趣ある懐かしい雰囲気のお店を見つけつつ会場へ向かった。



今回も大所帯で、マーラーの交響曲第一番「巨人」を演奏する。



こちらはトマジの典礼風ファンファーレ



昨日の練習後、お馴染みのメンバーでラーメン屋さんへ。



リハーサルの都合でレッスンもお休するので、行ける時間に補講を入れつつ準備を進める。

バスとバリトンのリード

2016-06-23 00:25:24 | sax関係
4月に九州交響楽団の演奏会でバスサクソフォンを演奏し、その際に使ったリードを改めてよく見ると、バリトンのそれと何が違うのかと疑問に思い、よく見比べてみた。

バスとバリトンのリード2枚ずつ。
どちらもVandorenのTraditional。




ティップのカット、ヒールの厚さはどちらも同じようだ。


表はバス、裏はバリトンで重ねてみても、サイズ、形は同じだった。


実は上の写真で奥に写りこんでいるバスとバリトンのリードをよく見ると、表面の削り方が違うことがわかる。


バスの表面



バリトンの表面



上記から推察するに、原料のケーンは同じサイズを使用しつつ、削り方を変えて、楽器の違いに対応しているようだ。

1619

2016-06-22 00:01:11 | 日常
午前中は新桜台のスタジオ1619さんへ。




我々にとっては有名なスタジオだが、伺ったのは2度目、前に来たのはもう何年前か覚えていない。


7月上旬にスロベニアでコンクールが開催されるとのことで、その参加者3名がおさらい会を開催し、私も聴いてコメントするという役を受けた次第。
かつての生徒の演奏をじっくり聴き、難しい課題曲にも果敢に取り組んでいる姿を見ることができて嬉しかった。


午後はいつもの尚美レッスン。
夜は居残りで週末の本番の譜読み。
27ページもあり、読んでも読んでも終わらず途方に暮れた。

尚美授業2016年度(第8回)

2016-06-21 00:18:00 | 尚美
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授業メモ

5限
本、A2年生 ベーシックトレーニング
・テナーのマウスピースのこと
・Exercices Mécaniques vol3 p5(Jean-Marie Londeix)
・Exercices d'Intonation p1(Jean-Marie Londeix)
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実技試験から1週間経ち、いつもの授業に。
昼食はいつも慌ただしく取ることになり、そんな時、他の先生方は学校近くの富士そば(立ち食い)に行くそうだが、私は少し遠くのうどんになってしまう。




月曜日は1号館に缶詰め状態になるが、新築の4階にもかかわらず、床に一匹の小さなヤスデが歩いていて驚いてしまった。
同じ場所を行ったり来たりしていて、見入ってしまった。




帰宅の際には雲の隙間から月を見ることができた。


ロミオとジュリエット四日目(最終日)

2016-06-20 00:01:53 | 日常
最終日はお昼の公演のみ。

楽屋の廊下はいつも香水、衣装等の香りが立ち込めていて、すっかり外国の雰囲気だった。




10時からステージ上でダンサーの稽古が始まり、舞台裏で少しだけ見学することができ、それが1時間半ほどで終わってオーケストラピットが開放される。



今回の楽譜は英国ロイヤルバレエ団から送られてきた楽譜を使用し、従来の版と少しだけ違う部分があった。
後日、詳しく書きたいと思うが、私の左隣で演奏していたバスクラリネットの楽譜を見ると、"in B♭"ながら、ヘ音記号で書かれていた。




オーケストラでのバスクラリネットは音域を広く使うため、しばしば音部記号が変わることがあるとのことで、初めて知った。
奏者は、この春に入団を決め、現在試用期間中とのことで、ぼくとつとした雰囲気ながら上品で卓越した技術を持っていた。

ちなみに私が藝大で教えていた頃に学生だったそうで、そう言えば初対面ではないような気がしていたので驚いた。
そして右隣のホルン奏者は、15年前に私がサクソフォーンフェスティバルでダールの協奏曲を演奏した際、第二楽章のホルンのソロを吹いてくださったとのことで、世の中狭いなと言うことと、私も歳を取ったものだと感じた一幕だった。


今日も満員御礼の中、3時間の演目を無事に終えた。

その後は余韻に浸る間もなく大急ぎで帰宅。
雨が降る前に用事を済ませたかったので、洗濯機を回しながら買い物と病院へ。

いつもの定位置から食事をしながらテレビを見ていた。



程なくして再び帰宅。
もう一度支度して、今度は鶴岡八幡宮へ。




先週から季節の祭事「蛍放生祭」が行われており、こちらも今日が最終日だった。




柳原神池に放たれた蛍も、最終日の今日は数が減って少なめだったが、それでも光りながら飛ぶ様子、さらにそれが水面に写って美しく幻想的で、昨年は行くことができなかったので、嬉しさもひとしおだった。

ロミオとジュリエット三日目

2016-06-19 01:11:10 | 日常
今日は13時からと18時からの2回公演。

10時半に会場入りすると、すでにステージではダンスの公開リハーサルが行われており、今日の曲でなく、色々なバレエの曲に合わせて、色々なバレエの型や踊りを披露していた。

今日の写真は打楽器目線で。
打楽器セクションはステージ下に入り込み、我々よりもさらに1メートルほど低くなっている為、指揮が見えない対応策として、楽譜の上に液晶モニターが備え付けられている。

ロミオとジュリエット二日目

2016-06-18 01:06:30 | 日常
13時半からの昼公演は、都内の某中高女子一貫校を対象に開催された。




昼公演終演後、夜公演まで2時間ほどの空き時間となり、外に出たい気分ではあるが、来週の本番の譜読みをしなければならなかった。



テナーは吹く機会が少ないので、私としては低音域の発音が難しく、フレーズに応じてリードやリガチャーの高さを調節していたが、今日の昼公演を境に、徐々に対応できてきたような気がしたので、夜公演は何も変えずに臨み、手ごたえを感じた本番となった。


ロミオとジュリエット一日目

2016-06-17 00:15:32 | 日常
街路樹の紫陽花がきれいに咲いているのを見ながら電車に乗り込んで上野の東京文化会館へ。




今日から一日2回ずつ、オーケストラピットで演奏することに。



リハーサルで使った江戸川区総合文化センター小ホールのステージも、大勢のオーケストラのメンバーがひしめき合っていたが、やはりピットはそれ以上に狭くなる。





緞帳


奈落の底の手前で楽器を準備。
かなりの落差で恐ろしい。



お昼からゲネプロ、そして夜は一回目の本番。
ほぼ満席の賑わいで、終演後の熱狂的なカーテンコールだった。

電車の中で

2016-06-16 00:01:12 | 日常
このところ、電車の中ではスマートフォンを操作している人が殆どだが、私もたがわず、周囲の人の邪魔にならないよう、メールの返信をしたり、PDFの楽譜を見たり、色々な音楽を聴いて、貴重な時間となっている。

好きなものばかりを聴いているわけでもなく、近頃は聴いておかなければならない音楽を聴くということもある中で、今日はふとミュールの演奏を聴きたくなくなり、作業を止めて聴き入った。

正しい奏法や美しい音や演奏を、ミュールがしているというよりは、サクソフォン自体が、ミュールの呼吸に合わせて理想的な音を具現しているような気さえしてくる。

写真は今日の5限が終わった頃の洗足。
学生達がお喋りしながらも和太鼓を注意深く運搬している姿が微笑ましく見えた。