hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

尚美授業2010年度(第7回)

2010-05-31 23:36:57 | 尚美
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授業メモ
1,2限
本2 ベーシックトレーニング
音域を固定した音階(長調、短調)
・J-M.Londeix : Exercices Mécaniques (cahier1 長6度)

3限
本1~総3 室内楽発表会
・F et M. Jeanjean: Quatuor 1mov.
・P.Sciortino: Danse Païenne
・P.Lantier : Andante et Scherzetto
・F et M. Jeanjean: Quatuor 2,4mov.
・J.B.Singelée: Quatuor 3,4mov.
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今日はクオーター最後の授業だった。
ベーシックトレーニングでは音階を中心に練習し、室内楽では発表会を行った。

写真は真砂市場のパン屋さんで買ういつもの昼食。
今日はナポリタンだったが、いつも目一杯パスタが詰まったパック、時間があれば夕方におやつとして豆大福をいただき、夜までこれでがんばることができる。
ちなみに夕飯は殆ど食べないが、明朝まで大丈夫。

今日はパンの耳を揚げたお菓子をおまけしてくれた。

鼻母音

2010-05-30 22:09:29 | 日常
今日は世田谷のとある区民センターで「サクソフォンアンサンブルの会」の練習を行ってきた。

昨年に引き続き今回の定期演奏会でも出演させていただくことになり、良い演奏ができるようがんばっていきたい。

今回は弦楽合奏作品(ラーション)、オルガン作品(フランク)が中心となっているが、それぞれの楽器らしい発音や歌い方を求められ奮闘しているが、サックスという楽器は本当に変幻自在な楽器だと感じながら練習していた。

様々な場面で音程や音色を選んで吹いていかなければならないが、サックスに限らず管楽器は喉の形(シラブル)がとても重要なのは周知のとおりで、ミュール等のフランス人の音を聴くと特によく感じるのが「鼻母音」の存在だ。
実際に楽器を吹きながら鼻に息を送っているということはないと思うが、ただ鼻母音と感じさせるような音の起伏があるのが興味深い。
思考の根底は言語なのだから、「歌う」ということももちろん言語、つまり子音や母音の発声や語調が大事なのだろう。

鼻母音は理解できても実践するのはなかなか難しい。
フランス語の鼻母音は4種類あり、ちなみに"un bon vin blanc(訳:おいしい白ワイン)"という文に全ての鼻母音が含まれているのだが、悲しいことに今の私では殆ど区別できない。

レパートリー

2010-05-29 21:36:32 | 日常
ディナンの二次予選課題曲であるスェルツの「コテカン」を練習し始めた。

スェルツの作品はこれまでに「クロノス」、「ウズメの踊り」を演奏したことがあるが、どの曲も音域を広く使い、また急速なパッセージがありとても難しいが、どれも華やかで元気の出る作品だ。

この「コテカン」もレパートリーにできるよう取り組んでいきたい。

洗足高校授業2010年度(第8回)

2010-05-28 23:07:24 | 洗足
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授業メモ
視聴CD : 伊藤康英:幻想的協奏曲(須川展也)
音域を固定した音階(長調、短調)
・H.Klosé: 25 Études de Mécanisme (No.4)
・J-Ph.Rameau: Le temple de la gloire
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午後は大学生のレッスン、ファンファーレバンドの練習に伺った。
ファンファーレバンドは来週本番とのことで、仕上がりも上々、来週から臨時練習も入るとのことで、益々良くなってくるだろう。
心配なのが動員数で、たくさんの方に聴いていただきたい。

今日は日中とても天気が良かったので、昼食は5号館前の中庭で買ってきたパンをいただいた。
写真はその中庭。

休日に

2010-05-27 19:42:33 | 日常
今日は久しぶりにお休みをいただき、一日中ずっと家で過ごし、せっかくのお休みなのでフランス語も勉強したいが、それ以上に練習もしなければならないので練習曲をずっと吹いた。

年齢とともに音楽の様々な経験も蓄積されてきたためか、和声の流れや曲の進行をある程度予測することができて、学生の頃よりは譜読みも早くなったが、無駄に楽器を吹かなくなったせいか、学生の頃よりもキレが悪くなったような気がする。
どこがどのようにということではなく漠然とした印象ではあるが、昔と比較して明らかに練習時間が減っているためだと思う。

忙しくなってもしっかり鍛錬していかなければと思った一日だった。

aussiとnon plus

2010-05-26 21:51:28 | フランセ
フランス語の問題集を見ていたところ、以下のようなものがあった。

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B氏のセリフとして適したものを下の1~3の中から選べ。

A氏: この肉料理を作ったのはきみの妻なの?
B氏: ~~~
A氏: ぼくの妻もだ。

1. いや、ぼくだよ。
2. いや、妻は料理をしないんだよ。
3. うん、妻は料理がすきなんだ。
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ちなみにA氏のセリフおよび1~3のセリフはフランス語で書いてある。

正解は3で、日本語で考えれば2でも間違いではないのだが、フランス語で見ると「ぼくの妻もだ。」が"Ma famme aussi."と書かれており、その"aussi"が3の答えを導き出すヒントとなる。
もし2を正解とするならば、先程のセリフが"Ma famme non plus."となる。

私はそのことをすっかり忘れていて正解を見るまで気づかなかった。
そうした日本語にない要素をしっかり覚えていくことがこれから重要になるのかもしれない。

練習曲の

2010-05-25 23:43:05 | 尚美
尚美レッスン日。
来月初旬に初見、音階、練習曲の実技試験があり、レッスンもそれに向けたものとなる。

練習曲漬けの日々はモチベーションも下がりやすく、気分が沈んだ状態では練習しても出来るものも出来ずにもどかしい思いをすることもよくある。

技術を磨いて完璧な演奏というものも目指すところかもしれないが、練習曲の単調な曲想にも調性や和声の流れに目を向けられればと思っている。

尚美授業2010年度(第6回)

