午前中は尚美ディプロマの前期試験。
この試験で成績がつけられるだけではなく、11月に行われるフレッシュコンサートへのオーディションも兼ねている。
バリオホールに於いて12分の演奏、サックスの学生8名分を聴いた。
日頃、レッスン室やそれぞれの練習環境で奏法や音づくりして、その環境に合わせた状態でバリオホールのような良く響くホールでそのまま演奏すると、実は楽器が鳴り切っていなかったり、音が散ってしまい、細かな音符では何をしているのかわからなくなってしまうことがしばしばあった。
そして、公開試験にもかかわらず、学生たちが殆ど聴きに来ないのは嘆かわしい。
吹き終わった学生も、同志の演奏を殆ど聴きに来ないのは大変嘆かわしい。
もしくは吹いている学生は聴いてほしくないのだろうかとも思ってしまう。
もしくは演奏するだけで精一杯なのかもしれないが、今後音楽の世界に生きようが生きまいが、自分自身をプレゼンしたり、売り込む姿勢は大事なのではないかと思った一幕だった。
試験終了後はまず新宿の某ホテルへ。
昨晩来日したラース・ムレクーシュを迎えに行った。
そして彼を引き連れて、洗足へ。
電車の乗り方、洗足への行き方を説明し、スイカを買って電車に乗り込む。
洗足のレッスン室をお借りして合わせを行った。
程なく終了し、溝の口駅でラースと別れ、私は鎌倉へ。
今日は鎌倉の花火大会だった。
このスケジュールの中で行くのは難しいかと思ったが、前々から約束していたこともあり、半ば強引に行くことを決めた。
花火を写真におさめるのは大変なので、途中であきらめて、じっくり鑑賞した。
やはり行って良かった。