hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

レクリエーション

2012-05-31 23:51:27 | 藝大
今日は藝大レッスンの日。

昨日はサクスケルツェット本番と打ち上げで深夜に帰宅し、今日は寝不足のままレッスンに行くだろうことは予想していたので、ならばこの機会に前々から行きたいと思っていた「セザンヌ展」に学生たちと行こうと思い立ち、学生たちを誘って出かけた。

それでも午前中にはレッスンと副科レッスンをし、昼食には最近すっかりハマってしまった大浦食堂のバタ丼。


その後、みんなで出かけ乃木坂の国立新美術館へ。
平日にも関わらず多くの人で賑わっており、セザンヌの主要な作品の数々を鑑賞した。
今回、セザンヌの初期から晩年までのロマン主義、印象主義の作品が多くを占め、美しい色彩感と構成美を感じたが、私が見たかったキュビズム的な作品や多角的な視点で描かれた静物画が少ないように感じた。

鑑賞後はお茶しようということになり施設内にある"VOGUE Café"へ。
私は季節のフルーツタルトを。


学生たち。


その後は再び藝大に戻って副科レッスン。
精神的にリフレッシュすることはできたが、体力的には少々きつかった。

サクスケルツェット2012

2012-05-30 23:51:21 | 洗足
今日は毎年恒例のサクスケルツェットだった。

洗足関係者がたくさん集まってくれて、終演後の楽屋口はちょっとした同窓会状態になるが、今回は尚美の学生や他の音大卒業生等にもお越しいただき、とてもうれしかった。

今回は新任の先生が増えたことにより、この演奏会も大きく様変わりしたように思った。
書きたいことはたくさんあるのだが、文章がなかなかまとまらないので、また何かの機会に。

ゲネプロの風景。


本番前(ドビュッシー)の舞台裏の風景。
みんなマジ音出し。


今日は池上先生の提案でピアノもサックスも443Hzでチューニングした。
心地よいチューニングは高音に行くほど徐々に高く、また低音に行くほどにも、やはり徐々に高くなってくるもので、バリトンサックスを吹いていた私としては、実際にはもっと高く感じた。
今日ステマネしてくれた松下くんと。

腕の付け根

2012-05-29 23:19:52 | 尚美
今日は尚美レッスン。

夜にディプロマの特別講座「バジル・クリッツァー氏によるアレクサンダー・テクニーク、ボディ・マッピング講座」が行われ、夜のレッスン時間を休講にして私も学生と一緒に聴講させていただいた。

身体の話、脳の話から始まり、「腕の付け根はどこ?」や頭部の意識等、実際に音を出す学生を相手に目から鱗の講習会だった。

サクケル部2012

2012-05-28 22:58:16 | 洗足
今年も夢のサクスケルツェットの季節。

日本サックス界を背負っている奏者ばかりの洗足の教員たちが、この日のためにお忙しいスケジュールを調整して練習に集合するのだが、それでも全員揃うのはやはり当日のみ。

今年度から8名の先生が加わり、全員でのラージは圧巻。
人数が多く、ついに2列になった。

小編成の各グループはそれぞれに日程調整して合わせをしている様子。
レッスンの空き時間、授業やブラス後の放課時間に練習するのはまるで部活動のようだ。

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マスターズコンサートシリーズVol.1
サクスケルツェット・コンサート2012

日時:2012年5月30日(水) 18:30(開場:18:00)
会場:洗足前田ホール

出演:
冨岡和男、服部吉之、池上政人、岩本伸一、大和田雅洋、宗貞啓ニ
平野公崇、大城正司、成田徹、二宮和弘、大貫比佐志、原博巳
大石将紀、有村純親、松井宏幸、江川良子、國末貞仁、貝沼拓実
林田祐和、田村真寛、田中拓也 他にピアノ、打楽器の賛助出演者