2010-05-24 23:40:13 | 尚美
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授業メモ
1,2限
本2 ベーシックトレーニング
視聴CD : 伊藤康英:幻想的協奏曲(須川展也)
音域を固定した音階(長調、短調)
・H.Klosé: 25 Études de Mécanisme (No.3,4)
・J-Ph.Rameau: Le temple de la gloire

3限
本1~総3 室内楽
・F et M. Jeanjean: Quatuor 1mov.
・P.Sciortino: Danse Païenne
・P.Lantier : Andante et Scherzetto
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来週はクオーター最後の授業となり、形だけでも試験や授業内発表会を行うので、その準備を行った。
体調を崩す学生も多くみられ、忙しいながらも気持ちで負けないように応援していきたい。

donner

2010-05-23 21:33:39 | 日常
今日はバンド音教があり、渋谷の東京都児童会館で開催された「子供のための音楽会」に18人編成吹奏楽(指揮無し)で参加した。

雨にもかかわらずほぼ満席で、いつも行っている楽しい名曲や楽器紹介など、子供やご父兄の賑わいの中で楽しく演奏で来た。

「私たちは演奏会を開く。」をフランス語で書くと"Nous donnons un concert."となるが、"donnons"の不定詞(原形)である動詞donnerは「催す」という意味の他に「与える」という意味もあり、今日のような演奏会のなかにも我々も何かを与えられているのかと、ぼんやり考えながら演奏していた。

le monde nocturne

2010-05-22 23:23:58 | 日常
今日は洗足で補講を行い、そのあと新横浜の隣駅の小机のパブで同級生だった友人のライブに足を運んだ。

尚美時代では私と同様にクラシックを学んでいたが、卒業後はジャズ方面に転身、現在は仕事の傍らでジャズやロカビリーでライブを行ったりしているそうだ。

今日はピアノとのジャズセッション、更にギター&ヴォーカルとのセッションを聴き、学生の頃を想い出しながら、21時から始まった夜の世界、大人の世界に浸かった。

洗足高校授業2010年度(第7回)

2010-05-21 23:01:12 | 洗足
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授業メモ
視聴CD : P.Maurice: Tableaux de Provence(J-M.Londeix)
音階:音域を固定した音階(長調)
・H.Klosé: 25 Études de Mécanisme (No.3)
・J-Ph.Rameau: Le temple de la gloire
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授業では基礎練習を軸にして様々な練習や話をしているが、リードの管理や選び方、マウスピースや調整等、楽器の事についてもいつか言及していきたいと思っている。

写真は大学キャンバスの花壇。

3年前の映像

2010-05-20 23:24:41 | sax関係
尚美ネットTVというものがあり、学校にかかわるイベントの際にはここから放送されるもので、過去の私の映像も残っているので左にリンクをはった。

自分自身の演奏を聴くのは恥ずかしいものではあるが、音だけではなく映像も見ることができるのはとてもありがたい。
また我ながらではあるが、ブラームスなどはよく練られていると思った。
今の自分ならもう少し幅広く演奏できるのではと思いながら当時のブログを読み返してみるとこんなことが書いてあった。

「例えば、ブラームスの第三楽章のレントラーは、テンポの問題だけではなく、フレーズのイントネーションが大変重要だ。
特に冒頭の旋律では、二拍目の裏の音のとらえ方と強さによってフレーズの印象が変化するのだと、本番中に気付いた。」


これは今最も意識していることで、もしかしたらこの本番は自分自身にとってかけがえのない瞬間だったのではと思う。

マウスピース選定

2010-05-19 20:37:23 | sax関係
先日アクタスにてマウスピースの選定を行ってきた。

バンドーレンではS15, SL3, SL4, A17, A28, AL3, AL4, T20, B35, BL3を、
セルマーではソプラノの170, アルトの170, 180をそれぞれ数本ずつ選んだ。

アクタス店頭やオンラインショッピングで少しずつ販売していくそうで、お買い上げいただいた方には私のCDも付いてくる。

練習曲

2010-05-18 23:14:32 | 尚美
尚美レッスン日。

来月初旬の試験に向けて練習曲の練習に熱が入るが、火曜日はなぜか学生と話し込んでしまうことが多く予定時間を大幅に押してしまうことが多い。

レッスン終了後は閉館時間までの小一時間あったので私も練習曲を練習した。
私は学生の頃コンクールに追われていたため練習曲をあまり勉強しておらず、今になって少しずつ進めている。
現在は「スースマンの30の大技術練習曲」、「ベーム、テルシャック、フュルステノーの53の練習曲」を練習し、そして今日アカデミアでマシスの「6つの練習奇想曲」を買った。

尚美授業2010年度(第5回)

2010-05-17 23:23:25 | 尚美
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授業メモ
1,2限
本2 ベーシックトレーニング
視聴CD : P.Maurice: Tableaux de Provence(J-M.Londeix)
・J-M.Londeix : Exercices Mécaniques (cahier2 B)
・H.Klosé: 25 Études de Mécanisme (No.3)
・J-Ph.Rameau: Le temple de la gloire

3限
本1~総3 室内楽
・P.Lantier : Andante et Scherzetto
・P.Sciortino: Danse Païenne
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新しい年度になり、授業も軌道に乗ってきたところではあるが、体調不良の学生や忙し過ぎる学生など、問題も色々出てきた。

写真は校名が変わり看板も新しくなった校舎。