hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

修士課程学位審査会

2012-01-31 23:13:14 | 藝大
昨日に続き尚美でレッスン。

試験日程の詳細が決まって張り出されたようで、学生たちもいよいよ火が付いてきた。
練習棟の地下でブートリーを炎のように練習している学生や、2階ではラーションやマスランカの超絶高音域をずっと練習している学生等々、感心してしまう。

午後のレッスンは休講させてもらい藝大へ。
大学院の卒業試験である修士課程学位審査会が第6ホールで開催された。

一人30分程のプログラムで5名の演奏。
冨岡先生もお越しいただいた中で、皆渾身の演奏を披露し感動的だったのと同時に、聴きながら私自身色々考えるところもあった。
日本の数多の音大の中で、やはりこの大学がリードしていくべきなのだと思うが、そんな重圧を背負っている学生たちに私は何をしてあげられるのだろうか。

そんな悶々とした考えを巡らせながら夜は再び尚美に戻りレッスン。
ノンストップの日々はもう少し続く。

尚美授業2011年度(第25回)

2012-01-30 22:59:56 | 尚美
*****************************
授業メモ

4限
本、総1~総3 アンサンブル技法
八重奏
矢代秋雄:古典組曲

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
四重奏(+Dipエキストラ)
Jean-Baptiste Singelée: Quatuor I,II
*****************************

昨夜、福井県大会の審査を終えて帰途へ。
雪景色の写真をたくさん撮ったので、何かの折にご紹介したいと思う。

今日はいつもの尚美授業とレッスン。
4限のアンサンブルでは来月の発表会に向けて動き始める。

授業後はレッスンをして、少し時間が出来たので練習してようと準備のため廊下に出たところディプロマの学生にばったり会い、明後日開催される室内楽発表会のチラシをいただいた。


~コンセルヴァトアールディプロマ科管打楽器専攻サクソフォン室内楽発表会~
2/1(水)16:30~
尚美バリオホール

曲目
グラズノフ:四重奏曲
ラヴェル:クープランの墓
ラクール:四重奏曲
リゲティ:六つのバガテル 他

パイプオルガン

2012-01-29 07:55:50 | 日常
昨日から福井県立音楽堂ハーモニーホールふくいに於いて、アンサンブルコンテスト福井県大会の審査。

一日目は午後からだったので、私は早めにホールに入り楽屋で練習させていただいた。


練習中、ホールからパイプオルガンの音が聴こえたので見に行ってみると、私と同じように練習している人がいた。


後から聞いたのだが、結果発表までの待ち時間で、このパイプオルガンの演奏が行われるとのこと。
このオルガニストはこのホールの職員でもあるのだそうだ。
確かにこんなに立派な楽器がホールにあるのだから、このような機会に本物の音と演奏を聴くというのは素晴らしいことだと思った。

昼食は豪華なお弁当。

日本海側

2012-01-28 08:15:05 | 日常
昨日、洗足で高校の授業、レッスンをしたあと新幹線に乗り込み、米原から特急しらさぎに乗り換えて日本海側へ。

今日から始まるアンサンブルコンテストのため、福井県鯖江市にやってきた。




数日前から天気が荒れ模様で、雪が凄く、駅からホテルまで歩くのもひと苦労だった。




朝起きたら、ホテルからの風景が美しかった。

洗足高校授業2011年度(第25回)

2012-01-27 22:13:14 | 洗足
*****************************
授業メモ
・視聴CD: 伊藤康英:幻想的協奏曲 (sax: 須川展也)
・分散和音:C,a,F,d,B,g,Es,c,As,f
・L.Blément: 20 Études Mélodiques No.20 2頁目
*****************************

今日も大講堂を広々と使用。

レッスンやこの授業で音階を取り入れていることもあり、生徒たちの基礎力も上がってきたように感じた。
元々やる気のある生徒ばかりではあるのだが、来年度はどのように授業を進めていこうか考えなければならないだろう。

