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hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

ソプラノのTFキー

2017-03-31 05:24:37 | sax_セルマー
私は「ファ♯(ソ♭)」のTFキーを用いた指使いを、使えるときには積極的に使ってきたが、ことにソプラノのシリーズ(ジュビリー)IIIにおいては、トーンホールが小さく、さらに開きが狭いと、すぐに水がたまって音が出なくなってしまう。

今度調整していただく際、試しに開きを大きくしてみようかと思っている。

繊細なバリトン

2017-01-11 00:05:59 | sax_セルマー
私のバリトンはセルマーのジュビリー3だが、この楽器は他のモデルと比較してネックが軽く、また本体の形状も独特なものだ。

ネックの強度が弱く、マウスピースや本体へのジョイントで、持ち方が悪かったり、強い力で強引に抜き差しすると曲がってしまう。

また本体を持つ際、他の楽器をでは中心のシャフトが密集している部分を握ることが多いが、この楽器でそれをしてしまうとシャフトが曲がり、キーの形状も変わり、塞がりが悪くなるだけではなく、乱暴に持つと管体がヘコむこともあるようだ。

これだけリスクの高い繊細過ぎる楽器ではあるが、この楽器でなければ出来ないこと、この楽器でなければ出せない音がある。

グラナディラのエンドプラグ

2015-09-11 00:01:11 | sax_セルマー
写真は私が使用しているエンドプラグ(ボディキャップ)。




オーボエやクラリネットの管体と同様のグラナディラ製で、シックな見た目と、オクターヴキー連動部分のガードもされて気に入っている。

しかし問題点もあり、木製ゆえ、温度や湿度に応じてわずかに膨張することがあり、管体を締め付けて取り外しづらくなってしまうことがある。
アルトは小さいので、さほど問題ないが、テナーは抜けなくなってしまうこともあったので、その対策としてテナーだけ養生テープを貼っていただいた。



オーボエやクラリネットの奏者たちが、「管体の割れ」に細心の注意を払っていることを、このような場面で私も思い知ることになった。

バリトンのネック

2015-09-09 00:00:39 | sax_セルマー
写真は私のバリトンサックスのネック。

旧来のネックより薄く、形状も独特なため、マウスピースを乱暴に抜き差しすると簡単に曲がってしまう。

そして本体へのジョイント部分も溶接でつないでいるため、そちらも力任せに抜き差しすると、やはり簡単に取れてしまい、大変デリケートだ。

その分、繊細な表現もできるのではないかと期待しつつ、これからも吹きこんでいきたい。

新しいモデル

2013-06-26 21:32:36 | sax_セルマー
セルマーから"Concept"という新しいモデルのマウスピースが発売されるそうで、セルマーのホームーページにも紹介されている。

開発にあたり、世界中の奏者に試作品の試奏を依頼し、私のもとにも送っていただきいくつか意見を述べさせてもらった。





リードを付けた状態でも立たせられる形状だそうで、切り口が斜めになっている。

オープニングは1.48mm、フェイシングは24mmのロング。
チェンバーの形は丸形。

ちなみにS90の170のオープニングが1.40mm、180は1.50mm、フェイシングはどちらも22mm。

アルトのみで、テナーやソプラノなどは出ていない。
これからアルトの売れ行きやニーズによって開発が進められるのではと思う。

セルマーゲージ

2012-05-23 23:11:44 | sax_セルマー
今日は楽器選定、調整、バリトンサックス借用のため横浜の野中貿易山田町倉庫へ。

私もお世話になっている札幌の三響楽器様用の楽器を選定。


ジュビリーII, III, リファレンスを選定した。

その間に私のアルトを調整していただき、私はこれから少し挑戦しようと思い、すべてのキーのオープニングを正規のサイズに広げていただいた。


セルマーには、この正規のサイズというものがあり、それは他社に比べて驚くほど広く、そうすることにより音が明るく、この楽器のカラーがしっかり出てくるのだが、音程が高めになりコントロールが難しくなる。

多くの奏者が、少しずつ開き具合を調節してカスタマイズしてしていくのだが、私の楽器は最初から全体的に開きが狭く、サイドキーを使った音と低音域の音程が低すぎてバランスが悪いと感じ、思い切ってこの開きをリセットしようと思い立った次第。

仕上がった直後に吹いてみて、低音域の音程がずいぶん改善されたが、吹き心地も変わり、これからいばらの道になっていくような気がした。

詳しくは、追って少しずつ書いていきたい。

バリトンサックスも受け取って外に出たら、なんと小串先生が。


小串先生のハツラツとした笑顔を見て元気が出た。

ジュビリーのテナー

2010-03-23 20:41:27 | sax_セルマー
先日、セルマーから新しく出たジュビリーのテナーを選定させていただいた。

ジュビリー3を3本、シリーズ3を2本の計5本揃えていただき、選定と同時にそれぞれのモデルの特徴を注意深く試奏した。

そのジュビリーの感想だが、クリアラッカーからゴールドラッカーに変更されたことで、見た目も然りで重厚感が増したような気がした。
それに対し、これまでのシリーズ3は透明感や華やかさが際立っていたのだと改めて感じた。

ラッカーの仕上げの違いにより吹奏感も若干抵抗が増したような気がしたが、しかし他メーカーと比較したとしても恐らく許容範囲なのではないかと思う。
アルトやソプラノ等に関しても同じような傾向なのだと思うが、特にテナーに関しては音色が豊かになり好印象だった。