曲目:
C.ドビュッシー(伊藤康英編)/サクソフォーンのためのラプソディ(ドビュッシー生誕150年)
 Solo. 池上政人
J.ラター/弦楽のための組曲
ほか

詳細はこちら

京都その3

2012-05-27 22:54:26 | 日常
もう3週間も経ってしまったが、京都の思いで写真。

5/7(月)、早朝にホテルを出てまずは西本願寺へ。


ここには大きな銀杏の木がある。


夜明け直前で静寂につつまれていた。




本堂の中。
もしかしたら撮影禁止だったのかもしれないが、人が誰もおらず、撮影禁止の注意書きもなかったので、恐る恐る撮影した。
中は寒く、張り詰めた空気だった。





境内。




敷地内を回っていたら夜が明けてきた。


続きはまた後日。

希望

2012-05-26 23:21:02 | 日常
今日は南希望が丘中学校に伺いレッスン。

この学校には年に数回伺っており、私としては来るたびに育ち盛り生徒さん達の育ちっぷりを見るのと、演奏も上手くなっているのを見るのが楽しみとなっている。

一年生も2名入ってくれて、先輩からの手厚い指導を受けながら一生懸命吹いていたのが印象的だった。

県大会に進んだら、もしかしたらまた伺えるかもしれないが、夏のコンクール前に伺うのは今日が最後となってしまった。

私の母校「深沢」と比べても、この学校、本当に素敵な名前だなと思う。

洗足高校授業2012年度(第6回)

2012-05-25 23:51:32 | 洗足
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授業メモ
・視聴CD: Joseph Canteloube: Chants d'Auvergne (saxo:雲井雅人)
・音階 全調
・Exercices Mecaniques Vol.3 IV (Jean-Marie Londiex)
・J.S.Bach Suite No.1 für violoncello: Allemande, Courante
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水曜日からサクスケルツェットの練習が始まった。
今年度から8名の先生が新たに加わり、更に豪華に。

出演者が増えたので、一人あたりの負担も減り、私も少し楽になったが、この時期になるとやはりレッスン等を調整せざるを得ず、学生たちには迷惑をかけてしまう。

先生なのだから、本来ならば毎週のレッスンを優先しなければならないのかもしれないが、しかし奏者として色々な舞台で活動しているからこそ学生たちに教えることができ、またその活動に対してある程度評価をいただいたからこそ講師を務めさせていただくことにもなったわけで、この時期は忙しさのあまり、いつもそんなことを考えてしまう。

そんなことを考えながら歩いていたところ、綺麗に咲いたバラが目にとまった。

鮭定食

2012-05-24 23:55:00 | 藝大
木曜日の藝大レッスン。

今日は美術キャンパスの大浦食堂で日替わり定食を注文。


今日の日替わりは今、藝大美術館で開かれている高橋由一展にちなんで「由一鮭定食」。


ちなみに大浦食堂の定食はショーケースの中の主菜と副菜を一つずつ選ぶ。

今日の分の日替わりは私で最後の一皿だった。

食後は普段あまり行くことのない美術キャンパス内を散策した。

木々の中に彫刻科の学生たちが使うであろう材料が置いてあった。


作業場。


くわたくんの木材も。


今日はレッスンを早めに終わらせて、ヤマハ新人演奏会を聴きに学生たちと一緒に会場に向かった。
上野公園の大噴水は、いつも私がカメラを向けると水が止まってしまう。


ヤマハ新人演奏会では各学校から選ばれた奏者たちが、それぞれの個性を出して演奏していたのが印象的だった。
今年からプログラムに「恩師からのメッセージ」なるものが掲載され、私も僭越ながら書かせていただいた。
もちろん各学校の名だたる先生方がそれぞれの出演者に向けてメッセージを書かれていたが、中でも平野先生の温かで的確な言葉選びが素晴らしいと思った。