一、二年生後期実技試験

2012-01-26 19:12:38 | 藝大
今日は藝大の一、二年生と別科の実技試験だった。

サックス専攻生は計9名。
一年生3名はデニソフII,III、ブリヤンスII,III,IV、ロベールを演奏し、本当に一年生かと思うほどの難曲が並んだ。

二年生4名はデュボワの協奏曲I、デザンクロ2名、デニソフII,IIIで、聴かせるのが難しいリスクの高い曲。

別科一年生1名はエスケッシュのリュット、別科二年生1名はブリヤンスI,II,IVを聴かせてくれた。

先週のレッスンでは、仕上がり怪しいところもあり少し心配しながら今日の試験を聴かせてもらったが、難しい曲もキッチリ形にして聴かせてくれて、彼らのプロ根性を垣間見てうれしかった。

私の門下ではない学生たちも前期から比べて更に磨きがかかり、一人ひとりの成長がしっかりと確認できた一日だった。

採点する先生も須川先生、大城先生、私、平野先生とサックスの先生が勢揃いした。

お昼は須川先生、学生数名とキャッスル食堂でランチ。
学生たちと、私までもが須川先生にご馳走になってしまい恐縮だったが、久しぶりにゆっくりしゃべりながら昼食を楽しんだ。

午後、私はレッスンしたが、いつもより早めに帰宅。
学生たちは2/13(月)の定期演奏会に向けて合わせを行うそうだ。

洗足おさらい会

2012-01-25 23:50:10 | 洗足
洗足では気が付いたら授業とレッスンがすでに終了し、試験期間に入っていた。

副科レッスンは先週で終了。
今日はお昼すぎから補講を行い、夜はアンサンブルシティでおさらい会をした。
来週から実技試験が始まり、洗足は年に一度しか実技試験がないため、緊張感も高く、そこにかける意気込みも相当なものだ。

おさらい会終了後は、久しぶりに出演した学生と聴きに来てくれた学生とで長江飯店へ。






散歩とおやつ

2012-01-24 23:54:49 | 尚美
今日は尚美の火曜日レッスン。

朝一の生徒から連絡があり、昨夜の積雪の影響でバスも電車も動かず学校にたどりつけないそうで欠席。
また体調が悪く、インフルエンザの疑いがある学生も欠席。
試験も近いので養生して、ベストな状態で臨んでほしいと願うばかりだ。

いつもより空き時間ができたので、散歩がてら用足しのため郵便局へ。
文京区役所内の郵便局へ。


少し甘いものが食べたくなり後楽園駅方面へ。
昨日の雪がまだ残っていた。




珍しくマクドナルドへ行き、ちまたで話題になっているブルーベリークリームチーズパイを買ってみた。


程よい甘さでとてもおいしかった。
クーポン使用して一つ90円、294K

尚美授業2011年度(第24回)

2012-01-23 23:48:28 | 尚美
*****************************
授業メモ

4限
本、総1~総3 アンサンブル技法
四重奏
Patrice Sciortino: Danse Païenne
Robert Clerisse: Cache-cache
Jean-Baptiste Singelée: Quatuor I,II

5限
本、総2 ベーシックトレーニング
四重奏(+Dipエキストラ)
Jean Rivier: Grave et Presto
*****************************

今日は授業の後、ディプロマ一年生のレッスン。
ディプロマも実技試験を来週に控えている。
このディプロマの実技試験の特徴は、予め学生が20分程度(時間内なら複数曲でも可)のプログラムを2パターン提出し、試験の2週間前にどちらかのプログラムを指定され、先日そのプログラムが決定し、今はその準備に余念がない。

そのレッスンの後は卒業生の演奏会を聴きに恵比寿へ。



駅前の演奏会ができるおしゃれで大きなカフェで、尚美の卒業生である小林正憲くん、牧祐介くんのデュオコンサートが開催された。

小林くんは函館出身で、彼が高校生の頃、数回レッスンしたときからの付き合いで、その頃から尚美の学生時代を経て、今では立派に演奏会を開催し、またその演奏も素晴らしかった。
後輩である尚美の学生たちもたくさん来場し、良い刺激になったと思う。
これからの活躍を期待しつつ、私は早々に帰路へ。