説明会

2010-03-13 23:55:49 | sax_セルマー
今日は久しぶりにアクタスに伺い、マウスピース選定やレッスンを行い、夜には新モデル「ジュビリー」説明会に伺った。

新しい楽器なので、賛否両論あると思うが、これから新たなスタンダードになるのかと思う。

その後は「アンサンブルの会」の恒例となりつつあるワイン会に参加し、渋谷の隠れ家的なブラッセリーで色々な話をして盛り上がった。

写真はジュビリー説明会後、楽器に集まる人たちの様子。

オクターヴキー

2008-05-30 23:11:40 | sax_セルマー
私の楽器(シリーズ3)のオクターヴキー部分。

現行モデルでは少し形が変わっているようだが、この楽器は初期のシーソー型になっている。

シリーズ3アルトは、このオクターヴキーが複雑で、賛否両論あるが、しっかり調整してもらえば扱いやすい。

楽器選定

2008-05-14 22:14:05 | sax_セルマー
今日は野中貿易へ伺い、楽器選定を行なった。

シリーズ2、3を10本ずつ、計20選定した。

シリーズ3は真ん中「ド」の音程や全体の抵抗感を、シリーズ2は開放の音や低音が豊かに響く楽器を中心に選定した。

全国の楽器店へと運ばれていくそうだ。
ありがたいことだ。

季刊誌

2008-04-03 21:49:30 | sax_セルマー
昨日セルマーの話題にふれたら、今日タイミング良くセルマー社から年に一度くらい発行される季刊誌が届いた。

英語とフランス語なので、詳しく読むことができないのだが、シリーズ3バリトンが掲載されていた。
「演奏家と研究者により5年間の歳月をかけて完成させた。」とある。

他にはキーの形状等が写真入りで掲載されている。
ホームページにはまだ掲載されていないようだ。

セルマーホームページ

2008-04-02 22:16:20 | sax_セルマー
調べ物をしていてセルマーのホームページに行ってみたところ、リニューアルされていた。

プレイヤーの紹介もされていて、その中に私も掲載されていて驚いた。
そう言えば一年以上前にセルマーからメールが来て、写真やプロフィールを送った覚えがある。

中高生の頃、セルマーの楽器やミュールに憧れて、プロの世界を夢見ていたことを思い出す。
今になって、こうしてセルマー看板プレイヤーの一員になっていることは光栄であるし、感慨深いものがある。

各国のプレイヤーの紹介と、1922年(モデル22)から2001年(シリーズ3)までの製造番号の一覧が出ていておもしろい。

パール交換

2008-02-06 22:26:36 | sax_セルマー
私のシリーズ3は先週から野中貿易技術部に入院していたのだが、今朝無事に退院した。
バランス調整と右手のパールを交換をお願いしていたのだ。

以前のパールは磨り減ってしまい、台座の淵まで磨り減ってしまっていた。

写真は新しいパールと、磨り減った台座を写したのだが、ピンボケしてしまった。
以前のパールはほとんど平らになってしまっていたのだが、新しいパールは指に吸付くようにフィットして気持ち良い。

この楽器は2003年夏から使っており、今年の夏で足掛け五年になる。
昨夏にはオーバーホールをし、全てのタンポを交換した。
楽器そのものは大事に使用しているため、十分に輝きを保っているが、点検や部品交換等、計画的に行って長く使用したい。

バネ

2007-08-29 23:02:30 | sax_セルマー
今は、シリーズ2とシリーズ3をほぼ同じくらいの頻度で使用している。
今日になって気づいたことだが、私が使用しているこの2つの楽器はキーのバネの強さが違い、シリーズ2は若干バネが柔らかく、シリーズ3は強くキーアクションが硬い。
意識して変えているわけではなく、結果的にそうなってしまったようだ。

思い返してみると、シリーズ3を使用し始めた頃、中音域「レ」~「ファ」を思い切り大きく吹くと、Tfキーが共鳴し振動てしまい、それを抑えるために、Tfキーを中心に、特に右手のバネを全体的に強くしてもらったことを思い出した。

実は、指の形を変えたあたりから、シリーズ3を使用すると、右手のそれぞれの指先がジンジンと痛みだしていた。
原因を考えたとき、どうやら自分にとってこのバネが強すぎるのではないかと思うようになってきた。

もしかしたらキーを動かす速さにも影響が出ているのかもしれない。
最近では、5月に演奏した長生淳の八重奏曲、7月に演奏したスェルツのウズメの踊りはシリーズ2を使用していた。
なぜシリーズ2なのかということについては、あまり深く考えず感覚的な部分で選んでいたのだが、この二曲は技術的な難曲だ。
軽快に演奏したかったので、ラッカー(シリーズ2)か金メッキ(シリーズ3)かといった問題もあるが、もしかしたら無意識に、軽快に指を動かせる楽器というものを選んでいたということも考えられる。

タンポ

2007-08-04 23:00:50 | sax_セルマー
セルマーのタンポはベタつきやすく、トーンホールに張り付いてしまうことがよくある。
新しい楽器や、オーバーホールした際のタンポが新しい状態の時、また湿度が高いとその状態は甚だしい。

原因はタンポに撥水加工を施しているためなのだそうだ。

張り付いてしまうのは、気密性の高い証拠でもあるので、致しかたないのかもしれないが、ベタつきをとるための製品も市販されているそうなので、あまりに気になるときには試してみるとよいと思う。

ヤマハのパウダーペーパーを使用する際、パウダーのついている面をタンポ側ではなく、トーンホール側にして噛ませて使用すると、タンポも汚れずベタつきもとれて良いそうだ。