終演後は懇親会に参加。

短い時間ではあったが、出演者のホッとした顔を見ることができてよかった。

セルマーゲージ

2012-05-23 23:11:44 | sax_セルマー
今日は楽器選定、調整、バリトンサックス借用のため横浜の野中貿易山田町倉庫へ。

私もお世話になっている札幌の三響楽器様用の楽器を選定。


ジュビリーII, III, リファレンスを選定した。

その間に私のアルトを調整していただき、私はこれから少し挑戦しようと思い、すべてのキーのオープニングを正規のサイズに広げていただいた。


セルマーには、この正規のサイズというものがあり、それは他社に比べて驚くほど広く、そうすることにより音が明るく、この楽器のカラーがしっかり出てくるのだが、音程が高めになりコントロールが難しくなる。

多くの奏者が、少しずつ開き具合を調節してカスタマイズしてしていくのだが、私の楽器は最初から全体的に開きが狭く、サイドキーを使った音と低音域の音程が低すぎてバランスが悪いと感じ、思い切ってこの開きをリセットしようと思い立った次第。

仕上がった直後に吹いてみて、低音域の音程がずいぶん改善されたが、吹き心地も変わり、これからいばらの道になっていくような気がした。

詳しくは、追って少しずつ書いていきたい。

バリトンサックスも受け取って外に出たら、なんと小串先生が。


小串先生のハツラツとした笑顔を見て元気が出た。

レッカー

2012-05-22 23:49:57 | 日常
もう2週間ほど前の出来事になるが、車が故障してレッカー車で運ばれた。

私の車はMT車で、そのときは出先でバックギアに入れて駐車しており、いざ車を走らせようとエンジンをかけてギアをローに入れようしたら、バックギアから抜けずシフトレバーがギアから外れたかのように手ごたえが一切無くスカスカになっていた。

少し気が動転して、ギアが抜けない以外は正常なので、バックだけで家に帰ろうかなどという考えもよぎったが、残念ながら自宅までの20キロほどの距離をそんな危険をおかせるわけがないし、故障した車を家に持ち帰ってもそのあと更に手間がかかる。

それでもどうにかならないかと色々試みたが、結局あきらめて加入していたロードサービスに電話してレッカー車に来ていただいた。

レッカーで運ばれる車を見送って、私は電車でなんだかみじめな思いをしながら帰宅。
結局シフトワイヤーが切れていたようで、後日整備工場で部品交換していただき事なきを得た。

ドリカル前輪駆動空中戦

2012-05-21 23:13:15 | 尚美
昨日の日曜日は尚美でオープンカレッジが行われ、そこで我々尚美ドリームカルテットの演奏会が行われた。

場所はバリオホールではなく、本館入口の情報広場。

リハ風景。
吹きぬけになっていて天井が高いので、響きがとても良い。


今年度から昼食のお弁当はホットモットになった。


本番の様子。


曲目は、
・Claude Debussy: "Suite Bergamasque" I.Prélude, III.Clair de lune
・Fernande Decruck: Pavane
・Leonard Bernstein: "West Side Story" Prologue, Maria, America

曲間では前のお二人がトーク。




お二人の軽妙洒脱なトークに脱帽だった。

そして終演後に。


メンバーは皆お忙しいので、合わせがなかなかできないままでの本番だったが、メンバーはすべてサックスのプロで、私以外はカルテットを熟知している。
縦横を合わせるだけではなく、音の形、フレーズのライン取りも色々引き出されて、何かを主張したり仕掛けてきたりした際には、メンバーが必ずそれになんらかの反応が返ってくる。
もはや空中戦のようなアンサンブルだった。

尚美授業2012年度(第5回)

2012-05-21 21:54:39 | 尚美
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授業メモ

4限
本、総1~2 アンサンブル技法
四重奏
・F. et M. Jeanjean: Quatuor II
・J.B.Singelée: Quatuor II
・Isaac Albeniz: Sevilla
・Gabriel Pierné: Introduction et Variations sur une ronde populaires

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
・視聴CD: Régis Campo: Zapp'art (Grand ensemble de CNSMDP)
・Exercices Mecaniques Vol.3 IV (Jean-Marie Londiex)
・音階:Es, c
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尚美は毎週月曜日に「ベーシックトレーニング」という授業を各楽器ごとに行っており、月曜日は色々な教室から色々な楽器の音階やロングトーンが聴こえてくる。