いつのまにか外には雪が。

第28回SHOBI高校生ソロ・アンサンブルコンテスト

2012-01-22 20:12:58 | 尚美
今日はバリオホールに於いて尚美主催で高校生のためのソロ、アンサンブルコンテストが開催された。



録音審査を通過した高校生がこの日、ソロやアンサンブルで演奏を披露してくれて、私も審査させていただいた。

今は全国的にアンサンブルコンテストが行われており、その同じメンバーで参加することも可能だが、尚美の特色はジャンルや編成を問わず、PAを使用したジャズコンボや弦楽合奏もあり楽しく聴かせていただいた。

アンサンブルやソロで素晴らしい演奏が続いたが、弦楽ピアノ十重奏で演奏していた「ルパン三世のテーマ」が特に新鮮で印象に残った。

そしてお昼には中村先生が注文してくださった近所のお弁当屋さんの手作りお弁当もおいしかった。

モチベーション

2012-01-21 23:45:05 | 日常
今日はアクタスで高校生をレッスンした。

進路について悩んでいたようで、お母様と一緒にわざわざ北海道から来てくれた。

私が高校生だった頃を思い出しながら、その時の自分とは比較にならないほどのレベルの高さに驚いた。

音大を受験するということで話がまとまり、これからがんばることは勿論なのだが、意欲やモチベーションを維持するため、自分自身のマインドと向き合う日々になり、楽器を吹くだけの練習だけではなく、いつも目的、意欲、興味を持ち続けるためには何をすべきか、何を考えるかを探求することが大事になるだろう。

洗足高校授業2011年度(第24回)

2012-01-20 22:54:49 | 洗足
*****************************
授業メモ
・視聴CD: Edison Denisov: Sonate (sax:武藤賢一郎 pf:藤井一興)
・音階: 3度の平行音階
・L.Blément: 20 Études Mélodiques No.6最終頁、No.20最初の頁
*****************************

先週は大講堂を広々と使わせていただいたが、今日は大学の一号館のレッスン室だった。


ピアノ科のレッスン室で、あまり広くない上にグランドピアノが2台、生徒が3名。

窓の外は雪だった。


寒かった。

あと数回

2012-01-19 23:20:56 | 藝大
今日は藝大レッスン。

そして今日もキャッスルのスペシャル定食。


来週は一、二年生の実技試験ということもあり、いつも以上に細かく聴かせてもらって今日も予定時間をずいぶん押して迷惑をかけてしまった。

今年度のレッスンもあと数回。
学生たちはその後、東京文化会館に於いて定期演奏会を行う。





学生たちにとってはもう少し慌ただしい日が続く。

マーチングと学指揮

2012-01-18 23:33:42 | 尚美
昨日の尚美での吹奏楽演習発表会のため、本番時間と重なりレッスンできなかった学生を今日補講。

そして夜は昨日の続きで、マーチングコースステージ、学生指揮による吹奏楽指導実習研究発表会が行われた。

マーチングには聴講生として参加していた私の門下生などもステージではメンバー同様に演目をこなしていた。
バリオホールの、マーチングするには狭いステージ上を、凄いスピードでフォーメーションを作り出していてとても興味深く、また学生から話を聞いたところ、華やかな表舞台とは対照的に裏では移動や着替えで戦争状態とのことで、そんな姿も想像しながら見て楽しんだ。

続く学指揮ステージではそれぞれの4年生指揮者が万感の思いを込めながら指揮していて、またそれに応える学生バンドが感動的だった。

尚美で作曲や指揮法担当の広瀬勇人先生、音楽史担当の八木澤教司先生の作品も取り上げられたり、また自作の曲を披露してくれた学生、そしてクラリネットの学生がサックスの協奏曲をとブートリーのディベルティメントを取り上げてくれて、それもまたソロとバンドに一体感があり素晴らしい演奏だった。

吹奏楽演習発表会

2012-01-17 23:06:16 | 尚美
今日も尚美のレッスン。

夜はバリオホールに吹奏楽演習の発表会が行われた。
今回はA.リードの作品を中心としたプログラム構成で、中でも波多江先生独奏のバラードはやはり素晴らしかった。
他にもナレーションを用いた清水大輔作曲「マイ・フェロー・アメリカンズ」もストーリーと集中力のある作品で、いつもの演奏会よりもお客様も多くとても良い演奏会だった。

明日はマーチングと学生指揮による発表会となる。