本来、個人練習やレッスンで行うべきものなのかもしれないが、種々の練習方法や意識するポイントなどを先生から細かく指導していただけるのはありがたいことだ。

ドリカル練習から食事

2012-05-20 23:55:32 | 尚美
昨日は午前中からアンサンブルの会の練習。
夕方からは尚美に行き、尚美の先生で構成される「尚美ドリームカルテット」の合わせだった。

ドリカルは翌日の今日、尚美の体験入学の中で演奏するために、また6/15(金)ドルチェ楽器にて演奏会をするための合わせだった。

練習を終えて、その後はメンバーで食事をしに後楽園の「富貴」という中村先生一押しの中華料理屋さんへ。

さすが中村先生おすすめということもあって、出てくる品々には驚くばかり。


奥から焼豚、バンバンジー、ウズラのピータン。


目力が凄い。


エビの味がしっかり残った車海老。


海老小龍包


パラパラ炒飯。


更に麻婆豆腐。


ついに中村先生も。


〆には、お店の方が特別につくってくださった、まかない用の麻婆炒飯卵入り。


どれも美味しい料理に舌鼓を打ち、美味しい十年物の亀紹興酒をいただきながら色々なことをしゃべった。

その翌日の本番の模様はまた後日。

2012年度学内演奏会

2012-05-19 23:52:39 | 藝大
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2012年度 東京藝術大学 学内演奏会
日時: 2012年5月18日(金) 16:40~17:40(sax)
於: 奏楽堂

土岐 光秀 (pf 羽石 道代)
 Lars-Erik Larsson: Konsert

中井 伶 (pf 羽石 道代)
 Paul Creston: Concerto Op.26

山 優佳 (pf 羽石 道代)
 Paul Hindemith: Sonate for Viola and Piano Op.11
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昨日は藝大の学内演奏会だったので、洗足の夕方以降のレッスンを休講にさせていただいて聴きに行った。

この演奏会は毎年この時期に4年生すべての学生によって行われ、事実上の前期実技試験となる。
持ち時間が20分となるため、ソナタや協奏曲など、大抵の曲ならカットせずに演奏することができる。

上野公園では新緑がまぶしく、また大噴水もきれいになっていた。






少し早めに到着したので、キャッスル食堂でコーヒーをいただく。


奏楽堂に行くと、すでに学生たちや卒業生たちが応援に駆けつけていた。
開演前にちょうど居合わせていた卒業生の依藤くんと。


彼は藝大入学当時から私のそっくりさんだといわれていたが、こうして並んで一緒に写真を撮ると依藤くんの方がみずみずしい。

中井さんのクレストンの終楽章にて、第二楽章の回想の部分で地震が起きてしまい、あわや演奏中断になるかと思われたが、幸い大きな揺れではなく、演奏者も動揺することなく最後まで立派に吹き切った。

3名とも昨年よりも着実に実力をつけていて、それぞれの個性もしっかり出ていて、聴いていてうれしかった。

洗足高校授業2012年度(第5回)

2012-05-18 21:58:35 | 洗足
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授業メモ
・視聴CD: Claude Debussy: Rapsodie (saxo: Marcel Mule)
・音階 D,h
・Exercices Mecaniques Vol.3 III (Jean-Marie Londiex)
・J.S.Bach Suite No.1 für violoncello: Allemande
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午前中の授業を終えた頃から空がみるみる暗くなり雷雨が。


窓辺にバリバリと音がするので、見てみるとなんと大粒の雹がたたきつけていた。


しかし1時間後にはすっきり晴天。


今日は申し訳なく思いつつも夕方のレッスンを休講して藝大へ。
明るい時間に駅に向かって歩くのは久しぶりで、前々から気になっていたモジャハウスの前に足を止めた。


私がこれまで見てきた中でもかなり上位にランクされるモジャ具合で、中はレストランなのだが、もはや看板も見えない。


いつか入店してみたい。